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【2017年1月24日(火)朝刊】より



   ■ 宮古・異業種交流団体が来蘭、製造業4社を視察

 来年6月にフェリー航路で結ばれる室蘭市と岩手県宮古市の交流事業で、岩手の異業種交流団体「宮古・下閉伊(しもへい)モノづくりネットワーク」工業部会メンバー19人が23日、室蘭市内の製造業4社を視察した。

 昨年10月、西胆振の企業などでつくる産学交流プラザ創造のメンバーが宮古市を訪問。これに続く交流で一行は22日に室蘭入り。23日は創造会員企業の三好製作所、西野製作所、キメラ、楢崎製作所を訪問した。

 宮古市はコネクターや金型産業が盛んで、特にキメラに注目が集まった。一行は、月産1万点の部品加工に加え、精密金型は試作と量産で40〜50型を毎月製作しているとの説明を受けながら放電加工機やロボットシステムなどを見学した。

 同ネット工業部会の部会長で、金型製造・精密加工部品のエムデー(宮古市)の佐々木一志取締役部長は「キメラさんの工場規模は東北6県にもないほど大きい」と驚く。「ものづくりは金型以外も基本は同じと捉えている。フェリー就航を機に、連携に向けて室蘭の産業や企業を理解したい。マッチングにもつながれば」と期待を込めた。

 キメラの米川顕文取締役営業本部長は「宮古との交流には期待感がある。連携できそうな企業もあり、今後交流が深まり、技術の情報交換などにつながれば」と語った。
(粟島暁浩)





   ■ 室蘭・旧御前水中の解体進む、当面は更地に

 昨年8月の台風による強風で屋根が剥離した旧室蘭市御前水中学校の解体が、3月末までの工期で進められている。跡地は市街化調整区域のため、当面は更地のままになりそう。市内には活用が難しい学校跡地がほかにもあり、まちづくりの課題となっている。

 旧御前水中は旧成徳中との統合に伴い、2006年(平成18年)3月末で閉校した。校舎は閉鎖措置が取られていたが、昨年の台風で屋根などが大きく破損。市は昨年、校舎と体育館、屋外プールの解体を決めた。事業費は議決ベースで1億4251万8千円。全額土地開発・保全基金を活用した。現場では重機による解体が進む。

 跡地は約3万4千平方メートルあるが、開発行為に制限がある市街化調整区域に指定されている。市街化区域への編入は「人口減少が続いており極めて難しい」(市)のが現実だ。

 市は、統合で閉校となった学校の跡地を民間売却や新たな公共施設の建設地として再活用している。18年3月閉校予定の本室蘭小は保育所や高齢者施設といった福祉施設用地、陣屋小は仮称・陣屋体育館としての活用を想定する。11年3月閉校の旧鶴ケ崎中は18年度に野球専用グラウンドとして整備する予定がある。

 しかし、旧常盤小(11年3月閉校)は第1種住居地域にあるが、敷地が土砂災害特別警戒区域に指定されているなど民間活用が見込めない。公共施設跡地利用計画では「敷地の安全確保に向けた建物の早期解体を検討する」とされているが、費用の捻出も課題。放置しておけば防犯上の問題もあるだけに、“塩漬け”の学校跡地は市の悩みとなっている。
(有田太一郎)





   ■ 室蘭市内128公園に事前の届け出で雪捨て許可

 19日に今冬最大の降雪を記録した室蘭。22日にもまとまった雪が降り、市民は雪かきに追われた。除雪で悩ましいのが雪の処理。車道への排雪はわだちの原因になるため、市は事前の届け出を前提に、市内128カ所の街区公園を雪捨て場として認めている。

 市では幹線道路を中心に、交通の妨げになる箇所は優先的に排雪しているが、全市一斉ではないため細い生活道路などの大部分は沿道に雪が残ったままだ。

 市は以前、融雪剤が植物などに与える影響や遊具の破損を警戒して、公園への排雪を原則禁じていたが、除排雪対策の強化として2006年度(平成18年度)から公園への雪捨てを許可。公園の清掃管理、遊具や樹木周辺への排雪を避けるなど注意事項の順守を条件に、市土木課への事前の届け出を義務付けている。

 今シーズンは20日までに、町会や個人から8件の届け出を受理している。届け出は使用する公園名と開始日、連絡先が必要。市土木課では「車道への雪捨ては危険。公園を利用して」と呼び掛けている。
(菅原啓)





   ■ 新日鉄住金室蘭IH部の石塚と村上が道代表入り

 第72回国体冬季大会のアイスホッケー競技(1月27〜31日・長野県)の本道代表に、新日鉄住金室蘭アイスホッケー部の石塚武士(29)と村上亮(25)が選ばれた。2人は「北海道優勝の力に」と張り切っている。

 石塚は今季、アジアリーグの王子イーグルスから入部。新日鉄住金ではスピード、テクニックで周囲を圧倒しながら戦術的なコミュニケーションにも気を配り、新風を吹き込んでいる。「週に2回も練習を休むと体が動かなくなる方なので…。毎日練習がないのが大変です」と苦笑い。「国体は特別に意識していませんが、アジアリーグで一緒だった選手と(本道代表で)プレーできることと、他県の元アジアリーグの選手との対戦が楽しみです」

 苫小牧市出身。駒大苫高から王子イーグルス入り。日光アイスバックスを含むアジアリーグでのキャリアは10年。

 村上は入部3年目。今季はチームの全国大会出場とともに国体出場を目標にしてきた。石塚の入部で自らのプレーに幅も出ており、中心選手の一人としてチームの原動力になっている。国体については「昨年はウイングで出場していい感覚でプレーできた。個人成績も良かったと思います」と振り返る。今季は「厳しい組み合わせになるが、ハードにプレーして、しっかり得点に絡みたい」と意気込んでいる。

 苫小牧市出身。駒大苫高、法政大出身。国体は大学時代に東京代表で2度出場して優勝も経験。新日鉄住金室蘭では昨年に続いて2度目の本道代表。
(高橋昭博)





   ■ 登別と大阪・泉佐野両市が特産品PRで協定

 登別市(小笠原春一市長)と大阪府泉佐野市(千代松大耕市長)は23日、泉佐野市役所で、特産品相互取扱協定を締結した。関西国際空港などにある観光案内所で登別ブランド推奨品を取り扱うなど、相互地域で特産品をPR、認知度向上や販路拡大につなげていく。

 泉佐野市は都道府県の垣根を越えて、全国の縁のある市町村と取扱協定を結ぶ取り組みを2013年度(平成25年度)から進めており、これまでに本州や四国、沖縄の13市町村と協定を締結している。

 小笠原市長と千代松市長は全国青年市長会に所属する仲間で、今回は泉佐野市が登別市に話を持ち掛けた。北海道では登別市が初めてで、登別市としても取扱協定は初という。

 泉佐野市の人口は約10万人で、関空の一部を抱える。関空の近くにアウトレットモールなどの商業施設が連なる「りんくうタウン」があり、訪日外国人の年間宿泊者数は約67万人。日本のタオル産業発祥の地として知られ、ミズナスやワタリガニなどが特産品。

 締結式には両市の幹部ら約10人が出席。小笠原市長はつながりが薄い関西方面やインバウンドへの情報発信に期待を寄せた。登別の訪問団は、ブランド推奨品の取り扱いを予定する関空やりんくうタウンの観光案内所の視察も行った。

 今後は両地域で開催されるイベントなどでの特産品販売や観光パンフレット配布、ポスター設置なども予定している。
(鞠子理人)





   ■ 尻もちや歓声…伊達・関内小で恒例のカーリング学習

 伊達市関内小学校(金子重人校長、42人)の全校児童が23日、学校近くにある西胆振唯一のカーリング専用リンクで、恒例のカーリング学習を始めた。リンクを管理するNPO法人伊達市カーリング協会(真柳昭夫会長)の会員から手ほどきを受け、氷上の頭脳プレーを楽しんでいる。

 学年別の3グループに分かれ、20キロあるストーンの投げ方などを練習した。児童たちは的となる同心円に届かせようと、全身を使ってストーンを押し出し、勢い余って尻もちをついたり滑ったりしては、笑顔を見せていた。

 初めて体験したという山下貴大君(1年)は「ストーンをぶつけるのが面白い。もっとやってみたい」と話していた。授業はきょう24日も実施する。
(野村英史)





   ■ 壮瞥産りんご酒とジュースの新ラベルが完成

 2016年度(平成28年度)産の壮瞥りんごを使用し、2年目の製造が進むシードル(りんご酒)とスパークリングアップルジュース。来月の製品完成前に新ラベルが出来上がった。リンゴ畑から昭和新山、有珠山を望む壮瞥ならではのデザインで、まちをPRする。

 シードル造りは、壮瞥町の農商工業者、観光業者で構成する「そうべつシードル造り実行委員会」(川南和彦委員長)が昨年から取り組んでいる。より地域性を打ち出したラベルに―と、札幌のデザイナーに依頼し一新した。

 ラベルはシードル「スイート」とジュースに加え、今回新たにシードル「ドライ」を開発したことで3種類を用意。ジュースは昼間、「スイート」は夕暮れ、「ドライ」は夜のそれぞれの風景。「ラベルのシーンに合わせ飲んでもらえたら」(同実行委)と思いを込めた。

 今季は昨年とほぼ同量のリンゴ5トンを確保し、昨年11月下旬に委託業者に出荷した。スイートは500ミリリットル2820本、300ミリリットル300本、ドライ500ミリリットル820本、300ミリリットル300本、ジュースは500ミリリットル2千本を製造する。

 15年度製造したシードル、ジュースは1月11日に東京であった、有名シェフ約120人が集う交流会に出品。味、香りで高い評価を得た。同実行委は手応えをつかみつつ「ラベルを通しより壮瞥をPRしたい」と話している。

 昭和新山国際雪合戦初日の来月25日に発売する。また販売業者もこれまでの町内6カ所に加え伊達、洞爺湖、登別でも販売を予定している。
(奥村憲史)





   ■ 白老町立「海の子保育園」を来年4月に民営化

 白老町は町立の海の子保育園(虎杖浜)を「公私連携幼保連携型認定こども園」として来年4月に民営化、はまなす保育園(萩野)は当面の間は町立で存続とする町立保育園設置運営方針案をまとめた。

 民営化の理由として(1)学校との連携が取りやすい(2)より質の高い学校教育、保育を提供できる(3)西部地区の子育て支援の中心施設となる―などを挙げている。「公私連携幼保連携型認定こども園」は、設置・運営主体は民間法人、市町村は土地・建物など設備の無償、廉価による譲渡・貸し付けや設置手続きの特例など、設置の支援を行いつつ、人員配置や提供する教育・保育の運営などに関与する。

 民間法人の選考にあたっては海の子保育園父母会代表、子ども・子育て委員、町内子育て関係団体代表者で構成する選考委員会を設置する。2月に事業者を公募し、3月に決定する。 

 町立で存続するはまなす保育園については「今後の児童数の推移や子育て環境の変化などによっては、すべての子育て親子を支える保育園のあり方を改めて検討する」としている。また、児童数の推移をみて、適切な時期に3歳未満児対象の小規模保育園とする。これに伴い、海の子保育園ははまなす保育園の卒園児(3歳以上児)を受け入れる。

 現在の町内の保育園・幼稚園は町立が2園、私立が3園。町立保育園をめぐっては、2008年(平成20年)にまきば保育園を小鳩保育園に統合、09年にたけの子保育園を海の子保育園に統合、10年に小鳩保育園の運営を学校法人・白老日章学園に移譲するなど、再配置・民営化を進めてきた。町内の出生数は減少傾向にあり、09年100人、15年63人だったが、30年には35人にまで減る見通しという。
(富士雄志)






【2017年1月24日(火)夕刊】より


   ■ 厳寒…各地で今季最低、厚真で氷点下25・3度

 強い冬型の気圧配置の影響で、24日朝は全道的に厳しく冷え込んだ。室蘭地方気象台によると午前9時現在、胆振地方の11気象観測地点のうち、苫小牧を除く10地点で今季最低気温を観測した。最も低かったのは厚真で氷点下25・3度(平年氷点下14・9度)。西胆振では伊達大滝の同20・2度(同13・1度)、室蘭は同9・2度(同4・7度)だった。

 各地の最低気温は穂別同25・0度(同17・4度)、むかわ同24・3度(同13・8度)、豊浦大岸同17・5度(同9・5度)、伊達同14・3度(データなし)、登別同13・6度(平年氷点下8・1度)など。日高地方でも8気象観測地点のうち浦河など4地点で今季最低気温を観測した。

 降り始めから24日午前9時までの各地の降雪量は、豊浦大岸と伊達大滝で各10センチ、白老3センチ、登別1センチだった。ほかはゼロ。

 室蘭市海岸町の室蘭港中央ふ頭では厳寒の風物詩・ハスの葉氷が広がっていた。近くでは、寒さに身を縮めながら足早に通学する学生や市民の姿が見られ「今日は寒いね」と白い息を吐きながら歩いていた。

 同気象台によると、きょうの室蘭の日中の最高気温は放射冷却の影響で氷点下2度にとどまり、天気は晴れ時々曇りの予想。あす25日は冬型の気圧配置は緩むが上空に寒気が残るため引き続き真冬日となり、最高気温は同1度、最低気温は同6度、天気は曇り時々晴れ。「水道や路面凍結に気を付けて」と注意を呼び掛けている。
(成田真梨子)



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