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【2017年4月24日(月)朝刊】より



   ■ 来年の移設に向け室蘭市がSL保存技術の受け継ぎ開始

 40年以上にわたり親しまれている室蘭市青少年科学館の蒸気機関車(SL)。(仮称)環境科学館・図書館の建設に伴い、2018年(平成30年)6月ごろに海岸町の旧室蘭駅舎公園内に移設される。本年度は移設先の上屋設計、活用事業や課題の洗い出しを行うほか、職員による保存技術の受け継ぎも始まった。移設への動きが本格化している。

 科学館のSLは1940年(昭和15年)11月に旧国鉄苗穂工場(札幌)で造られた“デゴイチ”こと「D51・560」。除煙板に白鳥が描かれていたことから「白鳥号」の愛称もある。全長は約20メートルで重量は石炭などを積まない空車時で約90トン。引退翌年の75年3月に旧国鉄から無償貸与を受け、翌月から展示を始めた。

 建造から80年近くが経過し老朽化が進んでいるが、技術的には移設が可能。「鉄道とともに発展した歩みを明確にし、旧室蘭駅舎といった鉄道資産と一体的な活用を図る」(市教委)観点から移設となった。

 概算事業費は、移設自体に1100万円、移設先の基礎や上屋整備などに3200万円の計4300万円。本年度は上屋の実施設計費などとして420万円を予算計上している。上屋は歴史的建造物である旧室蘭駅舎と景観的な調和を考慮する。

 移設費用は一般的な寄付やふるさと納税、インターネット上で賛同者を募るクラウドファンディングで調達する予定だが、今年に入り、PCB廃棄物処理基本計画変更に伴う国庫補助金も活用できる可能性が出てきた。市議会議員からは「補助金の対象になるのなら、外部負担を求めず市の責任で行うべき」との声も出ており、対応が注目される。

 現時点で挙がっている課題は、移設後の管理と活用策。現在は国鉄OBの「SL保存室蘭機友会」が月1度のペースでメンテナンスしているが、メンバーが高齢化しており技術の伝承が急務となっている。

 このため、市は今月20日、職員が機友会とともに保存作業に当たり、メンバーが長年培った“熟練の技”をビデオに収めた。生涯学習課は「一般の人でも体験できる機会がつくれるのでは」と好感触。今後も共同作業を行う考えだ。また、SLを展示している小樽市総合博物館と三笠鉄道村を視察し、管理の参考とする。

 活用策は写生会の題材や社会見学の一環、SLと旧駅舎を活用した体験参加型事業が挙がっており、旧駅舎内の鉄道関連展示も構成を見直し再配置する方針。しかし青写真は見えておらず「移設して終わり」としない取り組みが描けるかが重要になる。

 「一世一代」といえるSL移設とその後の保存・活用策。移設まで残された約1年の間にどれだけ施策を煮詰めることができるか。スピード感を持った作業が求められている。
(有田太一郎)





   ■ 室蘭にミニ四駆カフェ登場、大ファンの花山さんが起業

 ミニ四駆を満喫しながら飲食が楽しめる娯楽施設「CAFE&BARあそびば」が、室蘭市東町3・12・8のイタンキ漁港近くにオープンした。元自動車販売会社勤務の花山克敏さん(32)=幕西町=が起業した。ボードゲームが楽しめるのも特徴。室蘭では珍しい業態で、注目を集めている。

 サラリーマンとして忙しく働き30代を迎える中「このままあと30年働く自分が想像できなかった。簡単ではないが、何か自分で挑戦したかった」と起業を思い立った。

 ミニ四駆サーキット場運営と飲食店を組み合わせた、地方では珍しい店を目指した。「ご飯を食べながらミニ四駆やボードゲームを楽しむ、とにかく長く居られる場」をコンセプトに位置付けた。

 ミニ四駆との出会いは小学4年生の時。「当時は爆発的に流行していた。ディーラー勤務もミニ四駆の影響。一時下火になったが、昔楽しんだ世代が大人になり再ブームになっている」。商機と感じた。

 昨春、仕事をしながら起業に向けた準備に入ったが、困難の連続だった。飛び込んだ金融機関からは計画に“駄目出し”された。金融、商議所、支援機関に何度も通い、計画をブラッシュアップした。

 店舗は「予算の関係」でイタンキ漁港近くの元建設会社事務所(プレハブ造り2階建て)を借り、改修した。2階の30畳にはこだわりのサーキットを設置した。販売も行っている。

 カフェスペースの1階では自ら調理するイタリアの軽食パニーニや白老牛ハンバーガー、パスタ類などを提供している。アルコールやソフトドリンクは飲み放題も設定した。

 ボードゲームのレンタルも売り。1階別棟に個室3室を用意し、各6人掛けテーブルを設置した。仲間と酒や食事を楽しみながら興じることが可能。今後はなじみの薄い海外物のゲームも導入を予定する。

 30日には初めてのミニ四駆大会も企画した。花山さんは「誰もやっていないスタイルで勝負したかった。多くの人に遊びにきてほしい」と話している。

 営業時間は平日が午後3時〜午前1時で、土・日・祝日が正午〜午後8時。月曜が定休日。サーキット利用は大人4時間千円など。詳細は同店、電話0143・83局4693番へ。
(鞠子理人)





   ■ 室蘭・震災経験のM田さんが陶芸展で十勝支援

 森町在住の陶芸家、M田啓塑さんの陶芸展「一緒に手をとりあってTOKACHI」が23日から、室蘭市中島町のグリンデパートで始まった。昨年夏に北海道を襲った台風被害のチャリティー展。皿やマグカップなど、縁起が良いとされる赤をアクセントに使った作品が並んでいる。28日午後4時まで。

 大阪出身で阪神・淡路大震災も経験したM田さん。帯広市の藤丸百貨店で作品展を開催している縁もあり、チャリティー展として開催することを決めた。売り上げの一部は復興のために寄付するという。

 今年は皿や茶わん、マグカップなど、新作60点を含む180点を展示。縁に赤を配色した小鉢やキャンドルフォルダー、赤の絵柄の大皿などが市民を楽しませている。

 今回は通常より20%ほど安く販売している。伊達市舟岡町の団体職員、三井睦美さん(52)は「価格が安くて普段使いもできる。毎年買っています」と笑顔だった。
(池田勇人)





   ■ 室蘭・市民健康マラソンと駅伝で270人が健脚競う

 室蘭市の第42回市民健康マラソン&ザ・駅伝(室蘭市体育協会主催)が23日、入江運動公園陸上競技場で行われ、市民が健康ランニングや駅伝を通して体力づくりを楽しんだ。

 この日の室蘭地方は朝から青空の広がる絶好のコンディション。1キロ、3キロ、5キロ、ザ・駅伝の4種目に270人が出場した。「ここ10年では最高の出場者」(体協)。開会式では同協会の村木一夫会長のあいさつと準備体操に続いて、午前10時に1キロの部の子どもたちが元気いっぱいにコースに飛び出した。

 コースは同競技場と周辺の周回ロード。1キロレースでは小学3年生以下の児童58人も力走。25チームが出場した駅伝では、小学生以下、中学生以上、ファミリーの部に分かれ、3人1組で3・7キロ区間のたすきをつないだ。お菓子のたすきや米国のトランプ大統領のお面のチームも登場するなど、ユニークな演出にはパフォーマンス賞が贈られた。
(高橋昭博)

 結果は次の通り。

 ▽1キロの部(小学3年生以下の部) (1)宇都宮桃奈(2)小林和奏(3)鳴海詩音▽同(小学4年生以上の部) (1)吹越秀翔(2)武田愛結花(3)小林桜夾▽3キロの部 (1)坂本実(2)青木伸(3)川又健太郎▽5キロの部 (1)川嶋隆志(2)水越孝幸(3)千葉融▽ザ・駅伝(小学生以下の部) (1)北海道AC(2)室蘭陸上少年団(3)北海道AC・B▽同(中学生以上の部) (1)室蘭入江RCメンズ(2)木田千代の湯ーず(3)桜蘭▽同(ファミリーの部) (1)新藤ファミリー(2)河原ファミリー(3)北海道ACファミリー





   ■ 華麗な旋律に来場者魅了、エルム楽器が登別で演奏会

 エルム楽器室蘭支店主催の「スプリングトリオコンサート」が23日、登別市若山町のイオン登別店で開かれ、同支店で行われているヤマハ大人の音楽レッスンの講師らがクラシックやジャズ、J―POPなど幅広いジャンルの曲を披露し、来場者を楽しませた。

 2部構成で実施。第1部はバイオリンの三浦裕加さん、チェロの門前深雪さん、ピアノの山谷麗さんが出演し「愛の挨拶(あいさつ)」などを演奏。バイオリンやチェロを学ぶ生徒とのアンサンブルでは「大きな古時計」や「見上げてごらん夜空の星を」などを披露した。

 第2部はピアノの小山幸恵さん、エレクトーンの小笠原眞子さん、ドラムの中島久美子さんの講師3人が登場。「恋」や「ルパン三世のテーマ」「花束を君に」など子どもから大人まで楽しめる曲を届けた。会場には買い物客らが足を止めて華麗な旋律に聴き入り、演奏が終わるたびに大きな拍手を送っていた。
(高橋紀孝)





   ■ 登別市民イースター祭でいい笑顔、露店など楽しむ

 登別市民イースター祭(同実行委員会主催)が23日、登別市中央町の登別中央福音教会で開かれ、地域住民が賛美歌でイエスの復活を祝いながら、露店などの催しを楽しんだ。

 今年は4月16日がイースターだったが、「気温が上がり、祭りを楽しめる時期」(実行委)として、毎年4月の第4日曜日を開催日に設定。地域の恒例行事として定着している。

 この日は午前中にイースター集会を開き、賛美歌でイエスの復活を祝った。午後からはチョコバナナや焼きそば、焼き鳥、ひもくじ引きなどの露店のほか、無料の大抽選会も行われ、会場には子どもたちの笑顔の輪が広がっていた。
(高橋紀孝)





   ■ 伊達消防団が小型ポンプ使用してきぱき消火訓練

 春の火災予防運動にちなんだ伊達消防団出動消火訓練(西胆振消防組合伊達消防団主催)が23日、松ヶ枝町の市消防・防災センターの駐車場で行われ、市内の各分団が消防署員の指導の下、てきぱきと取り組んでいた。

 今回は水利から離れた現場への長距離送水を想定した消防ポンプの中継訓練を実施。署員が直接指導する訓練は今年が初めてで、この日は市内3分団約80人が参加した。

 訓練では、重さ約100キロの小型ポンプを4人で担いで定位置に設置した後、連結した約120メートルのホースに送水を開始。団員らは防火服を身にまとい、機敏な動きで取り組んでいた。

 終了後は反省点や注意点を確認。西胆振消防組合伊達消防署警防課長の今村浩幸消防司令が「災害時には分団の皆さんに出動を要請する場合があります。今回の訓練で身に付けた操作法の基本を忘れずに」と日ごろからの準備を呼び掛けていた。
(中野貴智)





   ■ 道中失協が洞爺湖で交流会、最多の74人が参加

 病気や事故など後天的な理由で聞こえなくなったり、聞き取りにくくなった人を支援している、北海道中途難失聴者協会(中失協、札幌)の全道同障者交流会が22日夜、洞爺湖町の洞爺湖畔亭であり、全道各支部から過去最多の74人が参加して、楽しいひとときを過ごした。

 道中失協の佐々木亜規子会長らのあいさつに続いて歓談入り。札幌中失協、道中失協、道中失協西胆振支部が息の合った手話コーラスを披露した。6人一チームによるクイズ大会では、要約筆記者が書いた問題がスクリーンに映し出され、参加者はホワイトボードを使って○か×かを示し、正答するたび歓声を上げた。

 2015年(平成27年)9月に発足した西胆振支部が準備を進めてきた。ピエロなどに扮(ふん)した司会進行役が会を盛り立て好評。要約筆記者計6人が運営を支えた。

 西胆振支部長の菅野登一郎さんが「皆さんで楽しい時間を過ごすことができてうれしい」とあいさつして締めくくった。

 翌23日は、室蘭市の日本製鋼所室蘭製作所を見学した。
(野村英史)






【2017年4月24日(月)夕刊】より


   ■ 室蘭で彩り多彩“雑貨市”―主婦らで大にぎわい

 子育て世代のお母さんたちが手作りした雑貨の販売や制作体験などのワークショップ、スイーツなどを楽しめるイベント「イロドリマルシェ」(同実行委主催)が23日、室蘭市中央町のスーパーアークス室蘭中央店で行われ、主婦らでにぎわった。

 2014年(平成26年)から毎年春と秋に開催し今回で7回目。室蘭をはじめ札幌、恵庭、北広島などから46店が出店。アクセサリーなどの小物、革製品、縫いぐるみなどの手作り雑貨が並んだ。

 ワークショップ(共同作業)として、すかし切り絵、アイシングクッキー、おきゅう体験、粘土・革細工、キャンドルなど多彩な企画を実施した。

 登別から友達親子と訪れた山田明香さん(37)は「毎回来ています。子どもがゆっくりでき、ワークショップもあるのが魅力ですね」と話し、息子の羽来君(5)は「キーホルダー作りが楽しかった」と笑顔を見せた。
(粟田純樹)



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