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【2017年2月22日(水)朝刊】より



   ■ 室蘭でシップリサイクル国際セミ、素形材産業と連携を

 使用を終えた大型船を解体して鉄を再利用するシップリサイクルの国内事業化の可能性を考える「第7回シップリサイクル国際セミナー」(室蘭工業大学主催)が21日、室蘭市宮の森町の蓬らい殿で開かれた。NPO法人シップリサイクル室蘭理事長の清水一道同大教授は基調講演の中で、素形材産業とのコラボレーション(共同作業)による事業化案を示した。

 市民約150人が参加。空閑良壽(くが・よしかず)同大学長が「地域産業活性化の観点からシップリサイクルの事業化には期待している」とあいさつした。

 登壇した清水教授は、2010年(平成22年)に室蘭で行った自動車運搬船解体実験の費用(3億9千万円)などを事例に、コスト圧縮の必要性を指摘。「インドなどの主要解体国と比べて人件費が高い日本では、シップリサイクルだけでの利益確保は難しい。高品質の鉄スクラップを使う素形材産業とのコラボレーションが必要だ」と指摘。解体した船舶の鉄を生かすビジネスモデル構築の重要性を訴えた。

 具体的な方法として、同大が中心となって進める事業「鋳物シンジケート」を紹介。大手企業の鋳物部材発注を中小企業に振り分け、同大発のベンチャー企業が品質を管理する同事業の概要を説明し、「中国やインドがまねできない耐熱・耐摩耗材料を売り、日本全体で得られる利益を考える必要がある」と方向性を示した。

 このほか、国土交通省海事局船舶産業課の池田圭佑計画係長らが、シップリサイクル条約発効に向けた国の取り組みや世界の動向を説明した。
(池田勇人)





   ■ 高齢者「詐欺注意を」、室蘭の病院で初啓発

 室蘭署、室蘭登別防犯協会連合会、室蘭市は21日、市立室蘭総合病院で、特殊詐欺被害防止の啓発活動を行い、来院の高齢者に注意を呼び掛けた。病院での啓発活動は同署管内(室蘭、登別両市)では初めて。

 同活動は、1800万円の被害をはじめ、2月に入って未遂も含め高齢者を狙った特殊詐欺事件の続発を契機に緊急的に行われた。広く啓発するために比較的高齢者の利用が多い病院で行った。

 同院1階ロビーで同署署員ら5人が「『喉にポリープができた』『会社のお金や書類をなくした』などの言葉は詐欺を疑ってください」と呼び掛け、約150枚のチラシなどを配布した。

 受け取った室蘭市八丁平の60代の主婦は「自分は詐欺に引っかからないと思っているが、もしわが子を名乗られたら分からない」と気を引き締めていた。

 室蘭署などは28日まで、室蘭市内の病院での啓発や同市老人クラブ連合会研修会で防犯講話を行う予定。
(西川悠也)





   ■ きらめく工場夜景、旧室蘭駅舎で写真パネル展始まる

 工場夜景の日(2月23日)を記念した工場夜景写真パネル展が21日から室蘭市海岸町の旧室蘭駅舎で始まり、JXエネルギー室蘭製造所の幻想的な明かりなどが会場を彩っている。3月5日まで。

 会場では全国の工場夜景都市の紹介パネルや「工場夜景・美の祭典」フォトコンテスト入賞作品、「撮りフェスin室蘭2016」出展作など約40点を展示。来場者には室蘭観光推進連絡会議が製作した夜景ポスターをプレゼントしている。

 室蘭観光協会の仲嶋憲一事務局長は「まち明かりとは違う立体感のある光と、それによって刺激される想像力が工場夜景の何よりの魅力。室蘭の活性化に生かしていきたい」と今後の抱負を語った。

 工場夜景の日に合わせ、コミュニティー放送局「FMびゅー」が23日午後6時半から、工場夜景の楽しみ方などを伝える特別番組を放送する。
(遠田爽平)





   ■ 逆上がり「決めた」、室蘭・蘭体操クラブで発表会

 蘭体操クラブ(畠山正満代表)の発表会が20日、室蘭市宮の森町の同クラブで始まった。25日まで行われ、生徒たちが習得した技の数々を披露している。

 同クラブには4〜13歳の約180人が所属。幼児、児童、難度の高い技も習う「ステップアップ」の3クラスのいずれかで練習を重ねている。発表会は主に鉄棒、跳び箱、マットの3種目が行われる。

 21日には幼児、児童クラスのうち13人が参加。跳び箱は、この日集まった子どもたちにとってはもっとも高い8段に挑戦した。助走で勢いをつけてジャンプ、無事着地を決めると、ビデオカメラを構える親たちから拍手を受けていた。

 マットの側転や鉄棒の逆上がりなども華麗に決め、子どもたちはこれまでの練習の成果を存分に発揮していた。
(吉本大樹)





   ■ 登別・鷲別小新校舎で内覧会、津波対策に住民ら感心

 昨年12月に完成した登別市鷲別小学校新校舎の地域内覧会が21日に開かれた。津波対策として4階建て校舎の屋上が海抜20・8メートルあり、屋内非常階段を設置したほか、屋内避難所となった際の防災備蓄庫などを備えたのが最大の特徴。内装は木を基調とし、ぬくもりが漂う。今年4月に供用開始する。

 同校校舎は1958年(昭和33年)に建設されたが、耐震工事が難しいとして、建て替え工事を実施。2014年度(平成26年度)に体育館の改築工事を行い、15年度から校舎の建て替え工事に着手。昨年12月に完成した。

 新校舎は旧校舎の南側に位置。鉄筋コンクリート造り4階建てで、延べ床面積は5361・53平方メートル。総事業費は17億円。市内小中学校の校舎で最も高層で、校舎屋上の海抜は20・8メートルあり、津波避難ビルとして活用する。また、防災備蓄庫や簡易シャワー、炊き出し場、洗濯場なども整備され、洪水や土砂災害などが発生した場合の屋内避難所としても使用される。

 地域コミュニティーを深める機能も備えている。1階には、PTAやボランティア活動、世代間交流などで利用できる特別活動室や多目的ホールを設置し、学校の授業で利用しない時間帯・曜日などに地域の活動の場として利用できる。

 このほか、校舎屋上に太陽光パネルを設置し、児童の環境学習に活用するほか、防犯カメラや児童用玄関の一部に電子施錠を採用、防犯対策にも配慮している。神谷博達校長は「新しい校舎の機能を生かして、子どもたちが安心して学習できる環境をつくっていきたい」と話していた。
(高橋紀孝)





   ■ 伊達市が地域活動参加支援、新たなコミュニティ創出

 伊達市は2017年度(平成29年度)、地域で活動する団体やサークル活動の情報を発信したり、新たな活動の組織づくりやマッチングなどの相談に応じる窓口の開設に向けた準備を始める。新たな地域コミュニティの創出に向けた取り組みで、都市部に暮らす高齢者が移住する際の受け皿となる西胆振版CCRC(生涯活躍のまち)のモデル事業としても期待されている。

 地域コミュニティの創出は、菊谷秀吉市長が公約の柱の一つに掲げた。自治会など旧来の地域基盤に代わり、趣味のサークルによる仲間づくりを通してコミュニティの再生を目指す。自治会や老人クラブは、敷居の高さを理由に参加者が減少の一途をたどっていて「気楽な活動であれば参加したい」というニーズに応える。

 市社会福祉協議会が昨年度、その担い手となって、初心者向けのマージャン教室やタブレット教室などを開講。高齢者を中心とした受講者が講座終了後にはサークルを立ち上げる動きが見られるなど、狙った成果が表れた。

 市は、社協の取り組みを引き継いで17年度、市内にある、さまざまな団体やサークル活動の情報収集、整理から始める。集めた情報は、画像や動画とともにインターネット上で発信し、参加を促す計画。対象は若者世代にも広げ、新たな活動の組織づくりやマッチングなどの相談を一手に引き受ける支援窓口の開設を目指している。

 「60歳を過ぎているけどピアノを習ってみたい」「写真を勉強してみたいけど、プロみたいな人がいるサークルは避けたい」などの潜在的なニーズを受けて、講師を紹介したり、同じような仲間を探している人を結び付けることを狙っている。 

 西胆振3市3町が連携して進める、首都圏などに住む高齢者が移住する際の受け皿となるCCRC構想では、高齢者の受け入れにより、地元住民といかに共生していくかといった課題が生じることが予想される。

 菊谷秀吉市長は21日の新年度予算案発表で「新たな地域コミュニティの創出に3市3町が取り組むことで、魅力ある時間の使い方を示し、西胆振に住みたいというようになるのが理想」と語った。
(野村英史)





   ■ 日本一の秘境駅「小幌」の豊浦町管理を1年更新

 豊浦町とJR北海道は21日、2016年度(平成28年)から1年間で実施した、「日本一の秘境駅」と呼ばれるJR室蘭線小幌駅の維持管理業務を4月以降も、引き続き町が実施する協定書を締結した。期間は4月1日から来年3月31日。

 協定書は、村井洋一豊浦町長と島田修JR北海道社長の連名。調印式は同町役場であり、村井町長とJR北海道の戸川達雄鉄道事業本部駅業務部長が協定書を取り交わした。

 村井町長は締結に安どしながら感謝を述べ「小幌駅は豊浦観光振興の核となる。モニターツアーの評判もいい。町内のほかの資源と組み合わせ魅力を伝えたい」、JRの戸川部長は「大変適切に真(しん)摯(し)に駅の点検や安全確保など維持管理に取り組んでくれた。存続できたことは大きな意義のあることで、感謝している」と話した。

 JR北海道は15年に小幌駅の廃止方針を提示。観光振興を基幹産業に育てたい町は、強く存続を望んだ。町の維持管理費負担に加え、人的支援の表明が決め手となり16年3月に1年間に限り協定を結んだ。

 町職員が月2回の点検の実施や5月の大型連休、夏休み期間など繁忙期に警備員を配置し安全面に配慮した。16年度は駅の維持管理費として約470万円を充てたが、17年度はやや下回る額を見込む。更新は1年間となっている。
(奥村憲史)





   ■ 白老町のし尿処理施設更新へ、経費削減と効率性向上

 白老町は1969年(昭和44年)の供与開始から47年を経過し、建物、機械、電気設備など施設全体の老朽化が著しいし尿処理施設(町内高砂)を更新する。単独処理施設として新築するより事業費削減につながり、下水と共同処理することで一元管理が可能になり、ランニングコストの軽減にもつながる「MICS(汚水処理施設共同整備)事業」によって実施する。

 し尿処理施設はくみ取りや合併浄化槽で出たし尿や汚泥を1日平均約23キロリットル処理している。供用開始から47年が経過し、施設の老朽化が著しく「いつ止まってもおかしくない状況」(上下水道課)にあるが、財源の確保が大きな壁となり、これまで更新できなかった。

 しかし、国の社会資本整備総合交付金の補助メニューの一つである「MICS事業」を活用すると、改築事業費や維持管理費の削減と効率性の向上が図られる。事業費は約9億円、このうち町の持ち出しは約4千万円。し尿処理施設を単独で更新しようとする場合は補助金がないため、町の持ち出しは約20億円と試算されている。

 現在、別工程の下水処理と一元化する「汚泥混合調整槽」を導入する。これにより消化タンクや汚泥脱水機、汚泥乾燥機といった場外搬出に至るし尿処理と下水処理の工程が一元化される。このほかし尿処理の搬入車受け入れ室、沈砂・受け入れ槽、破砕ポンプ、きょう雑物除去装置といった前処理施設の「浄化槽汚泥等受け入れ施設」を新設する。

 2017年度(平成29年度)に設計、18、19年度の2カ年で建設し、20年度の稼働を目指している。
(富士雄志)






【2017年2月22日(水)夕刊】より


   ■ 夢の5億円…グリーンジャンボ宝くじが室蘭でも発売

 1等と前後賞を合わせて5億円が当たる「グリーンジャンボ宝くじ」が22日、全国一斉に発売された。室蘭市内でも、幸運を夢見る市民が次々とくじを買い求めていた。

 室蘭市東町の室蘭イオンチャンスセンターでは、午前10時の開店に合わせ、市民が訪れた。同市舟見町の主婦(67)は「5億円が当たったら、古い家の修理や旅行に使いたい」と笑顔を見せていた。

 当選金額は1等(3億円)14本、1等の前後賞(1億円)28本、2等(2千万円)42本など。1等5千万円の「グリーンジャンボミニ5000万」も同時発売された。

 いずれも1枚300円。販売は3月17日まで。抽せんは同24日に徳島県郷土文化会館(徳島市)で行われる。
(池田勇人)



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