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【2019年12月8日(日)朝刊】より



   ■ 西胆振15医療機関がインフル注意報受け院内感染予防へ

 インフルエンザ注意報の発令を受け、西胆振管内の医療機関では、院内感染予防対策の一環として、入院患者への面会自粛を訴えている。西胆振管内15医療機関による「感染対策地域ネットワーク」では、さらに流行が拡大すると「面会制限や面会禁止を段階的に実施する」といい、「『入院患者を守る』ことを最優先にした対応。ご協力を」とも呼び掛ける。
(松岡秀宜)

 ●抵抗力弱く

 医療機関や老人福祉施設などでは、職員らの徹底した手指消毒や排せつ物の適切な処理など、「感染症アウトブレイク(集団発生)」対策に細心の注意を払っている。特にインフルエンザ流行期の冬季は、より一層、対策を徹底している状況だ。

 一方、インフルエンザは、高齢者や手術後などで抵抗力が弱まった入院患者にとっては「重症化したり、死亡するなど、非常に危険な感染症」(同ネットワーク)だ。また、手術前や治療中の患者は「療養期間が長くなったり、病気自体の治療が遅れてしまう影響も生じる」(同)という。

 地域内での「感染症アウトブレイク」対策として、相互協力態勢の構築を進めている国の方針を受けて、2012年(平成24年)に設立された同ネットワークでも、インフルエンザ流行期を迎えた今年11月に、合同カンファレンスを開催。「面会者への対応をはじめとした予防策」などを確認した。

 ●制限・禁止も

 室蘭保健所によると、19年度第48週(11月25日〜12月1日)の同所管内インフルエンザ患者数は、1定点医療機関当たり12・00人(速報値)。注意報発令基準(1機関10人以上)を超えたため、今月4日には今冬初の「インフルエンザ注意報」を発令した。注意報発令は、昨冬より3週間ほど早い。

 注意報発令を受け、同ネットワーク加盟の医療機関では「熱・鼻水・のどの痛み・せきなどの症状がある人は面会の自粛を」「風邪の症状が無くても、面会時はマスク着用や手指消毒の実施を」などと呼び掛ける。

 一方、インフルエンザ警報が発令されると「不要不急の面会禁止」や「主治医が許可した場合を除いて、全面的に面会を禁止」などの面会制限・禁止に入るという。

 ●患者最優先

 同ネットワークでも注意報の発令を受け、各医療機関の院内感染対策担当者らが面会者への対応などについて話し合った。ポスターを掲示したり、職員が面会者に直接説明するなどの対応を進めるが、中には「来院者に理解してもらえない」などの悩みも寄せられたという。

 同ネットワークの矢口加奈子さん(日鋼記念病院感染管理認定看護師)は「不特定多数が出入りすると、それだけ院内への持ち込みの危険性が高まる」とし、「各医療機関とも、入院患者さんを最優先にした上での対応。ぜひ、ご理解を」とも訴える。





   ■ 室蘭バイオマス発電所の試運転が始まり、順調スタート

 東南アジア原産のパームヤシ殻(PKS)を100%燃料に使って発電する、室蘭市港北町の室蘭バイオマス発電所で、2020年(令和2年)5月の商業運転開始に向けた試運転が始まった。中旬にはPKSを積んだ最初の輸送船が入港し、初陸揚げされる。

 港北町の中卯(なかう)ふ頭で進められている発電所の建設は11月末までに完成した。同23日に心臓部である循環流動層ボイラーに火入れし、重油を使った試運転がスタート。ボイラー棟より海側の冷却設備から蒸気が上がり「稼働は順調」という。

 PKSを運搬するベルトコンベヤーなども徐々に稼働させ、来春の本運転開始までに設備や各種機器のテスト運転が続くという。今月中旬にはインドネシア産PKSの第1便の入港が予定されている。

 発電所を運営する「室蘭バイオマス発電合同会社」の青井伸夫社長は「ここまで災害もなく無事に火入れまで進みうれしく思う」とスケジュール通りの進ちょくに安ど。「まだ通過点に過ぎない。来春の商業運転開始を迎えられるよう引き続き、安全を最優先に細かなチェックを重ね、安定運転への道筋をつけていく」と気を引き締めている。

 同発電所は、インドネシアなどで調達したPKSを燃料に発電。発電出力は7万5千キロワット。PKS専焼の木質バイオマス発電施設としては国内最大級となる。
(菅原啓)





   ■ 室蘭・親善朝野球ベストナイン選考会、8人が初受賞

 第46回室蘭市民親善朝野球大会(室蘭民報社、室蘭市民親善野球協会主催)のベストナイン選考会が5日夜、同社で開かれた。9人のうち8人が初受賞となり、新戦力の台頭が目立った。

 ベスト8のチームを対象に選考が行われた。準々決勝以降の通算成績を基に、協会役員が候補選手の成績を評価。防御率や打率、打点などに加え、出場数などチームの貢献度も重視した。

 投手部門は、優勝したエムズベースボールクラブの長川太郎が初受賞。決勝で7イニング被安打2自責点1と好投。準々決勝でも登板し、チームに貢献した。

 捕手部門は山下祥平(エムズ)。4割2分8厘の高打率をマークし、捕手としては初受賞となった。一塁手は山下と同等の打率を記録した井川直人(同)、二塁手は猪村洸貴(日本製鉄室蘭コークス)がそれぞれ初受賞した。三塁手は、阿部諒二(新栄クラブ)が8年ぶりの受賞。遊撃手は打率3割超えの三浦優(西野製作所)が初受賞した。

 外野手は3人とも初受賞。小笠原拓和(エムズ)は決勝で2打点の活躍。須貝太一(新栄クラブ)は準々決勝、決勝で5点の打率10割。佐々木陸(西野製作所)は準々決勝、準決勝で5打点と勝負強さが光った。指名打者は該当者がいなかった。

 表彰式は17日午後6時半から室蘭民報社で行われる予定。
(吉本大樹)





   ■ アイスH室蘭リーグ開幕、スクランブルが白星発進

 アイスホッケー室蘭リーグ(室蘭アイスホッケー連盟主催)が5日、室蘭市中島スポーツセンターで開幕した。開幕戦はスクランブルがドッグファイターズに快勝した。

 昨季は下位に沈み、雪辱を期す両チームの対戦。スクランブルは先制点を奪われたが直後に逆転。第1ピリオドに4点を挙げ、第2ピリオド以降は粘り強いディフェンスでリードを保った。石川が4得点1アシストの活躍で攻撃をけん引した。

 リーグには昨季から1チーム減の11チームが出場。3月中旬にかけて、全55試合を予定している。
(鈴木直人)

 ▽スクランブル7―3ドッグファイターズ





   ■ 登別小でオニッコマーチングバンド、6年生最後の調べ

 登別小学校(古P達郎校長)の登別オニッコマーチングバンドによる第13回定期演奏会が7日、登別本町の同校で開かれ、引退する6年生が最後の音色を奏でた。

 5、6年生の合同演奏「聖者の行進」で幕開け。「リパブリック賛歌」「風になりたい」ほか、6年生29人による「ワタリドリ」が披露された。管楽器と打楽器の軽快なリズムに合わせ、マーチングバンドならではのバトントスなどの技もあり、訪れた父母ら約150人から大きな拍手があった。

 引退を惜しむ在校生からアンコールの声も起こって、もう1曲披露。退場の際には5年生からねぎらい演奏が贈られ、会場は明るく和やかな雰囲気に包まれていた。
(洞口優)





   ■ 伊達・関内小で見学会を兼ね80人が餅つき大会

 通学区域外からの就学が認められている伊達市関内小学校(森晶子校長、33人)で7日、来春の入学を希望する子どもの見学会を兼ねた、恒例の餅つき大会が開かれた。児童や保護者約80人が協力しながら餅つきを楽しんだ。

 同校は市内唯一の小規模特認校。餅つき大会はPTA(山木広幸会長)が主催し、毎年開催している。今回はもち米約20キロを用意した。

 子どもたちは順番に「ヨイショ!ヨイショ!」ときねを振るった。会場は参加者の歓声が響き、温かい雰囲気に包まれていた。出来上がった餅は、あんこや地元農家が提供した野菜などで作った雑煮に入れて味わった。

 6年生の山木こはなさん(11)は「毎年楽しみにしています。きねは重かったけど、上手につけました」と笑顔を見せていた。

 この日の見学者はいなかったが、同校は少人数によるきめ細かな指導、地域とともに歩む学校の長所をPR。「いつでも授業見学などができますので興味のある方を待っています」と呼び掛けている。

 問い合わせは同校、電話0142・23局2660番へ。
(奥村憲史)





   ■ 壮瞥町と薬剤師会室蘭支部が災害時医療活動で協定締結

 壮瞥町と北海道薬剤師会室蘭支部(上田薫支部長)は5日、災害時における医療救護活動に関する協定を締結した。災害時の医薬品供給や救護班の派遣などを行う。

 同支部は自治体の医療救護活動の支援や衛生環境の向上のため、西胆振の自治体と協定締結を進めている。壮瞥町は4自治体目。今後は伊達市とも協定を結ぶ予定という。

 締結式は壮瞥町役場であり、上田支部長と田鍋敏也町長が協定書に押印した。

 避難所では風邪薬や抗生物質、睡眠薬などが必要になるといい、上田支部長は「訓練などがあれば、平素から参加していきたい」と述べた。

 田鍋町長は「有珠山噴火に限らず、災害時の避難所生活は長期化も考えられる。有意義な協定」と感謝していた。
(池田勇人)





   ■ 苫小牧で企画展開幕、地元にゆかり・浅野氏の感性並ぶ

 苫小牧市美術博物館の企画展「浅野武彦の木版画の世界」が7日に開幕した。初日は学芸員による展示解説会が開かれ、市民らが苫小牧にゆかりの浅野氏が手掛けた約100点の作品に見入っていた。企画展は来年1月19日まで。

 札幌市出身の浅野氏は、北大医学部在学中に版画家・川上澄生氏に師事。卒業後は苫小牧市内の病院で医師業に専念する一方、休日には精力的に制作活動を続けた。その後、札幌版画協会や北海道版画協会の創立に関わるなど、本道版画界で大きな役割を果たした。

 企画展では、浅野氏の作品を「風景」「骸骨」「植物」「いきもの」の四つに分けて紹介。支笏湖や樽前などの風景や医学部時代の解剖実習の様子など、自然や生き物への愛情や医師としての鋭い観察眼が垣間見られる作品群が目を引く。

 観覧料は一般300円、大学・高校生200円、中学生以下は無料。時間は午前9時半〜午後5時。休館日は月曜および年末年始(12月29日〜1月3日)。詳しくは同館、電話0144・35局2550番へ。
(伊藤洋志)



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