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【2019年4月24日(水)朝刊】より



   ■ 大岡技研室蘭第2工場が竣工、関係者ら完成祝う

 自動車用精密鍛造歯車メーカーの大岡技研(本社愛知)が、室蘭市仲町の日本製鉄室蘭製鉄所構内に建設した室蘭第2工場の竣工(しゅんこう)式が23日、現地で行われ来賓、関係者ら約40人が新工場の完成を祝った。

 竣工式で大岡由典代表取締役社長は「室蘭の生産能力は2014年(平成26年)の第1工場稼働以来、弊社トップクラスに成長した。工場を設備と仕事で埋めるため、営業努力を重ねていきたい。室蘭から世界へ、満足いただける製品をさらに増やし、地域を盛り上げていきたい」と室蘭の生産態勢強化へ決意を述べた。
(菅原啓)


◆―― 新たにAT車部品製造

 自動車向け精密鍛造歯車の大岡技研(本社愛知、大岡由典代表取締役社長)は23日、室蘭市仲町の日本製鉄室蘭製鉄所構内に新設した室蘭第2工場を公開した。オートマチックトランスミッション(AT)車用製品の製造ラインを新設し、2年後には月間110万個へ増産する計画も明らかにした。

 新工場は、第1工場の隣接地1万6300平方メートルに建設し、第1工場とほぼ同規模の約8千平方メートル。主にスポーツ多目的車(SUV)向けのマニュアルトランスミッション(MT)車用の大型製品を製造する、熱間鍛造3500トンプレスと熱処理設備、冷間鍛造ラインを新設した。3月から稼働を開始している。

 室蘭製鉄所から材料供給を受け、フォルクスワーゲンなど欧州の大手自動車メーカーを中心に、主にMT車向け鍛造歯車を製造する。欧州や新興国で人気の高いSUV向け製品の需要が伸びており、室蘭は第1工場と合わせ2019年度に月間85万個、21年度は110万個まで増やす計画。現在140人の従業員も2年後には180人まで増員を予定している。

 新工場にはAT車用製品用に切削旋盤ラインを初めて導入。今後の需要動向を見据え、米国向けのAT車部品の製造に力を入れる。室蘭で切削技術者を採用し、本社で技術を身に付けてもらい、室蘭に配属させる。計画的に熱間・冷間鍛造ライン、切削ラインを増設し、MT・AT用に加え新規品や、電気自動車(EV)向け部品にも将来的に対応していく考えだ。

 竣工(しゅんこう)式終了後、会見した大岡社長は「室蘭は新しい工場だが、生産性の伸び率が高く、従業員の努力が今回の第2工場新設につながった。米中貿易摩擦の影響もあるが、20年度以降は回復する見通し」と説明。室蘭の生産体制について「AT車や新規品のラインも立ち上げる。生産が伸びれば、室蘭をはじめ地元企業との取引も広げていく」と金型部品の発注などで地元企業の活用拡大の見通しも示した。
(菅原啓)





   ■ 室蘭和太鼓會が白鳥台を“ドンドン”盛り上げたい

 室蘭地域の小、中、高校生でつくる和太鼓グループ・室蘭和太鼓曾(かい)(櫛引秀明代表)。練習拠点を閉館した市青少年研修センターから、室蘭市白鳥台2の白蘭小学校に移した。桜まつりなど地域イベントに長年出演するゆかりの地で、「太鼓を通じて白鳥台を盛り上げたい」と練習に励んでいる。

 1995年(平成7年)に発足した同曾。同センターで技術を磨き、全国コンクールに出場するほど実力を伸ばしている。昨年11月末の閉館とともに練習場所を探し、市の事業として夜間に体育館を開放する同校を拠点に再スタートを切った。

 今月8日に練習を再開した。締太鼓と長胴太鼓に分かれた子どもたちは、「ドン、ドン、ドドン、ドドンドドン」と小気味よく響かせ、音の大きさやリズムを確認。森元紫乃さん=登別明日中等教育学校4回生=は、「余韻が残るいい響きだった。お客さんに喜んでもらえるよう、これからも練習に励みたい」と意欲を見せた。

 5月の桜まつりや8月のフェスティバルに10年以上出演するなど、白鳥台地域で長く活動している。スーパー撤退や人口減による地域の衰退が懸念される中で櫛引代表は、「住民の皆さんからいつも温かな拍手を頂いている。太鼓を通じて白鳥台を盛り上げていきたい」。来月19日には、北公園で開かれる恒例の桜まつりに出演。3曲ほど演奏する予定だ。

 メンバーを募集している。練習日は毎週月曜日で、時間は午後6時半〜同8時半。問い合わせは事務局のホテルサンルート室蘭、電話0143・43局2333番へ。
(小林正律)





   ■ 来月4、5日に室蘭コスプレカーニバル開催

 室蘭コスプレカーニバル2019(同実行委員会主催)が5月4、5の両日、室蘭市幸町の室ガス文化センターをメイン会場に開かれる。有名な漫画家の原画展示や講演・ライブドローイングなどがある。

 毎年9月に実施しているが、胆振東部地震の発生で、昨年の開催を自粛。その代替えとして5月に行う。

 イベントでは、学生時代を室蘭で過ごした漫画家の中山昌亮さんの原画展を蘭西ギャラリーで開催。両日ともに午前10時〜午後3時。「不安の種」や「後遺症ラジオ」などで知られており、原画約20枚を展示する。

 4日には交流会も企画。5日には漫画家のいがらしゆみこさんと、中山さんの講演・ライブドローイングを午後2時から同センターで開く。来場者からの質問を受けるほか、作品制作での裏話の披露やプロジェクターで投影して絵を描く。

 このほか、市立室蘭水族館がコスプレ撮影ロケーションとして利用できる。

 同実行委の西野敬史さんは「コスプレやアニメでもっと室蘭を活性化していきたい。気軽に来てほしい」と呼び掛けている。

 入場料はフリーパスで大人500円、子ども200円。問い合わせは西野さん、携帯電話090・2059・0425へ。





   ■ 室蘭・旧港北児童センターに会館機能を移行へ

 室蘭・港北町会(須田貞文会長、675世帯)は20日、2019年度定期総会を同町会館で開いた。港北地区連合町会が旧港北児童センターの譲渡を受け、港北町会が同町会館から同センターに会館機能を移行するため、市と調整していることを報告した。

 同町会によると、同町会館は1965年(昭和40年)に建設され、老朽化が進んでいる。駐車場もなく、会館までの道路が急坂で、利用者から移転新築の声が上がった。ただ、会館建設に必要な場所の確保が難しく、自力建設を断念。市から同地区連に同センターの譲渡の打診があったため、使用を決めた。

 同センターは、本年度中に譲渡される予定。利用する港北町会と港北梅の台町会が合同で管理運営を行う方向で検討。本年度中には会館機能を移す考え。また、トイレや厨房(ちゅうぼう)の設置など、必要に応じて改修工事も行う予定。

 総会には約80人が出席。議事では盆踊りや港北まつりの開催などを含む、19年度事業計画を承認した。役員改選では、副会長に小林重治さんを経理部長兼務で新任。他の3役は再任した。任期は2年。
(池田勇人)





   ■ 登別・キウシト湿原が20日に今季オープン

 希少な動植物が生息するキウシト湿原(登別市若山町)が20日、今季オープンした。来場者が貴重な生き物に目を凝らしていた。

 同湿原は、2015年(平成27年)4月開園。レッドデータ(絶滅の恐れのある野生生物)種を含む多様な動植物を観察することができる。16年に来場者1万人を突破。17年12月に登別景観・みどり遺産の第1号に指定されている。NPO法人キウシト湿原・登別が運営している。

 今季初日、まず注目を集めたのは、立ち入りが制限されているエリアから採集されたエゾサンショウウオの卵。ビジターセンターに展示しており、体長1センチほどの幼生が薄い膜に包まれている。伊達から訪れたという男性は「昔は白老の山奥でも頻繁に見かけたよ」と話した。営業時間は午前9時半から午後5時まで。毎週月曜日は休園。

 一般公開していない保全エリアに入り、ミズバショウなどを見学する観察会が28、29の両日ともに午前10時から、同湿原で行われる。定員は各日30人。

 問い合わせは同法人、携帯電話090・8632・3715へ。
(石川昌希)





   ■ 伊達の不動寺書道会生徒たちが新元号祝い“書き初め”

 新元号が「令和」に決まり、伊達市で20日、市内の書道教室に通う生徒たちが新元号を“書き初め”した。思い思いの「令和」の二文字が躍った。

 新元号を祝おうと、同市鹿島町の不動寺(平田賢弘住職)内にある不動寺書道会が企画。同書道会を主宰する住職の母・平田翠園さんの指導を受けて小学生は楷書、中学生は行書、高校生は草書、社会人は隷書などで新元号を半紙に書いた。

 伊達中学校1年の石川暖乃さん(12)は「平和の『和』が入っているのでいいなと思った。平成が終わるのは寂しいですが、令和とともに中学生になれたのはうれしい。平成以上に明るい出来事があって、国と国の問題が解決するような時代になってほしい」と話していた。

 翠園さんは「新元号にある『和』の文字の通り、子どもたちに優しい気持ちを持って育ってほしいですね」と願っていた。
(野村英史)





   ■ 伊達の自然ガイド、江川さんが連休中に独自ツアー

 北海道アウトドアガイドの自然ガイドや洞爺湖有珠火山マイスターとして活躍する江川理恵さん(伊達市在住)が、伊達市の自然を舞台にした独自のガイドツアーを始める。第1弾は有珠地区の岬めぐりがテーマ。「春の潮風に吹かれ、春の草花や野鳥に出合いませんか」と参加を呼び掛けている。

 瀬戸内海に浮かぶ離島に生まれ育ち、「伊達の景色が好きでたまらない」と約30年前に移り住んだ。現在、伊達や洞爺湖、有珠山を活動エリアに自然ガイドやインストラクターとして活動する。有珠の地形の成り立ちに興味を持ち「いつかは自分なりのガイドツアーをやりたい」と構想を温めてきた。

 ツアー「岬めぐりと春の妖精に出会う旅」は28日〜5月3日の毎日、午前9時〜同11時45分(28日と5月2日は午後も開催)の全8回。江川さんの案内で有珠地区にあるポロノット岬やアルトリ岬(イソキソキ)を徒歩で巡る。

 木々が芽吹く前のため海岸線をはっきり見ることができ、地形の成り立ちを観察しながら、景観美に迫る。散策路ではアズマイチゲやキバナノアマナなどの春の野草も観賞できるという。江川さんは「有珠の地形の面白さを知ってほしい」と話している。

 希望者は参加日当日の午前8時50分までに、道の駅だて歴史の杜(松ヶ枝町)に集合する。料金は中学生以上3千円、小学生2千円、幼児千円。各回2人以上6人まで対応する。風を通しにくいジャケットと帽子を身に着け、飲み物や汗ふきなどは各自持参する。希望者は開催日の2日前までにメール、電話で申し込む。

 申し込み、問い合わせはメール(rietty@sea.plala.or.jp)、携帯電話090・2074・3807へ。
(野村英史)





   ■ 白老・ウポポイ開設まで1年、国立博物館の進捗率70%

 白老町のポロト湖畔で整備が進められている、アイヌ文化復興のナショナルセンター・象徴空間「ウポポイ」は、北日本初の国立博物館となる国立アイヌ民族博物館が工事進捗(しんちょく)率約70%、体験学習館、慰霊施設はほぼ完成するなど工事は順調に進んでいる。総工費は約200億円。きょう24日で一般公開までちょうど1年。23日、報道機関を対象にした現地説明会が開かれ、象徴空間を運営するアイヌ民族文化財団の現地拠点となっている白老の旧社台小では伝統芸能上演プログラムの練習の様子などが披露された。

 象徴空間の核施設となる国立アイヌ民族博物館は地上3階、延べ床面積約8600平方メートル、間口は約130メートル。外観はポロト湖周囲に広がるすり鉢状の山並みや自然林と緩やかに連続するような形状になる。現在、屋根と外壁の仕上げ作業中。年内完成を目指している。

 500〜600人を収容できる体験交流ホールの工事進捗率は約25%。現在、鉄骨の組み立てを行っている。5月下旬から屋根の施工に入る。ステージ背面はガラス張りでポロト湖を望むことができる。修学旅行など団体客が、伝統的食事の試食や木彫り、刺しゅうなどが体験できる体験学習館の工事進捗率は約98%。50人が入れる部屋を8部屋造る。

 来場者を安全・円滑に誘導する象徴空間の入り口となるエントランス棟の工事進捗率は約70%。入場券の販売や飲食・物販、団体客向けのガイダンスなどの機能を持つ。団体ではなく一般来訪者向けの工房の工事進捗率は約70%。内部仕上げを施工中。アイヌの伝統的生活空間が体験できる「伝統的コタン」は、かやぶきのチセ(伝統的家屋)3棟の建設に今後着手する。

 ポロト湖東方の高台に整備される慰霊施設は、アイヌの人々の遺骨、副葬品などを収容する墓所となる建物の工事進捗率が約95%。外壁にはアイヌ民族の墓標をイメージした装飾が施されている。慰霊行事を行う施設は既に完成している。

 戸田安彦町長は「ウポポイは白老だけのものではなく、全国のアイヌの人たちの文化復興の拠点として整備されるものです。本町としても、ウポポイを訪れた人たちに満足いただけるよう白老駅、駅とウポポイをつなげる自由通路やインフォメーション、宿泊、飲食、物販施設を有する駅北観光商業ゾーンなど周辺整備ほか、おもてなしガイドの育成や体験プログラムの開発など、ソフト面も含めて受け入れ態勢の充実に取り組みます」とのコメントを発表した。
(富士雄志)


◆―― 「あと1年」準備着々

 民族共生象徴空間「ウポポイ」の開設まであと1年に迫り、公益財団法人アイヌ民族文化財団(中村睦男理事長)の現地拠点を担っている白老の旧社台小では、国立アイヌ民族博物館の展示、公演プログラムなどの準備を進めている。展示物を新たに制作したり、公演で披露する伝統舞踊の習熟に励んだりと、アイヌ文化を国内外に発信する作業が盛んに行われている。

 同博物館は、来年4月に開設される民族共生象徴空間「ウポポイ」の主要施設。同法人が旧社台小を拠点に、伝統芸能の公演プログラムや体験交流、展示内容などの検討を進めている。

 展示内容は固まりつつあり、アイヌ民族の生活様式や文化などを把握できる内容が主眼となっている。マキリと呼ばれる刀は、木のほか動物の骨などを用いており、長さはおおむね10センチ程度。女性用の装身具、酒を用いた儀式に使うイクパスイなどを並べる予定。木の皮や布などを使用した民族衣装は、文様により作られた地域が把握できる内容だ。このほか伝統的なござ、アイヌ文様を施した彫り物や刺しゅうなど、同博物館を飾るディスプレー用の展示物を急ピッチで準備している。

 ステージで披露する舞踊公演の準備も行われている。舞台の大きさは16メートル四方。1公演当たり40分を予定している。旧社台小体育館では、舞台上を想定してスタッフが踊りの動作を確認。映像が残っている伝統舞踊を参考にしているほか、音声のみの場合は、受け継がれている踊りをベースとしながらも、独創性を加えた新旧織り交ぜた内容を想定している。

 同財団民族共生象徴空間運営本部の村木美幸本部長代理は23日、「それぞれの地域で受け継がれてきた踊りがあり、意見を聞きながら復元していきたい。開設まであと1年となり、しっかり準備を整えていきたい」と話した。

 同博物館では、基本展示室にアイヌの人たちの視点で語る六つのテーマに沿って、過去から現代までを一体的に紹介する。各テーマに対応した「子ども展示」の準備も予定しており、体感的にアイヌ文化を学ぶ仕組みも進める考えだ。
(石川昌希)






【2019年4月24日(水)夕刊】より


   ■ 室蘭カレーラーメンの会が「令和」を記念し新事業

 室蘭カレーラーメンの会(小柳富資会長)の2019年度定期総会が23日、室蘭市海岸町の室蘭観光協会で開かれた。新元号制定の記念イベントの実施などを承認した。

 会員6人が出席。小柳会長は「新元号が令和に決まった。『か』を付けて『か令和(カレーは)、室蘭カレーラーメン』を合言葉に精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。

 記念イベントの詳細は今後決める考え。また、新元号を祝う紙エプロンを製作する。さらに、加盟店を紹介した食べ歩きマップの更新と配布を行う。

 市中島スポーツセンターのスケートリンクの氷の下にロゴマークのめんばる君をあしらう広告設置について検討。ザ・スタンプラリー2019(6月中旬から10月末募集、11月上旬抽選)の継続開催なども決定した。
(池田勇人)



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