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【2019年10月19日(土)朝刊】より



   ■ 科学に興味持って…ノーベル賞・梶田さん室工大で講演

 素粒子のニュートリノ研究で2015年(平成27年)にノーベル物理学賞を受賞した、東京大学宇宙線研究所長の梶田隆章さん(60)が18日、室蘭市水元町の室蘭工業大学で講演。研究を振り返りながら、研究対象に興味を持ち続ける大切さを説いた。

 室蘭工大が学生や市民を対象に開催している蘭岳セミナーの24回目。大学創立70周年の目玉事業として特に企画した。会場の同大体育館には学生や市民ら940人が足を運んだ。

 梶田さんは講演で、岐阜県飛騨市神岡町の観測施設「スーパーカミオカンデ」で、宇宙から到達するニュートリノが質量を持つことを証明する「ニュートリノ振動」の発見に10年以上を費やした、と振り返った。「ほかの電子などと比べ100億倍以上軽いニュートリノの質量が素粒子の世界や宇宙をより深く理解するカギとなる」と強調し、「科学研究は本当に素晴らしい。多くの若い皆さんに興味を持ってもらい、研究に参加してほしい」と呼び掛けた。

 講演後、理論物理に興味を持ち、梶田さんの著書を読んで素粒子が3世代ある意味を質問した機械航空創造系学科3年の冨山航さん(23)は「ニュートリノに関する疑問点を直接聞くことができた。(梶田さんは)親しみやすく、当たり前ながら自分たちと同じ人間なのだとうれしくなりました」と実感を込めた。現在はロボディクス分野での研究を視野に勉強を重ねているが「物理への興味は変わらない。今後に生かしたい」と学ぶ意欲をかきたてられた様子だった。
(野村英史)





   ■ 子どもたちを守り続けます、功労者に室蘭市が感謝状

 室蘭市内で長年にわたり子どもを守る活動に貢献してきた功労者への感謝状贈呈式が18日、市役所であり、出席者らは今後の活動継続に意欲をみせた。

 不審者パトロールや児童の登下校の見守りなどに携わってきた功労者に昨年度から感謝状を贈っており、今年は寺島豊さん(78)=大沢町=、山形明政さん(89)=高砂町=、新倉静雄さん(83)=水元町=、藤田清さん(78)=母恋南町=の4人が受け取った。

 贈呈式には3人が出席し、活動のエピソードなどをそれぞれ語った。大沢地区で児童の登下校を見守っている寺島さんは「子どもたちの元気な声を聞けたらつらいことはありません」と語る。

 水元地区で毎朝街頭パトロールを行う山形さんは「少し活動を休んだだけで、逆に児童が心配してくれます。休むことができません」と笑みを浮かべた。同地区で街頭パトロールなど子どもを守る活動を47年間続けている新倉さんは「元気なうちはこれからも続けます」と意気込んだ。

 感謝状を手渡した小泉賢一副市長は「市内では小学校の統合といった環境変化があるが、これからも引き続きよろしくお願いします」と述べた。
(林帆南)





   ■ 不燃ごみに大量の電池、室蘭・メルトタワー21で調査

 西いぶり広域連合などのごみ質分別調査が17日、室蘭市石川町の西胆振地域広域連合廃棄物処理施設「メルトタワー21」で行われ、収集車で運び込まれた不燃ごみと可燃ごみの分別状況を確認した。不燃ごみには、混入により発火の恐れがある電池類が大量に入っていた。

 「電池がどんどん出てくるじゃないか」。乾電池、スマートフォンに内蔵されたリチウムイオン電池、工具のバッテリー電池。調査に集まった関係者は金属製や陶器くずなど不燃ごみの中から次々と電池類を見つけ、ため息をついた。

 電池は本来、透明な袋に「電池」と表示し、ほかのごみと分けて指定日に出す必要がある。電池の分別は、リサイクルを進めるほか、強い衝撃により発火する恐れがあるためだ。

 西胆振環境などによると、電池類の回収量は通常1カ月でドラム缶3缶ほどだったが、昨年の胆振東部地震以降は倍増。広域連合の担当者は「電池の量が増え、不燃ごみに混じる電池も増えている」という。

 メルトタワー21では昨年度、発生した火災5件を含め43件の発火現象が確認され、その多くは電池類が原因という。本年度は火災は発生していないが、既に発火現象が40件以上あった。

 広域連合は電池やスプレー缶、使い捨てライターなど火災原因として強く疑われるものを「危険ごみ」と区分し処理することを検討している。同連合の藤谷大生主幹は「まずは危険なものの分別方法の周知に努め、意識を高めていく必要がある」と話した。

 分別調査は、施設の効率的な運転を目的に毎年実施。本年度は地域住民らで構成される住民監視委員会のメンバーら約10人が参加し、収集車7台(可燃4台、不燃3台)を調べた。
(林帆南)





   ■ 業務改善活動の成果競う―室蘭でQCサークル大会

 QCサークル(小集団改善活動)北海道支部主催の「QCサークル大会―室蘭」が18日、室蘭市輪西町の市民会館で開かれ、18チーム約300人が業務改善活動の発表で成果を競った。

 QC活動は、企業内の小グループで自主的に取り組む品質管理の取り組み。同日の事例発表は同会館の3会場で行われ、各グループは原因分析や数値データなどを図や表にまとめ解説した。

 日鉄テックスエンジのチームは、日本製鉄室蘭製鉄所構内で実施したコークス工場にある選炭雨水排水配管の取り替え作業で、同サークルが取り替え方法の確立やノズル詰まりの減少を目指した一連の活動を説明。工程の工夫などで作業時間を1日短縮した上でコスト削減に成功し「粘り強く取り組み作業を安全迅速に行えた。今後も改善に取り組みたい」と強調した。

 特別講演では、北海道日本ハムファイターズ事業統括本部コミュニティリレーション部の牧谷宇佐美氏が、セルフコントロールをテーマに、プロ野球経験を踏まえながら指導法や自己研さんの考え方を説いた。
(粟島暁浩)

 入賞サークルは次の通り。

 ▽最優秀賞 ヤマトサトル(トヨタ自動車北海道)、ハマナス(新和産業)、プレハブ11(トヨタ自動車士別試験場)
 ▽優秀賞 コンフィアンサーズ(ダイナックス)、PB―1(日鉄ファーストテック)、セクション(産業振興)、シム(トヨタ自動車北海道)、ロスカット(陣上工業)、ナマ〜ラ・オササ〜ル(出光興産北海道製油所)
 ▽審査員特別賞 インスペクター(日本製鉄室蘭製鉄所)、すずらん(幌清)、ありんこ(有楽製菓札幌工場)





   ■ 怪しげな生物…登別・マリンパークでハロウィーン水槽

 登別マリンパークニクス(登別市登別東町)は17日から、インフォメーションカウンター前にある企画水槽でハロウィーンをテーマにした生物の展示をスタートした。ミイラ男や骸骨をイメージした怪しげな生物が来場者の目を楽しませている。31日まで。

 企画水槽では、毎月季節行事にちなんだ生物を展示している。今回は、骨が透けて見える体が特徴的なイトヒキテンジクダイ(20匹)を骸骨に見立てた。体に海藻などを着けてカムフラージュするモクズショイ(5匹)は、ハロウィーンカラーの紫やオレンジなどの毛糸をまとう様子がミイラ男を連想させる。 

 きょう19日から、ハロウィーン期間(31日まで)限定で入園の際、カボチャを持参することで入園料を割り引く「かぼちゃ割」をスタート。同施設では「消費税が上がってもお得なので、ぜひ活用を」と呼び掛けている。問い合わせは同施設、電話0143・83局3800番へ。
(高橋紀孝)





   ■ いきいき「一致団結」、伊達市長生大学が運動会

 伊達市長生大学(学長・影山吉則教育長)の運動会が松ヶ枝町の市総合体育館で開かれ、学生らがスポーツを通して交流を深めた。

 同大学や伊達赤十字看護専門学校の学生約160人が参加。4チームに分かれ、9種目で争った。

 このうち、「一致団結」ではチームごとに10人が列をつくり、ボールを手渡す速さを競う競技。参加者たちはできるだけ早く、頭の上や体の横からボールを次のチームメートに渡し、トップを目指していた。

 ほかにも、お玉に入れたピンポン球を運ぶ「落とさないように」や紅白玉入れなどで盛り上がった。
(池田勇人)





   ■ 決死の遡上、豊浦・インディアン水車公園で目を引く

 豊浦町浜町のインディアン水車公園で、遡上(そじょう)するサケの姿が行楽客らの目を引いている。婚姻色になり、子孫を残すために傷だらけになりながら川を上っているサケを観察できる。

 同公園は、貫気別川を上るサケの捕獲施設として整備されている。川から蓄養槽に誘導されたサケは、捕獲されてふ化場に運ばれ、受精の作業が行われる。

 蓄養槽には観察窓があり、サケの様子が分かる。産卵期を迎えたサケを楽しむ観光客らでにぎわっている。貫気別川では懸命に遡上するサケを写真に収めようと、カメラを構える人の姿もあった。

 いぶり噴火湾漁協豊浦支所によると、遡上は11月にかけてピークを迎え、12月上旬まで続くという。数、大きさともに例年並みという。
(池田勇人)





   ■ 少数激戦最後の一日へ、あす白老町議会議員選挙投開票

 任期満了に伴う白老町議選(定数14)は、あす20日投開票が行われる。現職11人、新人4人が選挙戦を繰り広げている。同日午後11時ごろ、大勢が判明する見通し。

 立候補しているのは無所属11人、公明党2人、共産党2人。女性は2人。投票所は社台生活館、白老中央公民館、萩野公民館、竹浦コミュニティセンター、虎杖浜生活館、川沿生活館、北吉原本町生活館、萩野児童館、しらおい経済センターの9カ所。投票時間は午前7時〜午後8時。

 町総合体育館で午後9時15分から開票作業が行われる。14日現在の選挙人名簿登録者は男性7157人、女性7859人の合わせて1万5016人。前回(2015年)の町議選投票率は56・9%。
(富士雄志)






【2019年10月19日(土)夕刊】より


   ■ ぬくもりあふれる300点―室蘭・「布ごっこ」が作品展

 着物や帯の布を小物にリメイクしている「布ごっこ」(菅井啓子代表、9人)の作品展が、室蘭市中島町の市民活動センターで26日まで開かれている。会員たちの全て手縫いで作った布小物が約300点並んでいる。

 「布ごっこ」は2009年(平成21年)から活動開始。現在は9人で登別市民活動センター・のぼりんを拠点に活動している。古くなった着物や帯などをほどき、十二支やだるま、門松、羽子板などを置物、壁掛けを作った。来場者は「見ごたえがある」「どれもかわいい」と作品を眺めている。

 菅井代表は「今回は10年前の展示会で展示した作品も並べています。ぜひ見に来て」と呼び掛けている。入場無料。
(坂本綾子)



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