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【2019年11月26日(火)朝刊】より



   ■ 室蘭・旧絵鞆小問題で青山市長、CF成功に軽視できず

 室蘭市の青山剛市長は25日、市役所で定例会見を開き、旧絵鞆小の存続を目指す市民団体がクラウドファンディング(CF)などで一定資金を調達したことについて「市として軽視できない」と語った。スコットランドのアバディーン市と、水素を核にした産業振興を内容とし、覚書の調印について合意したことを明らかにした。

 市民団体の動きを受け、旧絵鞆小の体育館棟解体費の執行を留保している問題について「団体はCFなどで1700万円の資金を確保しており、施設の維持補修も行う考え。売却公募が不調になった時とは状況が違い、こういった動きは市としても軽視できない。慎重に対応を検討したい」とした。

 また、今後も議決後に議決と違う方向で市に再考を求める同様事案が発生した場合の対応については「可能性はある。難問だが、どう取り扱うかを考えていかなければならない」と述べるにとどまった。 

 市はJXTGエネルギー製造停止後の後継事業として、海外から再生可能エネルギー由来の水素を輸入し、エネルギーとして活用するサプライチェーン構築の可能性を探っているが、市長は今月、欧州視察を実施した。

 市長は成果を強調し「市内企業や室工大で水素の研究が進む。覚書については、両市で情報を共有し、国際的な二酸化炭素削減へしっかりとネットワークを図っていこうという内容を想定している」と語った。

 祝津ふ頭の大型港湾荷役施設アンローダーを撤去した後、石炭を荷揚げするバースは崎守ふ頭に見直す方針を示した。ただ、現在ストックしている企業の大量の石炭については、そのまま祝津に置く見通しという。

 課題となっているだんパラスキー場の振興に向け、民活により公園の魅力を高めて、行政の維持管理費低減を図るパークPFIの導入可能性も「検討する」とした。
(鞠子理人)





   ■ 市立室蘭総合病院経営調査委託へ補正予算2000万円計上

 室蘭市は、市立室蘭総合病院の「経営改善支援業務委託」事業として、本年度補正予算案に2千万円を計上した。同病院の経営課題や経営改善策などの調査を、病院経営専門の民間コンサルティング会社に委託する方針。

 青山剛市長は25日の記者会見で、同事業の結論や指摘については、2020年度(令和2年度)が最終年度となる同病院の「新経営改革プラン」の改定に反映させるほか、病院開設者として「今後の経営形態を判断する材料」とする考えも示した。

 同市長は、今回の委託調査では、市立室蘭総合病院の(1)現状分析・経営課題の抽出(2)収益改善策の整備(3)費用縮減策の整備―を中心に「コンサルティングしてもらう」と説明した。「新経営改革プラン」は20年度が最終年度となるほか、21年度以降の新たなプランの改定作業も控えるため「結果が(今後の)病院運営に反映され、経営の改善に資する形に」と述べた。

 今回の委託調査の結論については「重要視する。当然、開設者として対応しないといけない」と強調し、今後の経営形態を判断する一つの指針にする認識も示した。
(松岡秀宜)


◆―― 市住改修に6705万円、補正案発表

 室蘭市は25日、第4回市議会定例会(12月2日開会)に提出する一般会計補正予算など議案12件を発表した。一般会計は市営住宅の改修などで総額1億1667万円を盛り込んだ。

 一般会計は、老朽化する市営住宅白鳥台団地の外壁改修などに6705万円を計上。消防団の救助用エンジンカッター5台を125万円で購入、全消防団への配備が完了する。

 港湾会計では、祝津ふ頭の岸壁整備が本格化する中、大型港湾荷役施設アンローダーの解体費として1億5890万円の債務負担行為を決めた。

 ほか水道料金を平均2割値上げする条例改正案、海陽小スクール児童館の整備に伴い東町児童館を廃止する条例改正案、神代火葬場の指定管理者の指定議案などを提案する。
(林帆南)





   ■ 室蘭市町内会連合会が講演会、魅力的なまちづくりを

 室蘭市町内会連合会(沼田俊治会長)主催のまちづくり講演会が25日、輪西町の市民会館で開かれた。日本大学理工学部の岡田智秀教授を講師に招き、地域活性化について考えた。

 毎年開催している。町内会役員ら約120人が出席した。岡田教授は東京都出身。景観まちづくりや地域活性化などが専門。埼玉県越谷市や千葉県流山市では、景観アドバイザーとしても活躍している。

 講演では2016年(平成28年)、プロジェクトリーダーとして学生と取り組んだ「千葉県八千代市八千代台地区の地域再生プロジェクト」を紹介。同地区は、高度経済成長期に人口が一気に流入して発展したが、現在は高齢化と市街地の衰退が進んでいる。室蘭市の類似ケースとして引用した。

 岡田教授は、これからのまちづくりについて「住民が『住み続けたくなるまち』をつくるのが大切になる。地域住民がそのように思うまちは、外から見ても魅力的」と強調した。

 八千代台地区再生のために取り組んだ具体策として、地域住民を対象としたワークショップを例示。参加者同士で近所の「お薦めコース」を考えて発表し合い、「参加者が住んでいる地域の魅力を再発見し、誇りを持つ大切さに気づいたようだった」と成果を述べた。

 地域の課題を黒丸、魅力を白丸で分ける「八千代台まちづくり台帳」作成にも触れ、「開発の順序を俯瞰(ふかん)的に見ることができる便利なもの」と話していた。
(西川悠也)





   ■ 犯人の特徴、逃走経路…室蘭海岸郵便局で強盗対策訓練

 室蘭海岸郵便局(山下智也局長)の強盗対策訓練が25日、同局で行われ、局員らが事件発生時の対応を学んだ。

 市内の郵便局が持ち回りで毎年実施している。室蘭警察署員扮(ふん)する強盗犯が拳銃や刃物を手に「金を出せ」と要求。局員は緊迫した状況下の中、落ち着いてお金を渡し、犯人の逃走する方向を確認。警察官到着後は、犯人の特徴や逃走経路などを伝えた。

 山下局長は「日ごろから職員と防犯体制について話し合っており、訓練はスムーズに行えたと思う。今後も訓練を重ねていく」と気を引き締めていた。
(西川悠也)





   ■ 登別市制50年カウントダウン、10カ所にボードを設置

 登別市は、2020年(令和2年)の市制施行50周年を控え、市内10カ所の公共施設や民間の商業施設に、来年の市制施行日(8月1日)までの日数を掲示するカウントダウンボードを設置した。半世紀の節目まで、25日で残り「250日」。全市を挙げて50周年を祝う機運を高めている。

 カウントダウンボードは、市役所(中央町)や市民会館(富士町)など市内8公共施設のほか、ショッピングセンター・アーニス(中央町)とイオン登別店(若山町)の2商業施設にも設置されている。

 大きさは縦90センチ、横60センチで鬼のイラストとともに節目までの日数を表示。数字は、表裏が緑と白の7パーツで構成され、組み合わせによって全数字が表現できる。各施設の管理者が毎日更新している。

 市ではこのほか、市制施行50周年の冠を付けたイベントで使用できるよう、カウントダウンボードと同じデザインのスタンドバナー(縦2メートル、横85センチ)も作製。団体への貸し出しを実施している。また、卓上の三角ポップ(縦14センチ、横12センチ)も3千個作るなどアイテムを充実させている。

 市企画調整グループの有馬亮太主査は「多くの市民に記念すべき節目を知っていただき、一緒に盛り上げていきたい」と話している。
(高橋紀孝)





   ■ 伊達消防署の女性2人が大型機関員の資格を取得

 伊達消防署(今村浩幸署長)の警防課救急係の朽木麻里奈さん(29)と庶務課庶務係の本間麻里さん(24)が、消防車などの運転に必要な大型機関員の資格を取得した。女性としては胆振管内では初めてで、同署は今後の活躍に期待を寄せている。

 大型機関員は、消防車などの大型車を運転するために必要な消防内部の資格。普通機関員、救急機関員の資格取得を経て最低32時間の教育を受け、最終テストに合格しなければならない。

 朽木さんは9月23日、本間さんは11月6日にそれぞれ認定を受けた。緊急走行だけではなく、消防車から水を出す操作などを行い、火災現場で重要な役割を担う。

 朽木さんは「機関員として自分ができる業務の幅が増える。朽木に任せれば大丈夫―といわれるくらい極めたい」と力を込める。本間さんは「女性職員が力を発揮できる部分。私も極めたい」と意気込んだ。

 今村署長は「機関員になり、業務の幅が広がったし、男女関係なく現場で活躍できる。採用当初から比べてもたくましくなったと思う」と今後の飛躍に期待していた。
(池田勇人)





   ■ 伊達で総合体育館まつり、速く走るコツを学ぶ

 伊達市松ヶ枝町の市総合体育館と温水プール・トレーニング室を無料で開放する「総合体育館まつり」が24日、同館などであった。各種講習会やイベントなどが行われ、多くの来場者でにぎわった。

 運動のきっかけづくりなどを目的に、指定管理者のNPO法人伊達市体育協会・道南スコーレ共同事業体が主催している。

 陸上の講習会は道内外で活動するスプリントコーチで、伊達市出身の仁井有介さん(35)を講師に迎えた。子どもたちがラダートレーニングなどを通し、速く走るコツを学んでいた。

 体育館では、バスケットボールやバドミントン、卓球など市民らが思い思いに競技を満喫。ダンススクールの発表会のほか、ロビーでは射的や施設の利用券が当たる抽選会などもあった。
(奥村憲史)





   ■ 白老・萩野小全校児童が難病ALSの大平さんに手紙送る

 「いまだにきれいな音が耳に残っています」「病気に打ちかってがんばってください」―。白老・萩野小(手塚敏校長)の全校児童140人が札幌交響楽団(札響)コンサートマスターでバイオリニストの大平まゆみさん(62)に手紙を送った。昨年10月に来校してくれた感謝、可能性が高いと診断告知された難病筋萎縮性側索硬化症(ALS)に立ち向かっている大平さんへの励ましの気持ちが込められている。

 昨年10月「みんなの道徳」の一環で同校を訪問した大平さんは、子どもたちに東日本大震災時、被災地で演奏した体験などを通して音楽の持つ力を伝えたほか、バイオリンを演奏、子どもたちに演奏の仕方を指導した。大平さんはこのほど難病により今月末で札響を退団すると発表、今後は治療をしながら演奏活動を続けるとしている。

 報道でこのことを知った児童会は三役連名でこう書いた。「病気の知らせを聞き、何かできることはないかと考え、全校で手紙を書かせていただきました。少しでも元気になっていただければ幸いです」。これらを含め140人の手紙を8日に郵送した。

 「去年はバイオリンをひいてくれてありがとうございます。大平さんのおかげでゆめをかなえる大切さを知りました。がんばってください」(4年・川内谷遥花さん)、「夢をかなえることの大切さをあらためて実感できました」(6年・田中桃子さん)、「バイオリンをひかせてもらって、とてもすてきな時間でした」(5年・高野朱里さん)。

 児童会長の長沼快斗さん(6年)は「夢について大切なお話をしてくれました。また良くなって違う学校にも夢の話を広げてほしいと手紙を書きました」、書記の福澤咲姫さん(6年)は「病気のことを聞いたときはびっくりして、元気になってくれればうれしいなと思いました」と話した。
(富士雄志)






【2019年11月26日(火)夕刊】より


   ■ 自分流の書ですらすら、室蘭で年賀状作り講座

 特定の書式にとらわれない書「己書(おのれしょ)」を広める「楽輝(らっきー)己書道場」(兼子孝子代表)主催の「筆ペンで書こう!年賀状カレンダー幸座(こうざ)」が21日、室蘭市中島町の市生涯学習センターきらんで開かれた。参加者8人が、はがきやカレンダーに来年のえと「子(ねずみ)」のイラストや文字などを描き、楽しいひとときを過ごした。

 兼子代表は今年、日本己書道場(本部名古屋市)から師範の認定を受けている。年賀状作りでは、参加者が筆ペンでかわいらしいネズミや観音様を描いていた。「あけましておめでとうございます」や「迎春」など丸みのある字でコメントも添えた。

 2月から己書を始めた同市高砂町の主婦(65)は「絵と文字のバランスが難しいですね。出来上がった作品は自宅に置きたいです」とうれしそうに話していた。

 同講座は、登別市市民活動センターのぼりん(12月10日)、室蘭市東町のほしのおくりもの(同16日)などでも開かれる。参加には事前予約が必要。

 問い合わせは兼子代表、携帯電話090・1388・4716へ。
(西川悠也)



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