■ 宮蘭復活へ強い決意、川崎近海汽船・赤沼社長らが来社
【2020年1月15日(水)朝刊】

4月からの室蘭−八戸航路など抱負を語った川崎近海汽船の赤沼社長(左から2人目)
 川崎近海汽船(東京)の赤沼宏代表取締役社長が14日、室蘭民報社を訪れ、岩手県宮古港への寄港休止と航路の変更を発表した、室蘭港と宮古港を結ぶ「宮蘭航路」について「必ず復活させる。室蘭−八戸で盤石な体制を整えたい」と決意を語った。

 同社は昨年12月、貨物収益の苦戦が続く宮蘭航路について、3月末で宮古港寄港を休止し、4月以降は室蘭と青森県八戸港を往復する航路への変更を発表した。

 赤沼社長と寅谷剛常務取締役、岡田悦明フェリー部長、大坪真二室蘭支店長が新年のあいさつに訪れ、改めて航路変更について「需要の見通しが甘かったことは深く反省するところ。今度こそ失敗は許されない。宮古復活に向け、何としても室八航路を死守していく」と力を込めた。

 昨年末には、室蘭市と宮古市、岩手県から宮古港への寄港継続の要望を受け「強い思いは伝わった。やめるわけではない。大事な航路という認識に変わりはない」と強調。寄港再開のポイントとして「人流に物流も追い付くには、道路や港などの環境も重要。使いやすい航路になれるよう、県などにも環境整備に協力を求めている」と航路再構築に向けた決断に理解を求めた。

 宮蘭航路は2018年(平成30年)6月に就航。旅客は計画を上回ったが、収益の柱となる貨物が計画通りに集まらなかった。南下便の八戸港寄港などてこ入れを図ったが、宮古発の北上便の状況が変わらず、就航から1年半での宮古港寄港の休止を決めた。
(菅原啓)

【写真=4月からの室蘭−八戸航路など抱負を語った川崎近海汽船の赤沼社長(左から2人目)




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