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【2019年11月29日(金)朝刊】より



   ■ 受益者負担の減免見直し,室蘭市行革プランに5項目追加

 第72回室蘭市行政改革推進委員会(会長・永井真也室工大准教授)が28日、市役所で開かれ、行政改革プラン2016に追加する5項目を審議、承認された。市は新たな受益者負担の見直しに着手する考えを提示。所得に応じ高齢者や障害者、子どもに対して行っている減免も対象としていく方針を説明した。

 大学や町会、まちづくり団体などを代表する委員や市幹部13人が出席。小泉賢一副市長は「人口減で歳入が減る一方、福祉経費などが増大傾向で厳しい状況。大型公共事業もあり、行革を着実に進める必要がある」と訴えた。

 プランへの追加は(1)受益者負担の見直し(2)入湯税導入(3)ロボットが事務を担うロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)導入による事務効率化(4)死亡に関する届け出の効率化(5)東京事務所の見直し−の5項目で、事務局が詳細内容を報告した。

 受益者負担の見直しは、人口減少が続く中での必要な「行政サービスの維持・継続が理由」と強調した。市の試算では、直近の5年間で弾力的に活用できる一般財源収入が約10億円減少しているという。

 従来から公共施設の使用料・手数料などの受益者負担については5年ごとに見直しているが、今回は手つかずだった減免規定の見直しがポイントとなっている。コストの再検証や他都市の状況を踏まえて見定めるとした。

 減免の見直しは大きく二つあり「各種福祉サービスに対する減免」と「公共財産の使用料減免」について2020年度(令和2年度)に検討を進め、21年度からの適用を目指していく。

 高齢福祉施策、障害福祉施策とも増加傾向にあり、これまで議論されてこなかった高齢者や障害者、子どもに対する減免見直しに踏み込む。公共財産関連では、長期間にわたり減免継続している事案の政策的な効果検証を進める。

 委員からはRPA導入の効果について質問があった。市は税部門などを対象とした4業務の実証事業を行うことを説明。現在、職員一人当たりの平均年間労働時間1900時間に対し、400時間前後の「削減効果を見込んでいる」とした。
(鞠子理人)





   ■ 室蘭でスマートものづくり促進フォーラム、AIなど解説

 ロボットや人工知能(AI)など先端技術導入の効果や課題を探る「スマートものづくり導入促進フォーラム」が28日、室蘭市宮の森町の蓬らい殿で開かれた。会場では、実際のロボット機器やメーカーによるプレゼンテーションも行われ、参加した市内企業の経営者らが技術導入検討の参考にしていた。

 北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)の主催で、深刻な人手不足を背景に、産業用ロボットやモノのインターネット(IoT)など工程の自動化や省力化による人手不足解消、生産性向上を進めるきっかけづくりとして開催。会場は、専門家や導入事例紹介のセミナーと、実機展示・商談会に分割した。

 セミナーでは、IoT導入に伴う個人情報保護法や知的財産権、特許権といった法律問題、ロボットを活用した省力化事例について2人が基調講演した。

 日本ロボット工業会の矢内重章事務局長は、ロボットの導入効果について事例を交え「導入には機器単体だけでなく、システムの設計やロボットに作業を教える費用もある。導入にあたって本当に必要かどうか、投資に見合った効果を十分見極める必要がある」と解説した。

 実際にIoT導入を図った企業による事例紹介のほか、実機展示の会場では、システムやロボットの開発メーカーが来場者らにプレゼンして、技術の進化や現場のニーズについて情報交換していた。
(菅原啓)





   ■ ロマンチックの輝き、JR東室蘭駅西口広場でイルミ点灯

 室蘭・中島西口商店街振興組合(米塚豊理事長、加盟57店舗)は28日、市内中島町のJR東室蘭駅西口前広場でイルミネーションの点灯を開始した。発光ダイオード(LED)5千個分の輝きが周辺を明るくともしている。

 20年近く続いている取り組みは、西口前広場の冬の風物詩になっている。高さ6メートルの街路灯を活用し、大小のツリー形に設置した青、白、ピンク各色のLEDが点滅。今年は大きいツリーの頂点に赤、緑、オレンジのLEDがともるリースを新たに付けて、クリスマスムードを一層盛り上げている。

 米塚理事長は「少しでも西口が華やかになれば」と期待している。点灯期間は来年2月末まで。時間は午後5時〜翌日午前1時半。
(奥野浩章)





   ■ 最高気温氷点下0.3度―室蘭で今季初の「真冬日」

 上空に真冬並みの寒気が流れ込んだ影響などで、胆振地方は28日、室蘭や登別など9地点で真冬日となった。室蘭の最高気温は氷点下0・3度(平年5・9度)。1月下旬並みに冷え込み、今季初の真冬日となった。昨年より9日早い。

 室蘭地方気象台によると、各地の最高気温は、登別氷点下2・2度(平年4・4度)、伊達大滝氷点下4・7度(同2・2度)、白老森野氷点下2・4度(同4・4度)など、真冬日を観測した。

 室蘭市入江町の室蘭地方合同庁舎前の温度計は、夕方も氷点下を示していた。

 冷え込みは29日の朝まで続き、同気象台は「水道管の凍結に注意してほしい」と呼び掛けている。室蘭の同日の予想最低気温は氷点下4度。
(西川悠也)





   ■ 足湯と登別地獄谷がエクセレンス認証、5年連続の認定

 屈指の観光名所である大湯沼川天然足湯と登別地獄谷(ともに登別市登別温泉町)が、優れたサービスを提供する施設に与えられる「エクセレンス認証」を受けた。ともに5年連続の認定で、殿堂入りも果たした。

 「エクセレンス認証」は、世界最大の旅行プラットフォーム「トリップアドバイザー」が行っており、今年で9年目。過去1年間で旅行者がトリップアドバイザーに投稿した口コミの評価点などに基づき選定している。5段階で評価しており、4以上で「エクセレンス認証」となる。

 天然足湯は4・5の評価を得た。大湯沼川探勝歩道沿いにあり、大湯沼から湧き出た温泉をじかに楽しむことができる。休憩用のベンチも複数用意しており、ゆっくりと腰を据えて湯の温もりを感じる醍醐味(だいごみ)もある。周囲は木々に覆われており、青々しい緑のまぶしさや紅葉の輝きなど季節の移ろいも楽しめる。雪深い中で足湯を体感できる利点もあり、雪のない国・地域の訪日客に人気だ。

 クッタラ火山の活動で誕生した爆裂火口跡である地獄谷は評価4。複数の湧出口や噴気孔があり、自然の息吹を体感できる。散策や撮影スポットとしても人気。シーズン中には、登別市観光ボランティアガイド会が観光客に名所の説明をしたり記念撮影を手伝ったりと、登別ならではのおもてなしで旅をサポートしている。

 ともに2015年(平成27年)から5年連続で好評価を獲得。殿堂入りを果たし、このほど登別国際観光コンベンション協会に届いた認定証には「HALL of FAME」の文字も記されている。

 天然足湯と地獄谷は支笏洞爺国立公園の一角を構成し、世界中の観光客に親しまれている。同公園は今年指定70周年の節目を迎えており、認定と合わせて観光客を呼び込む売り出しポイントにもなりそうだ。同協会は「認定を機に今まで以上に名所を楽しんでもらいたい」としている。
(石川昌希)





   ■ 6次産業化推進など柱、壮瞥町で「町政懇談会」始まる

 壮瞥町の課題や話題を町民と議論する「町政懇談会」が25日夜、仲洞爺の仲洞爺公民館を皮切りに始まった。町は、現在策定中の第5次まちづくり総合計画の基本構想を提示した。

 第5次計画は2020年度(令和2年度)から10年間の町政の方向性を示す内容。10〜19年度の第4次計画の課題として、産業の担い手不足などの5項目を挙げ、財政健全化が不可欠とした。これを踏まえ、自然環境や景観、温泉、火山などの魅力と価値を再認識し、持続可能なまちづくりにチャレンジしていく方向性を示した。

 施策の柱として(1)元気な産業のまち(2)笑顔あふれる暮らしのまち(3)希望に満ちた安全のまち(4)未来へつなぐ明るいまち−を挙げた。具体的には6次産業化の推進や保小中一貫教育の推進、基金減のない財政運営などを行っていく。

 この日の懇談会には町民11人が参加。参加者からは旧久保内中でのタマネギの選別、貯蔵、加工施設の設置などについての質問をはじめ、国道や道道整備の推進への要望などが出ていた。

 田鍋敏也町長は「意見を最大限参考にしてよりよい計画を作っていく。実践的で実行性のある取り組みにしたい」と述べた。

 第5次総合計画は今後、5年ごとに見直す基本計画を固める。素案を作り、議会での議決を経て本年度中に完成させる。
(池田勇人)

 町政懇談会の今後の日程は次の通り。

 ▽29日 壮瞥町研修センター
 ▽12月3日 蟠渓ふれあいセンター、壮瞥町役場
 ▽4日 壮瞥温泉団地集会所
 ▽5日 久保内改善センター
 ▽6日 幸内会館





   ■ 甘い香りリンゴ風呂…壮瞥・来夢人の家で3年ぶり復活

 壮瞥町仲洞爺の仲洞爺温泉「来夢人(きむんど)の家」は3年ぶりに「リンゴ風呂」を復活させた。地元農家から提供を受けたリンゴが浮かべられた浴槽は、ほんのりと甘い香りが漂い、入浴客に癒やしを与えている。毎週金、土、日曜日の限定で楽しめる。

 同風呂は昨年まで台風の被害などでリンゴの収穫が少なく、実施していなかったが、回復したことから再開した。

 地元の農家から提供を受けた規格外のリンゴを使用。男湯、女湯でそれぞれ1日15個前後を使う。浴槽の一部を仕切り、リンゴを浮かべる。温泉は加温はしているものの、源泉掛け流しで、リンゴの匂いと相まってリラックスして入浴できる。

 寺嶋信一施設長は「またリンゴ風呂を提供できるようになったので、ぜひ入りに来てください」と呼び掛けている。

 期間は1月末までだが、数量により期間に変動がある。開館時間は午前10時〜午後7時。火曜日休館。
(池田勇人)





   ■ つがるの味覚満載、30日に白老で特産品即売フェア開催

 白老町・青森県つがる市姉妹都市交流企画「つがる市特産品即売フェア」(つがるブランド推進会議主催)が30日午前9時半から、白老町コミュニティセンターで開かれる。

 特産品のリンゴ、ニンニク、ナガイモ、特別栽培米・つがるロマン、ゴボウ、漬物、アップルパイ、トマトジュース、トマトゼリー、アップルジュース、リンゴジュースなどを販売する。

 昨年はイベント開始前に約200人の行列ができ、リンゴ(サンふじ)40個入り500箱が30分足らずで完売する人気ぶりだった。同会議では「津軽の新鮮さと秋の味覚が満載。お待ちしてます」と来場を呼び掛けている。
(富士雄志)






【2019年11月29日(金)夕刊】より


   ■ お金より人脈が財産、室蘭・マッチングイベントで講演

 働きたい高齢者の就活を後押しする、アクティブシニア・マッチングイベント「60代からの就活大作戦」が28日、室蘭市輪西町の市民会館で開かれ、元胆振教育局長で、現在ふるさと再生塾で塾長を務める小山忠弘さんが「地域社会のつながりと出番づくり」と題し講演した。

 北海道社会福祉協議会主催。会場には55歳以上の男女約30人が訪れた。初めにアクティブシニアサポートセンター室蘭の前澤佐土史センター長がセンターの取り組みを紹介。仕事体験のマッチングや就職事例などを報告した。

 小山さん講演で「人生100年時代、これから財産となるのはお金よりも人脈」と持論を展開。「自分の市町村や町内会の現状を把握し、その中でどのようなことができるかを考えましょう」と強調した。

 このほか「あなたが動かなければ、人はつながりません。あなたに愛が無ければ、人はつながりません」「出番づくりは、市民サロンや地域防災、孤立しがちな人へのアプローチなどさまざまな形であります。自分の身の丈に合わせて行いましょう」と呼び掛けた。参加者は真剣な表情で、メモを取りながら聞き入っていた。
(北川誠)



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