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【2019年12月7日(土)朝刊】より



   ■ 来年度必修化のプログラミング教育、室蘭市教研が講座

 2020年度(令和2年度)から小学校で必修化されるプログラミング教育の円滑な実施に向け、室蘭市教育研究所(大須賀圭所長)は6日、白鳥台の白蘭小学校で教員向けの研修講座を開いた。市内の教諭約30人が受講し、プログラミング教材の体験などを通して実践的な指導方法を考えた。

 講座では、研究所員の4教諭が実践例を取り上げた。白蘭小の田邊和也教諭は小学1、2年を対象に朝学習の時間を使い、プログラミングの基本で、論理的に考えるために重要な「順次」「分岐」「繰り返し」を学ぶドリルに取り組ませた。児童の反応は「楽しい」「面白い」と大半が好意的で「通常の授業でも論理的な思考を意識して、教えるだけで教育的な効果は変わってくると思う」と話した。

 参加者は東明中の榛美沙子教諭を講師に、LED(発光ダイオード)やセンサーを搭載した教育向け小型コンピューターボード・マイクロビットを使ったプログラミングも体験。パソコン画面に表示されるLEDなどの動作をコントロールするブロックと「揺さぶられたとき」などのブロックを組み合わせて簡単なプログラムを作った。思い通りに動くと、教諭らは「動いた!」「これは面白い」。子どもたちと同じような反応を見せて笑顔が広がった。

 市教委の椎名孝指導主事は「プログラミング教育は思考のゴールにたどり着く手段。教える先生が楽しいと思えば子どもたちにも伝わる」と話した。
(野村英史)





   ■ 室蘭で子年の繁栄願い込め干支凧づくり「チュウ」

 室蘭礼文凧(だこ)保存愛好会、笹山惠弘代表の自宅(室蘭市中島町)では、来年の干支(えと)「子(ね)」にちなんだネズミを描いた干支凧づくりが最盛期に入っている。

 江戸文字で描かれた「子」の字の上に米俵に乗った2匹の白ネズミを配置した。「ネズミは多産なので子孫繁栄を、米俵は豊穣(ほうじょう)をそれぞれ象徴しています」と笹山代表。10月から準備に入り、下絵描きや骨張り、色づけと進み、今は糸付けの作業に入っている。「店(飲食店)を切り盛りしながら少しずつ進めている。毎日残業だよ」と笑う。

 国内では伝統的な凧づくりができる人が減っているという。笹山代表は中島町の生涯学習センターきらんや陣屋町の民俗資料館、各小学校などで凧づくり教室を開催。「興味を持って参加してくれる子どもたちがいてくれるのはうれしいですね」と笑みを浮かべる。

 毎年1月2日に、祝津町のみたら室蘭裏で凧揚げを実施している。笹山代表は「当日は午前11時ごろから愛好者が集まる予定です。凧揚げをしたいという方はぜひお越しを」と呼び掛ける。
(北川誠)





   ■ 室蘭・蘭北商店会で31日まで恒例の年末大売り出し

 室蘭・蘭北商店会(眞井克佳会長)は、恒例の年末大売り出しを31日まで開催している。参加店で購入3千円ごとにスピードくじが1回引けて、当たりが出れば、現金つかみ取りなど豪華景品がもらえる新春抽選会に挑戦できる。

 大売り出しには本輪西、港北町の同商店会に加盟する23店が参加。店頭の「年末大売り出し参加店」の張り紙が目印。購入500円ごとに抽選補助券を1枚進呈、補助券6枚でもスピードくじが1回引ける。

 スピードくじで当たりが出れば、抽選引換券をその場で進呈。新年1月3、4日に同商店会事務所で行われるガラポン抽選に参加できる。千円つかみ取りの特賞をはじめ、金賞の新潟産コシヒカリ5キロ、銀賞のみかん1箱など食品や日用品を用意している。

 眞井会長は「早いもので今年も1カ月を切った。毎年、大売り出しを楽しみにしてくれているのでこの機会に利用していただきたい」と話している。
(菅原啓)





   ■ 登別・極楽通り商店街振組が閻魔堂をすす払い

 登別・極楽通り商店街振興組合(黒田庄一理事長)は6日、市内登別温泉町にある観光スポット・閻魔(えんま)堂のすす払いを実施。令和の年も地域住民や観光客を楽しませた閻魔大王の汚れを落とした。

 閻魔堂は、極楽通り商店街の一角にある。閻魔大王はからくり山車に乗っており、座った状態では高さ5メートル強。立ち上がると6メートルにも達するサイズだ。いつもは閻魔堂の中にいるが、毎年夏に行われる登別地獄まつりでは極楽通りに姿を現している。毎日定時に表情が変わる仕掛けも人気だ。

 すす払いは商店街メンバーに加えて登別国際観光コンベンション協会の職員ら10人が参加した。午前10時半、黒田理事長の「はじめ」の合図で作業開始。雑巾で着物をきれいに拭いたり、数メートルの長さのほうきを用いて顔の汚れを落としたりと、1年間休まず働き続けた閻魔様の労をねぎらった。終了後、二例二拍手一礼で、再度感謝した。

 黒田理事長は「一日に複数回表情が変化する仕掛けは好評ですよ。多い時で、1回で100人以上見学することもありましたよ」と振り返る。「今年は国際情勢などの影響で若干観光客が減った印象はありますが、来年は東京オリンピックがある。札幌でも一部種目が行われるほか、白老町には民族共生象徴空間も開設される。国内外の観光客が登別温泉に多く訪れるのではないか。いい一年になってほしいですね」と話した。
(石川昌希)





   ■ 伊達の今さんが栽培漁業推進功労者表彰、胆振で2人目

 種苗生産の技術開発など栽培漁業活動に尽力したとして、道栽培漁業振興公社伊達事業所の今満人所長(47)=伊達市在住=が、「栽培漁業推進功労者表彰」を受けた。胆振管内で2人目。今所長は「今後も安定した種苗の放流を続けられるように努力していきたい」と決意を新たにしている。

 今さんは1996年(平成8年)、道栽培漁業公社の職員となり瀬棚事業所(桧山管内せたな町)に配属。2005年に伊達事業所で高級魚マツカワ(カレイ科)の種苗の安定生産の基礎を築き、奇形魚などの課題解決に向け研究を進めた。

 12年に同事業所長に就任。道立総合研究機構栽培水産試験場(室蘭市舟見町)と連携し、マツカワ生産の課題解決と技術開発に取り組んだ。その中で、初期餌料となるワムシの培養に成功。他事業所への供給をはじめ、種苗生産の後方支援にも寄与したことなどが総合的に評価された。

 伝達式は5日に室蘭市海岸町の胆振総合振興局が入るむろらん広域センタービルで行われた。花岡祐志局長が「長年にわたり水産種苗生産技術の開発や指導などに尽力され、栽培漁業の推進に寄与された」とたたえ、感謝状を贈呈した。

 今所長は今まで一番心に残る仕事として「予定通りの安定した種苗を放流することができたことは何よりも喜びとなる。今後はコストを下げられるように努めたい」と振り返った。

 その上で「1人の力ではなく、家族や親、漁業関係者の支えがあり受賞することができた」と感謝した。
(粟田純樹)





   ■ 洞爺湖芸術館“大入り”、来館過去最多の4596人

 洞爺湖町洞爺町の洞爺湖芸術館は冬季休館(12月1日〜来年3月末)に入った。2019年度の来館者数は11月30日現在で前年度比1117人増の4596人。約3割の増加で目標の3500人を千人以上上回り、08年の開館以来、過去最多となった。

 来館者がこれまで最も多かったのは17年度の4152人。本年度は運営が洞爺湖芸術館友の会の指定管理から町の直営に変わった初年度だった。

 企画では春、夏、秋にそれぞれ特別展を開催。砂澤ビッキ没後30年の特別展をはじめ、インスタレーションなど、これまでにない展示もあった。各特別展では千人以上の来館者を数えた。子ども向けのワークショップなどの開催を増やしたことで、夏休み期間中の子どもの来館にも貢献したという。

 前館長の三島邦代さん(73)は「芸術館はグレードアップしている。(洞爺湖芸術館友の会)の指定管理時代は、素人集団で見よう見まねでやっていた。当初から専門の学芸員を配置してほしいと町にお願いしていた。山本みどり学芸員が来てくれて、専門的な目で企画運営を見直せた」と成果を強調した。

 山本学芸員は「今年の反省も生かして展示内容を充実させたい。今年実施したことを踏まえて取り組む」と述べ、現在も運営をサポートする友の会に感謝した。

 4月から友の会の会長に就任した加藤亮子さん(64)は「本年度の活動継続と展示会のサポート、独自事業も展開していきたい」と来年度を見据えた。
(池田勇人)





   ■ 苫小牧市美術博物館で地元ゆかりの故・浅野氏の企画展

 苫小牧市美術博物館は7日から、苫小牧ゆかりの木版画家浅野武彦氏(1927〜2016年)の作品を集めた企画展「木版画の世界」を開く。版画家川上澄生に師事して木版画の指導を受けた。企画展では当時の書簡年賀状など貴重な史料が100点ほど公開される。来年1月19日まで。

 浅野氏は札幌市生まれで北大医学部を卒業後、苫小牧市内病院に勤務した。学生時代、白老町に疎開していた川上と出会い、木版画の世界に入る。病院勤務の傍ら精力的に創作活動を続けた。

 企画展では樽前山の雪原や十勝岳の雪景色、札幌市内の様子など、さまざまな作品が展示される。さらに、版画制作や風景、動物などテーマごとに資料を添えて紹介することで作品の理解を深めてもらう。同館は「自然や命を真摯(しんし)なまなざしで捉えた浅野武彦の世界を見てほしい」と来館を呼び掛けている。

 期間中には関連事業も行う。7、21両日は午前11時から学芸員による展示作品の解説。7日午後1時半からは3人組フルートアンサンブル「アマービレ」のロビーコンサート。ワークショップとして15日午前10時からは年賀状作り、1月11日午前10時からは木版画作りを開く。

 企画展は一般300円、大学・高校生200円、中学生以下は無料。午前9時半〜午後5時。イベントの参加など詳細は同美術博物館、電話0144・35局2550番へ。
(佐藤重伸)





   ■ 白老中で認知症サポーター養成講座、生徒理解深める

 白老町高齢者介護課主催の認知症サポーター養成講座が6日、白老中(横山秀人校長)で開かれ、2年生55人が認知症のお年寄りに自分たちは何ができるかを考えた。

 町内高砂町の介護付き有料老人ホーム悠悠の豊島明広施設長が講師を務め、「認知症は脳の誤作動で起きる病気です。症状によっては脳全体が縮んでいったり、壊れたりします。生活に支障が出てきます」と説明した。

 同施設の女性職員2人がおじいちゃん、孫役の寸劇を通して加齢による物忘れか、認知症による物忘れかをクイズ形式で質問した。豊島施設長は「認知症の病気を持っている人には優しい気持ちで笑顔を見せて接して」と話した。白老町は2007年度(平成19年度)から認知症サポーター養成講座を開催しており、18年度までに1830人が受講した。
(富士雄志)






【2019年12月7日(土)夕刊】より


   ■ 特殊詐欺窓口で阻止、室蘭警察署が道銀の2人に感謝状

 室蘭警察署は5日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、北海道銀行室蘭支店(室蘭市中島町、大村琢支店長)の行員2人に感謝状を贈った。

 感謝状を受けたのは、支店長代理の宮内コズエさん(51)と窓口担当の水木妙江子さん(37)。11月19日、水木さんが多額の現金を振り込もうとする50代女性の言動を不審に思い、上司の宮内さんに相談。女性から詳しく話を聞くと、医師を名乗る何者かに会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックを通して、現金を指定口座に振り込むように指示されていることが分かり、宮内さんが同署に通報した。

 菊池和幸署長から感謝状を受け取った2人は「お客さまの財産を守ることができて良かった」と口をそろえていた。

 同署によると、今年管内では5日現在、特殊詐欺の被害届は出されていない。一方、全道的には10月末現在で92件の被害を認知。昨年に比べて31件少ないが、約2700万円がだまし取られているという。
(西川悠也)



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