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【2018年4月26日(木)朝刊】より



   ■ 室蘭市内の製造業活況、大型設備投資相次ぐ

 室蘭市内の製造業で設備投資が相次いでいる。世界的な自動車需要の高まり、東京五輪に関連した社会インフラ整備の加速などを背景に、ライン増強や省力化を図る機械導入で生産性向上を進める。協業による新たな企業進出の動きもある。

 フル生産が続く新日鉄住金室蘭製鉄所(仲町)は、第5コークス炉西炉のパドアップ(炉体更新)に着手。現在の西炉を解体し、既存の基礎の上に新たな炉を再構築する。130億円を投じ、約100万個の耐火レンガを積み上げ、来年秋までの再稼働を目指す。

 クラッチスプリングなど自動車の基幹部品に使われる弁ばね用オイルテンパー(OT)線を製造する北海道住電スチールワイヤー(仲町)は、1億3千万円をかけて年内をめどに連続伸線機1台を増設する。線材を細く引き伸ばす中間工程で、従来は工程を2回繰り返さなければならない難加工が1回の加工で済む。工程負荷を軽減し、生産性を高める。

 同社からOT線の供給を受けるむろらん東郷(仲町)は、約6億円で専用ラインを構築し、昨年11月から新型ばねのアークスプリングの製造を本格化した。自動変速機の基幹となるトルクコンバーターに組み込まれる弓型のばねで、従来の直線型に比べ衝撃吸収向上によるスムーズな切り替え、製造コスト低減が図られる。

 橋りょう・産業機械の楢崎製作所(崎守町)は、3次元CAD(コンピューター利用設計システム)のデータを読み込み、プログラミング通りに自動で溶接するロボット(神戸製鋼所製)を約1億円で導入した。東京五輪開催に伴う渋滞緩和として整備が進む東京外かく環状道路(外環道)のトンネル内壁に使う鋼製セグメントの大型受注に対応して生産を強化。同社は「夜間など長時間の作業ができるので、省力化も図られる」と効果を強調する。

 日本製鋼所との協業を決めた環境プラントの月島機械(東京)は、千葉県の市川工場を日鋼室蘭製作所構内(茶津町)に移転し、来年4月から稼働する予定。移設に伴う費用は設備の改修含め30億円。上下水道事業向けや金属、樹脂、食品など幅広い分野で利用される大型の産業機械を製造し、一部の加工は日鋼室蘭に委託し、日鋼も圧力容器などの製造を依頼する。

 民間の活発な設備投資に市経済部は「基幹産業の製造業の活況は喜ばしい。今後も経済動向を見極めながら効果的な支援を行っていきたい」と話している。
(菅原啓)





   ■ 室蘭で「こどもの日」商戦、五月人形や玩具並ぶ

 5月5日の「こどもの日」を間近に控え、室蘭市内のスーパーでは五月人形や玩具、子ども服などを豊富に取りそろえている。

 室蘭市東町のイオン室蘭店(澤喜幸店長)では、5日まで五月人形の特設コーナーが設けられている。一押しはアクリルケースに入っている収納飾り。伊達政宗や上杉謙信のデザインが人気。「2、3日で届く商品もある。まだ購入が済んでいない方も間に合います」と澤店長。

 玩具売り場では、アンパンマンやポケットモンスターなどのアニメキャラクターのおもちゃ、仮面ライダー、戦隊ものが人気。また1990年代後半に流行し、近年再ブレークしている「ベイブレード」も種類をそろえている。子ども服は春物の新作や運動会に向けてジャージなどが入荷している。

 売り場担当者は「こどもの日にプレゼントを買うお客さまは年々減っている」と話すが、澤店長は「子どもや孫の喜ぶ顔を見るために何かプレゼントしては」と呼び掛けている。
(坂本綾子)





   ■ 宮古復興と交流願う、室蘭酒販協組が地酒販売で応援

 室蘭酒販協同組合(北川浩一理事長、約120店)が昨夏から、フェリーで結ばれる岩手県宮古市の地酒の販売を続けている。早期復興と交流促進が願い。取り扱うのは津波被害を乗り越え復活を果たした菱屋酒造店の特別純米酒「フェニックス」。不死鳥にあやかり「息長い航路に」と期待する。

 1852年創業で宮古唯一の酒蔵。千両男山の銘柄で知られ、青森の「田酒」を世に送り出した南部杜氏の辻村勝俊さんが仕込む。2015年(平成27年)には現代の名工にも選ばれた。「フェニックス」のラベルには「復活から再生へ」の文字が刻まれる。

 昨年7月から西胆振での取り扱いを開始した。専用チラシも作製し、機会あるごとにPRしている。「奥行きがあり、味わい深い酒」(北川理事長)で、720ミリリットル入りで税別1140円。西胆振での知名度はまだ低いが、徐々にファンを広げている。

 常時店頭に並べている店と、注文で対応する店があり注意が必要。ただ、店頭にない店でも、協同組合が在庫を確保しており、早期の対応が可能という。

 青年会議所時代、姉妹JC調印式に大洗航路を利用した経験がある北川理事長は「フェリーは民間交流のいい機会。地酒販売が航路のPRに少しでも役立てば」と話している。問い合わせは協同組合、電話0143・43局6287番へ。
(鞠子理人)





   ■ 衣笠さんの別れ…登別の元広島選手・竹野さんが悲しみ

 プロ野球の広島で「鉄人」と呼ばれて活躍、71歳で逝去した衣笠祥雄さん。元広島の選手で、衣笠さんと苦楽を共にした登別市在住の竹野吉郎さん(74)も訃報に心を痛めた。「数十年前のOB会から会っていませんが…若い時に一緒にやってきた選手なので残念です」と言葉を失い、ともに白球を追い掛けた現役時代を思い起こした。

 竹野さんは浜田高校(島根県)から駒沢大学に進み、1965年(昭和40年)のドラフトで広島に入団、外野手として活躍した。引退後は縁があって登別市に移住、登別市役所に勤務、定年退職した。

 衣笠さんより入団は1年遅いが、年齢は3歳上の先輩に当たり、退団するまでの6年間、切磋琢磨(せっさたくま)しながら広島のVを目指してプロの厳しい練習に耐えた。「当時のプロの合宿は早朝から厳しい練習があってね。2人ともヒイヒイ言ってノックを受けていましたよ」と懐かしむ。「昔から顔はごつかったけど、優しい穏やかな人柄だった。パワーは入団時からすごかった」

 24日、妻から訃報を聞いて絶句した。「たまたま先週の野球解説を見ていたんですよ。全然声が出ていなくて、聞き取れないくらいだった。風邪をひいたと思ったんですが、今思うとね…」と肩を落とした。「彼は最高のプロの道を歩んだと思う。努力が報われた」と目を細めた。
(高橋昭博)





   ■ 登別・モモンガくらぶの吉元さんが道内初の優秀賞

 NPO法人登別自然活動支援組織モモンガくらぶ事務局長の吉元美穂さん(39)が、アウトドア活動による人づくりを実践するリーダーの功績をたたえる「ジャパン・アウトドア・リーダーズ・アワード(JOLA)2018」(JOLA運営委員会主催、農水省など後援)で優秀賞に輝いた。道内初の受賞。25日に小笠原春一登別市長に受賞を報告した。

 昨年、全国の自然保護団体の関係者らでつくる運営委員会が創設した表彰。2回目の今回は全国から77人が応募し大賞1人、特別賞2人、優秀賞5人が選ばれた。

 アワードは書類選考のみで審査され、普段の活動を人づくりや地域社会への貢献などの観点から評価。吉元さんは、同法人事務局長を務めながら、富岸子育てひろばのセンター長も兼任。0歳児からの体験活動から大人向けの野外活動まで担当し、自然体験を通じた人づくりを実践している点が評価された。

 同法人の松原條一理事長らと6人で市役所を訪問。吉元さんは「これまで協力してくれた方々のおかげで受賞でき、誇りに思います」と笑顔。「(受賞を機に)アウトドア業界の認知度を高めて、安定した職業として確立するために引き続き指導者をフォローできるような環境を提供していきたい」と話していた。
(高橋紀孝)





   ■ 壮瞥・道の駅前にラーメン店、28日プレオープン

 壮瞥町滝之町にある道の駅・そうべつ情報館i向かいの空き店舗を活用し、同町の井上和博さん(50)がラーメン店「洞魂(とうこん)」を始める。「地元に愛されながら地方の客を迎えたい」とにっこり。大型連休初日の28日にプレオープンする。

 伊達市出身。同市内でラーメン店の店長や室蘭市内で、室蘭やきとりの店を経営した経験を持つ。8年ほど前に壮瞥町に移住。ここ10年ほどは飲食関係とは別の仕事をしていたが、空き店舗の所有者と話をする中、町内に飲食店が少ないことやにぎわい創出を狙い一念発起した。

 店内はテーブル席、小上がり席の計50席程度。ラーメンは味噌(みそ)、醤油(しょうゆ)、塩で豚骨ベースの鶏ガラスープ。太麺でチャーシューは自家製。野菜は壮瞥産をメインに、卵は町内立香の合同会社農場たつかーむで生産する有精卵を使うなど地元産にこだわっている。

 夏はビアガーデン、イベント的に外で焼き鳥を焼くなども予定。「季節に応じメニューを増やしていきたい」と準備を進めている。営業時間は午前11時〜午後9時。5月18日にグランドオープンする。

 また6月には店舗の半分を使用し、自身が宣伝部長を務める総合格闘技空手「大誠舘」(本部札幌市)の道場を開設するという。詳しくは井上さん、携帯電話080・6093・8837へ。
(奥村憲史)





   ■ 白老消費者協会が解散、但馬理事長「断腸の思い」

 白老消費者協会(但馬まや理事長)の第12回通常総会が25日、白老町総合保健福祉センターで開かれ、「会員の高齢化と、協会活動の主軸を務める理事の確保が極めて困難な状況になった」として同協会の解散を承認し、22年間の活動に終止符を打った。

 約40人が出席。「自分たちで後始末ができるうちに終わりにしよう」(事務局)と今回の提案となった。但馬理事長は「残念に思います。断腸の思いですが、きれいに整理してやめようという結論に至りました」とあいさつした。総会ではNPO法人格の廃止についても承認した。 

 同協会は1996年(平成8年)に設立。2007年、JR白老駅の売店閉鎖に伴い、町からその運営を任されたのを機にNPO法人の認証を取った。会員は171人。消費者啓発、古着などのリユース・リサイクル、母子・男性対象の料理教室、関係団体との情報交換、特殊詐欺防止対策などさまざまな事業を実施してきた。
(富士雄志)





   ■ 苫小牧―八戸間に川崎近海汽船が新造船を就航

 苫小牧―青森県八戸間に旅客フェリーを1日4便運行する川崎近海汽船(赤沼宏代表取締役社長、東京)は25日、新造船「シルバーティアラ」(8600トン)の就航セレモニーを苫小牧西港フェリーターミナル3号バースで開いた。同社の新造船の就航は2013年(平成25年)以来5年ぶり。

 同社が苫小牧―八戸間にフェリーを就航したのは1973年(昭和48年)で、今年が45周年となる。現在は年間、トラック16万台、乗用車6万台、乗客35万人を運んでいる。新造船のシルバーティアラは旅客494人、トラック82台、乗用車30台を収容できる。

 就航セレモニーには関係者約50人が出席。赤沼社長は「シルバーティアラは輸送力の拡充を図り、お客さまの要望を取り入れており、ご満足いただけるのではないか。今後も北海道と本州を結ぶ重要なインフラとしての役割を果たしていきたい」と自信をのぞかせた。来賓の岩倉博文市長は青年会議所時代のエピソードを交え「苫小牧港の歩みとともにフェリーがあると言っても過言ではない」とあいさつした。

 船内見学会も行われ、案内所前に飾られた豪華なティアラ(女性用髪飾り)や特等室から2等寝台までの各室、赤ちゃんルーム、ペットルーム、大浴場などを見て回った。さらに更衣室や化粧室を多く配置した船内に、寅谷剛常務取締役は「女性に配慮した思い通りの船内。45周年の集大成です」と笑顔でアピールしていた。

 シルバーティアラは同日午後11時59分、苫小牧を八戸に向け出港した。
(佐藤重伸)






【2018年4月26日(木)夕刊】より


   ■ 室蘭・八丁平の歯科医院でカラフル花壇が無残に

 室蘭市八丁平の歯科医院・グリーンデンタルクリニック(川本康裕院長)で25日、花壇の花が抜き取られているのが見つかった。根こそぎ引き抜かれて、倒されており、職員は怒りをあらわにしていた。

 花壇は毎春鮮やかな花々で彩られる。大きさは約1・2×約3・3メートル。今年は先週19日に黄や青のビオラ約120株を植えたばかりだった。

 同クリニックによると、24日午後7時ごろまではいつも通り咲いる花を確認しているが、翌25日朝に半分以上が土から引き抜かれ、荒らされていた。動物によるものか、人為的に行われたかは分からないという。

 同クリニックの歯科助手・大鐘帆南さん(23)は「毎日水をやり、みんなで大切に育てていたので、残念」と声を落としていた。
(林帆南)



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