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【2018年6月21日(木)朝刊】より



   ■ 宮蘭フェリー22日就航、室蘭で新たな“海路”誕生祝う

 川崎近海汽船(東京)が室蘭市と岩手県宮古市を結ぶフェリー航路があす22日、就航する。室蘭の航路消滅から10年、北海道に新たな物流ルートが誕生する。両市では歓迎の準備が大詰めを迎えた。川近はトライアル運航を続け本番に備える。室蘭港では20日、航路開設記念祝賀会が開かれ、関係者が安定運航を願った。

 川近主催の祝賀会は室蘭港フェリーターミナルで開かれた。各地から集まった荷主や商社、旅行業者ほか、行政や観光、教育関係者ら約150人が出席した。

 川近の赤沼宏代表取締役社長が関係者の支援に感謝。「1973年開設の苫小牧―八戸航路も当初は1往復でのスタートだったが、現在は4往復となっています。室蘭は過去に5航路ありましたが、以前のような元気を取り戻しましょう。その力はあります」と力を込めた。

 室蘭市の青山剛市長が、航路撤退から誘致運動までを振り返り「航路開設の英断に感謝しています。室蘭航路に厳しい声がある中、困難を乗り越え今日があります。さらなる拡大という目標を持ちながら、皆さまに育てていただきたい。このチャンスを発展させる決意です」と述べた。

 室蘭商工会議所の栗林和徳会頭が「うれしい!」と声を張り上げ会場を沸かせ、「おめでとうございます」と乾杯の音頭を取った。

 陸上自衛隊第7音楽隊が進水式などでおなじみの「錨(いかり)を上げて」を演奏すると、トライアル運航中のシルバークィーン(7005トン)が宮古から到着。霧の中に真っ白な船体を幻想的に浮かべ、出席者の関心を集めていた。

 岸壁ではスタッフが前日に続き訓練を重ね、海上での給油訓練や、有人トラックを積み込んでの車両固定訓練などを実施した後、午後9時に宮古へ出港した。
(鞠子理人)


◆―― 第1便の古川淳船長、快適航海へ「安全期す」

 22日に岩手県宮古港を室蘭港に向け出航する川崎近海汽船のフェリー・シルバークィーン。第1便の船長を務めるのは、同社の古川淳さん(47)。母校・国立宮古海員学校(現国立宮古海上技術短期大学校)のある第二の古里からの船出。「記念の航海になる。みなさんに快適に船内で過ごしてもらいたい」と安全航行へ気を引き締める。

 古川さんは青森県大間町出身。父親がマグロ漁を営む4男1女の末っ子。津軽海峡を行き交う船舶に魅せられ、自然に「外国航路の船乗りになる」と夢見た。

 進学した海員学校は3年間で全寮制。入学当初、上下関係の厳しさを経験し、寮から見える月山の紅葉を古里に重ね涙した。「ここでやめたら船乗りになれない」と歯を食いしばった。

 川崎近海汽船に入社したのは1989年(平成元年)。日立―釧路のRORO船ほくれん丸、大分航路の石灰石のばら積み貨物船、フェリーなどで航海経験を重ねた。「船によって特徴が違い、操縦性能も異なる。操船の基本は同じでもその都度変えている」という。

 座右の銘は「精力善用・自他共栄」。「子どものころ教科書で学んだ、力があるなら良い方に使えという意味」といい、フェリーの乗組員20人には若手が多く指導は厳しくも優しく。安全第一に徹する。

 宮古に縁のある古川さんが第1便の船長に。「私と岩手出身の機関長は同期。宮古は第二の古里。お世話になったまちに貢献したい」と語る。同社室蘭支店の開設準備で通った。「まち中のポスターや道の駅のカウントダウンボードを見て応援をいただいていることを感じます」

 航路の魅力は「噴火湾では駒ヶ岳、羊蹄山を望める。そして白鳥大橋の下をくぐる瞬間が特に美しい」と勧める。

 室蘭発の便は「船で快適に過ごしていただいて、翌朝宮古に着き観光や次の目的地に向かえて利便性を体験してもらいたい」とし「いつも以上に事故のないよう乗組員一同臨みたい」と意気込んでいる。
(粟島暁浩)





   ■ 室蘭「ベーカリーあけぼの」に市民ら長〜い列

 活動支援施設あけぼの(荒井昌彦所長)の利用者が作ったパンを販売する「ベーカリーあけぼの」が20日、室蘭市白鳥台の同施設でオープンした。店頭には市民らが長い列をなして、焼きたてを買い求めていた。

 白を基調とした清潔感あふれる店内に、天然酵母を使った食パンや国産バター使用にこだわったクロワッサンなど34種類を陳列。店内は開店から1時間ほど買い物客らの行列が絶えず、荒井所長は「想定の5倍を超える来店者に驚いています。開店1時間半前に来られたお客さんもいました。新商品も増やしていきたい」とスタッフらと笑顔で接客に当たっていた。

 開店とともに訪れた近くに住む主婦(73)は「以前から施設の利用者が作るパンのファンです。きょうは食パンなどを購入しました。値段が手ごろなのがうれしい」とにっこり。

 同ベーカリーの開店時間は午前11時半〜午後4時半。土、日曜日と祝日は休み。詳細は同施設、電話0143・50局3547番へ。
(西川悠也)


◆―― 旧施設の建物を無償譲渡へ、市が26日から公募

 室蘭市は、市障害者活動支援施設「あけぼの」の旧施設がある白鳥台4・16・4の建物を無償譲渡する方針を固めた。施設活用に向け土地は無償貸与する考え。26日から目的に対する企画を出してもらい、その中から優れた提案者を選定する「プロポーザル方式」による公募を開始する。

 20日に開かれた市議会民生常任委員会(小田中稔委員長、7人)で概要を明らかにした。

 あけぼのは一般社会での就労が困難な18歳以上の、在宅の知的障害がある人の就労と、生活訓練の場となる通所型施設。旧施設は保育所統廃合で廃止となった旧あけぼの保育所を改築し、2002年(平成14年)4月に開所。今年3月に施設機能を民間事業者へ移管したため廃止した。

 公募する建物はコンクリート造り370平方メートルと木造105平方メートル。土地は宅地で1400平方メートル。建物は国の補助要件から「今後も同様の目的での活用」が求められている。将来的な解体は選定事業者が担う。

 そこで市は建物について「障害福祉サービス施設としての活用」を条件に無償で譲渡し、施設の活用に伴い必要となる敷地(土地)は無償で貸与する。

 公募条件は市内の社会福祉事業を実施する法人が要件。選定には利用方法や利用者需要(ニーズ)のほか、地域特性や関係機関連携などを評価項目に加える。

 今月中に市ホームページなどで募集開始後、7月中旬に施設見学会などを実施し、8月15日に締め切る。その後9月上旬に選考委員会を開き、10月中に応募者と譲渡契約を結ぶ。

 市は「引き続き障害者を対象とした施設を考えている。何社が応募するか分からないが内容を比較し決定していきたい」としている。
(粟田純樹)





   ■ 室蘭・第一鉄鋼の新社屋完成、女性の働く環境充実

 新日鉄住金の連結子会社で、棒鋼・線材の検査・精整、2次加工を担う第一鉄鋼(氏家義太郎代表取締役社長)が、室蘭市仲町の新日鉄住金室蘭製鉄所構内で建設していた新社屋が完成した。女性の3交代勤務に対応した浴室などの環境整備、300人収容可能な大講堂を新設し、職場や部門間の連携を強化する。

 新社屋は鉄骨造り4階。延べ床面積は約3千平方メートル。1階が男女の更衣室と浴室、2階は別棟などに分散していた鋼片線材部、加工部、安全環境部など各セクションを集約した。3階は関連の深い新日鉄住金の製造部門が入り、4階に総務と講堂を設けた。

 社屋の耐震化を前提に、生産・技術・総務部門の集約化による業務効率の改善、新日鉄住金との連携深化による製造力を向上させる。増員を進める女性の3交代勤務への対応では、専用更衣室と24時間使える浴室のほか、パウダールーム(女性用化粧室)も設置する予定だ。

 20日に新社屋で竣工(しゅんこう)式が行われ、神事で無事の完成を祝った。氏家社長は「より安全に快適な業務環境で社員同士のコミュニケーションを密に、品質や技術技能の向上を図る。女性に優しい会社を目指す」と話していた。
(菅原啓)





   ■ マムシ出没「注意して」―室蘭市が呼び掛け

 室蘭市は19日、今年初めてマムシの出没確認を発表し、注意を呼び掛けている。

 市地域生活課によると、発見場所は増市町2の観光道路脇の草むら。体長30センチほどの1匹を散歩中の女性が見つけ、市に届けた。女性にけがはない。

 マムシの出没を受けて、市は町内7カ所に注意喚起の看板を設置した。同課の担当者は「見つけても近寄らず、市地域生活課まで連絡を。万一かまれたときは、毒が体内に回らないよう傷口より心臓に近い部分を布などで縛り、すぐに病院へ」と呼び掛けている。

 問い合わせ先は同課、電話0143・25局2381番へ。
(西川悠也)





   ■ のぼりべつ夏祭りのプログラム決まる、参加企画も多彩

 6月30日、7月1日に川上公園(登別市桜木町)で行われる「第6回のぼりべつ夏祭り〜いぶり食と文化の祭典〜」のステージプログラムがまとまった。各団体による多彩な発表に加え、来場者参加型の企画も用意。今年は2年ぶりに大食いタレント・アンジェラ佐藤さんが登別閻魔(えんま)やきそばの早食いに参戦する。

 早食いのイベントは、前回はチーム戦で行ったが、今回は個人でのバトル。実行委が選抜するほか、一般からの参加も受け付ける。大抽選会は今年も豪華景品を取りそろえている。トーホウリゾートや登別グランドホテル、ゆもと登別、花鐘亭はなやなどの協力を得て宿泊券など多彩なラインアップだ。

 会場では観光都市・登別にちなみ、豊富な食をそろえた約40の露店が並ぶ。韓国やタイ、ベトナム、フィリピン各国の料理も販売される。前売りチケット(抽選券、ドリンク券付き)は1枚千円。アーニスやセイコーマートなりた、温泉市場などで販売している。当日はJR幌別駅―川上公園間の無料循環バスも運行する。

 問い合わせは実行委事務局、携帯電話090・1647・4449へ。
(石川昌希)

 ステージプログラムのスケジュールは次の通り。

 ◇6月30日▽開会式(午前11時55分)▽オープニング1・白菊幼稚園(午後0時5分)▽オープニング2・登別青嶺高校書道部(同0時半)▽和太鼓青嵐(同1時)▽TIP TOP(同1時半)▽登別伊達時代村忍者ショー(同2時20分)▽一般参加イベント「鬼に金棒を!」(同3時10分)▽AJG KIDS(同3時40分)▽橋本流みゆき太鼓(同3時50分)▽一般参加イベント「湯鬼神金棒伝説クイズ」結果発表(同4時半)▽登別青嶺高校ダンス部(同5時半)▽登別伊達時代村忍者ショー(同6時)▽「NOBORIBETSU TRADITIONAL STAGE」熊舞(同6時40分)▽「NOBORIBETSU TRADITIONAL STAGE」北海自衛太鼓(同7時10分)▽地獄の谷の鬼花火(同8時)

 ◇7月1日▽登別太鼓(午前11時)▽The CROw(同11時半)▽mingofla(正午)▽閻魔やきそば〜地獄の早食い自慢〜(午後0時半)▽ぺろ〜ず(同1時20分)▽岩瀬フラサークル(同2時)▽カラオケ大会〜のど自慢〜(同2時半)▽ハミガキ戦士たんじマンショー(同3時半)▽まつりファイナル大抽選会(同5時)





   ■ わくわく発掘体験、伊達で縄文楽しむ講座スタート

 史跡北黄金貝塚公園(伊達市北黄金町)の解説ボランティア・オコンシベの会(小倉定一代表)は本年度、同公園と縄文文化により理解を深めてもらおうと、講座「縄文を楽しむ」を企画した。初回の16日には黄金小の子どもたち約10人が模擬発掘体験を楽しんだ。

 同公園は津軽海峡を挟んだ17遺跡からなる「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つで、世界遺産登録を目指している。講座は8月4日までの全5回を予定。参加は無料となっている。

 初回は、小倉代表が史跡北黄金貝塚公園や縄文時代の生活などを分かりやすく説明。模擬発掘体験で子どもたちは、シャベルと土を入れる「箕(み)」と呼ばれる道具を使い作業。土器の破片や貝殻が地中から出てくると、歓声を上げていた。

 体験後、子どもたちは「縄文人の使っていたものがよく分かった」「授業よりももっと詳しく縄文のことが分かった」など感想を発表。小倉代表は、伊達市に貴重な同公園があることに触れながら「当時の生活の様子や道具を多くの人に知ってもらいたい。この公園をPRしていきたい」と話していた。

 「縄文を楽しむ」は30日に「火おこし体験」、7月14日に「勾玉(まがたま)づくり」、28日に「釣り針づくり」、8月4日に「石器づくり」を予定。いずれも北黄金貝塚公園情報センターに集合。貝塚や住居跡の説明をする。時間は午後1時から1時間程度。参加無料。詳しくは同センター、電話0142・24局2122番へ。
(奥村憲史)





   ■ 伊達・館山駐車帯を連合自治会協と信金職員が花植え

 伊達市連合自治会協議会(渡邉源之会長)は16日、市内館山町の国道37号沿いにある館山駐車帯にある花壇の整備を実施。黄色や赤のマリーゴールドを植え込んだ。

 毎年実施する恒例事業。今年も6月15日の「信用金庫の日」の地域貢献活動として、伊達信用金庫職員とその家族23人が参加。計43人で6花壇をカラフルに仕上げた。

 参加者は用意された900株の苗をシャベルを使い丁寧に植えていた。初めて参加したという同信金の岩橋葵衣さん(24)は「この花壇を見た人が心を和ませてくれたらうれしいです」と笑顔を見せていた。
(奥村憲史)





   ■ 白老の児童と高校生がアイヌ古式舞踊体験を合同実施へ

 白老町議会定例会6月会議は20日、一般質問を続行。山田和子(みらい)、本間広朗(同)、氏家裕治(公明党)、森哲也(共産党)、大渕紀夫(同)の5議員が登壇した。白老東高、萩野小が合同でアイヌ古式舞踊体験を年内に行うほか、萩野、竹浦、虎杖3小が本年度中に合同学習を実施する。山田議員の質問に安藤尚志教育長が答えた。

 「社会性のかん養や多様な考えに触れる機会確保」を狙いにした3小の合同学習は、演劇観賞や薬物乱用防止研修、体育授業などを予定している。

 高齢者大学の活動拠点・高齢者学習センターの白老中への一部移転について町は、校舎の有効活用や教育機能の集約化などを観点に、来年4月に同大学の職員室を同中に移転、空き教室を使って大学クラブ活動の場にする方針を示した。

 小学校の適正配置について安藤教育長は「計画策定から5年が経過し、社会環境の変化により実態にそぐわない面が出てきた。これまでの考え方を踏まえつつ、これからの時代に相応した計画が必要と考えている。年度内をめどに教育委員と意見交換しながら検討を進める」と答えた。

 本間議員はアイヌ民族博物館閉館中の観光振興対策を質問。戸田安彦町長は「この2年間は象徴空間という千載一遇のチャンスを生かせる準備期間にしたい。さまざまな観光振興につなげていけるよう努力していきたい」と答えた。

 成人年齢18歳引き下げに対応した環境整備を求めた氏家議員に、安藤教育長は「子どもたちが白老という地にしっかり心を触れる、白老のために活動していくような素地を養うことが大事と考えている」と答えた。

 森議員は「町内公共施設の駐車場に車いすマークが確保されているところと、確保されていないところがある」と指摘。町は「一律に整備されていない。今後は環境整備に取り組んでいく」と答えた。

 大渕議員は18年度末時点で約106億円に達する起債(借金)総額の削減を求めた。町は「単年度の起債を7億5千万円以内に必ず収めることと、繰り上げ償還を積極的に行う。まずは100億円を切ることを目指したい」と述べた。

 また同議員はJR白老駅周辺整備の政策立案プロセスに疑問を呈し、「コンサルに任せるのではなく、職員が自分たちの頭で考えて政策決める、それが町を変えていく」と迫った。

 岩城達己副町長は「コンサル任せではなく、地に足のついた職員が一つ一つ政策をつくりあげていくことがまちづくりにつながっていくと十分認識している。指摘を踏まえていきたい」と述べた。21日も午前10時から一般質問が行われる。
(富士雄志)






【2018年6月21日(木)夕刊】より


   ■ 室蘭・猪野屋さんがスズメバチの標本作り注意呼び掛け

 室蘭市祝津町の猪野屋勝さんが、知人宅で駆除したスズメバチを標本にした。猪野屋さんは「羽の音を聞いたら行政や駆除業者など専門家に相談を」と注意を呼び掛けている。

 駆除したのは今月5日の夕方。市内絵鞆町の知人宅の散水栓のふたの裏に高さ6・5センチほどの巣ができていた。中には体長約3センチのハチが1匹。殺虫剤を掛けた後、死んだのを確認して巣を取り除いた。

 猪野屋さんが調べたところ、種類はモンスズメバチで閉鎖空間に巣を作ることが多いという。

 猪野屋さんは、巣とハチを孫の理科教材として標本にした。巣は紙よりももろく、ペーパータオルに載せて段ボールに固定。ハチは糸で結び付けた。

 猪野屋さんは「巣の大きさから、作り始めの時期だと思う」と推測していた。
(池田勇人)



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