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【2019年11月16日(土)朝刊】より



   ■ 胆振海域の秋サケ盛漁期も不漁、17年下回る観測も

 胆振海域の秋サケ定置網漁(9月1日解禁)は残り1カ月。今季も振るわない状況が続いている。盛漁期に差し掛かっても不漁が続き、過去5年間で最低だったおととしと同水準に低迷。胆振海区漁業調整委員会がまとめた10日現在の速報値(漁解禁以降の累積)では、噴火湾を含む5漁協の漁獲数は66万6273匹(前年同期比7%減)にとどまり、漁業者間に懸念が広がっている。

 今後の漁は胆振海域は太平洋(鵡川―地球岬)が12月3日、噴火湾(地球岬―豊浦)が同15日、日本海の一部で同月中旬まで続く。ただ、主力海区は今月末までに順次終漁するため、残る漁期は実質1カ月の状況。

 同委員会によると、5漁協全体の漁獲量は2082トン(前年同期比1・5%減)。連合海区漁業調整委員会によると、全道ベースで見ても累計漁獲量(10月末時点)は前年同期と比べ15%減の3万8442トンと振るわない。

 累計漁獲数を5漁協別で見ると、いぶり中央(登別、白老、虎杖浜)が25万2300匹(同比14%減)、苫小牧が16万7263匹と昨年とほぼ同数(613匹増)、いぶり噴火湾は16万8420匹(同6・8%減)、室蘭が3万2496匹(同42・3%減)で5漁協の中でも落ち込み幅が最大となっている。鵡川は4万5794匹で、11月入りした10日間で見ても、417匹しか捕れていない不漁が続いている。

 漁獲量(重量ベース)で見ると、いぶり中央が785トン(同13・8%減)となり5漁協中最多。苫小牧が532トン(同14・1%増)、いぶり噴火湾が522トン(同4・9%増)と共に昨年より増加しているものの、室蘭が103トン(同41・8%減)と大きく落ち込み、鵡川が139トンと振るわない。

 金額の下落幅も大きい。5漁協全体の累計ベースで前年より約3億円減らし、11億7400万円(同21%減)に落ち込んでいる。1キロ当たりの単価(5漁協平均)は564円と前年より134円安く取引され、1匹当たりの金額は1762円で前年より297円安いが、「サケの値段としては高い」(鮮魚店関係者)という。

 胆振海域同様に全道の漁獲数は前年同期比14%減の1140万匹と低水準となっている。最終的な漁獲は歴史的不漁となった2017年(76万506匹)を下回るとの観測も出ている。

 道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場による今年の来遊予測では当初、「去年より3割ほど多く捕れる」と分析していた。同試験場さけます資源部は「想定より伸びない厳しい状況に驚いている」と強調。9〜10月にかけて沿岸水温が高めで推移していた影響があると見ている。
(粟田純樹)





   ■ 室蘭2センチ、大滝13センチの降雪―伊達で冬型事故6件

 北海道の南を通過した低気圧の影響などで、胆振地方は15日、朝から湿った雪が降り続いた。各地の最低気温は軒並み平年を下回り、苫小牧や豊浦大岸など6地点で今季最低を記録した。

 室蘭地方気象台によると、同日午後8時現在の各地の最低気温は室蘭0・0度(平年3・2度)、苫小牧氷点下1・9度(同0・1度)、豊浦大岸氷点下5・0度(同氷点下0・8度)。同8時現在の24時間降雪量は室蘭2センチ、登別5センチ、伊達大滝13センチだった。

 銀世界が広がった室蘭市八丁平では、早速子どもたちが雪遊びを楽しんでいた。きょう16日も冬型の気圧配置は続き、予想最低気温は2度で最高気温も3度までしか上がらない。

   

 伊達警察署によると、15日午後8時までに冬型事故が6件発生。豊浦町の道道豊浦京極線では、トレーラーがハンドル操作を誤り中央分離帯にぶつかった後、スリップして道路をふさいだため、現場が一時通行止めになった。
(西川悠也、池田勇人)





   ■ 室蘭の大和田さんが「いじめ根絶ポスター」全道優秀賞

 道いじめ問題対策連絡協議会主催の「いじめ・ネットトラブル根絶!メッセージコンクール」の全道審査で、室蘭市白蘭小学校の大和田桜香さん(6年)の作品がいじめの根絶部門ポスター小学校の部で優秀賞に選ばれた。大和田さんは「(受賞の知らせを)聞いたときはうれしかったけど、信じられない気持ちでした」と喜んでいる。

 同コンクールは、青少年からいじめ・ネットトラブルの根絶に関わるメッセージを募集し、啓発活動に活用することで社会全体の意識の向上を図ることが目的。いじめの根絶部門ポスター小学校の部には、胆振管内から約80点の応募があり、管内審査で大和田さんの作品を代表に選出。全道審査に進出した12点の中から最優秀賞に次ぐ優秀賞を受賞した。

 作品は「やめよういじめ つくろう笑顔の発電所」のメッセージとともに、子どもたちが肩を組んで虹の上に立っている様子を描いた水彩画。メッセージについて、大和田さんは「一人一人の笑顔が集まってみんな笑顔になるよ」という意味を込めた。

 子どもたちが着ているTシャツには勇気、元気、正義、友達、思いやりの「いじめを防止するために大切なこと」が書かれている。いじめを無くすためには「もし、いじめがあったら周りの人が止めてあげられるような言葉を掛けたり、人の気持ちを考えたりすることが大切です」と自身の思いを語った。
(奥野浩章)





   ■ RFL室蘭実行委員が征圧願い12回目の寄付、129万円余

 がん撲滅の願いを発信し、がんに負けない社会づくりを目指したチャリティー活動「リレー・フォー・ライフ・ジャパン(RFL)2019in室蘭」実行委員会は、参加チームや参加者、企業などから寄せられた募金や広告協賛金のうち、運営資金などを差し引いた129万9124円を日本対がん協会に寄付した。

 RFL2019室蘭は8月24、25日、室蘭市祝津町の道の駅みたら室蘭隣接広場で開催。今年は、市内外のがん患者と家族、医療関係者、支援者らの26チームに、ボランティアスタッフら総勢1200人が参加。

 今年も「がんは24時間眠らない。患者は24時間闘っている」などとした考えに基づき、交代で夜通し歩き続ける「リレー・ウオーク」のほか、がんで亡くなった人や闘う人への思いをキャンドルに託す「ルミナリエ」、がんで亡くなった人をしのぶ「エンプティテーブル」、がんサバイバーと家族(ケアギバー)が思いを語り合うトークイベントなどが開かれた。

 室蘭では今年を含めて計12回開催され、合計1650万9946円が日本対がん協会に寄付されている。同協会では、全国各地域で開催されるRFL実行委員会から寄せられた善意について、無料の電話相談や若手医師育成など、がん征圧を目指した活用に用いている。

 RFL室蘭実行委員会では、13回目の開催となる来年は8月29、30日に開催の予定だ。同実行委員会は「みなさまのご協力に感謝したい。『来年も元気でお会いしましょう!』を合言葉に、実行委員一同、頑張っていきたい」としている。
(松岡秀宜)





   ■ 登別・明日中等校で調理実習、マツカワさばき唐揚げに

 登別明日中等教育学校の5回生(高校2年生相当)の生徒73人が12、13の両日、同校でカレイの王様マツカワ(ブランド名・王鰈(おうちょう))を使った調理実習を実施した。生徒たちは慣れない手つきでマツカワの5枚おろしに挑戦。唐揚げなどにして地元の水産物を味わった。

 胆振太平洋海域漁業振興協議会が販路開拓・拡大事業として提供。いぶり中央漁業協同組合虎杖浜地区女性部(大友勇子部長)のメンバー6人が講師を務めた。

 初めに大友部長がマツカワの5枚おろしの手順を実演しながら紹介。その後、生徒たちも挑戦し、苦戦しながらも「骨に当たるように身をおろして」などのアドバイスを受けながらきれいにさばいていた。

 続いて、グループごとにマツカワの唐揚げやサケのマリネなどを調理し、地元産の味と魅力を再認識。マツカワの5枚おろしに挑戦した原田悠世さん(17)は「新鮮な身は柔らかくて、さばきづらかったが、とてもおいしかった」と笑顔で話していた。
(高橋紀孝)





   ■ 特別展「伊達政宗と伊達成実展」の一部展示物入れ替え

 だて歴史文化ミュージアム(伊達市梅本町)で12月1日まで開かれている特別展「伊達政宗と伊達成実展―ともに駆け抜けた時代」の一部が、展示替えを行った。「会津摺上原(すりあげはら)合戦之図」(仙台市博物館所蔵)と「伊達能摺上謡本・仕舞本」(同ミュージアム所蔵)が新たに登場し、同ミュージアムは多くの来場を呼び掛けている。

 「会津摺上原合戦之図」と「伊達能摺上謡本・仕舞本」は、1589年(天正17年)に会津地方を治めていた蘆名(あしな)氏と伊達家が衝突した戦いに関する史料。正宗は勝利を収め、現在の福島県周辺にあたる仙道七郡を手に入れた。

 「会津摺上原合戦之図」は双方の陣地の位置関係を示した史料。江戸時代に入り、戦いを能の秘曲で後世に伝えており、「伊達能摺上謡本・仕舞本」は原本の写し。

 希少な史料で、同ミュージアムの学芸員・伊達元成さんは「仙台と伊達で別々にある史料を同時に展示している」と来場を呼び掛ける。

 同ミュージアムでは23日午後1時半から講演会を予定している。NHK大河ドラマ「新選組!」などで時代考証を担当した、日本芸術文化振興会監事の大石学氏が「伊達騒動のリアルとフィクション」の演題で講演する。定員80人で先着順。受講は無料で事前申し込みが必要。

 特別展の入館料は一般・大学生・高校生800円、小中学生700円、未就学児無料。問い合わせや講演会の申し込みは同ミュージアム、電話0142・25局1056番へ。
(池田勇人)





   ■ Fリーグ・エスポラーダの小野寺監督が壮瞥小で講演

 壮瞥小学校(柴田暦章校長、100人)は13日、Fリーグ加盟のエスポラーダ北海道、小野寺隆彦監督(44)を招いた講演を開いた。子どもたちが、失敗や挫折を乗り越えて夢を追う姿勢とその大切さを学んだ。

 「子どもの心に響く道徳教育推進事業」として実施。テーマは「夢を追い続け」。サッカー少年で全道、全国で活躍した小野寺監督。しかし中学時代に「てんかん」を発症し、サッカーでの進学を諦め初めての挫折を味わった。そのような中、進学先でフットサルとの出合いがあったことを紹介した。

 2008年(平成20年)には専門学校の教員を退職し、いくつもの困難を乗り越え、フットサルチームの結成に尽力。翌09年にはFリーグに参戦し現在11年目のシーズンを迎えている。

 その上で「自分一人では生きていけない。仲間や家族の協力があって前に進めると思う」と自身の経験からアドバイス。目標を持つ大切さを説き「夢は逃げません。逃げるのは自分なのです。チャンスは平等です」と努力する大切さを伝えた。
(奥村憲史)





   ■ 白老牛一貫生産の「徳寿ファーム」、1棟目の牛舎完成

 国内外で焼き肉店「徳寿」など二十数店の飲食店を展開する梨瑚フーズのグループ会社・徳寿ファーム(高木勉代表取締役)は、白老町森野に繁殖から肥育まで一貫体制で白老牛を供給する1棟目(120頭収容)の牛舎を完成させた。将来的には19ヘクタールの敷地内にレストランを開業する予定だ。

 牛舎には今月上旬、生後9、10カ月の和牛素牛(もとうし)15頭が先陣を切って搬入された。このほか、堆肥舎、管理棟も完成した。敷地内の畑ではニンニクを試験的に栽培しており、来年はビニールハウスでイチゴをテスト栽培する予定。高木代表取締役は「マルチな農業を育てるような基地にしたい」と話す。総事業費は約8億8千万円で、2棟目(180頭収容)は来年6月までに完成させる予定。

 梨瑚フーズは今年9月、酪農学園大(江別市)と包括連携協定を締結、徳寿ファームにおける研究開発推進も連携・協力の一つに掲げている。

 梨瑚フーズの焼き肉店は札幌市内が中心だが、ヨーロッパにも展開している。将来的には白老から海を渡り、白老牛のヨーロッパ供給も視野に入れている。

 高木代表取締役は「夢といったらおこがましいんですが、私がやりたかった事業を絶対に成功させるという気持ちでやっていきます。最終的には泊まって食事ができるオーベルジュをやりたい」と意気込みを披露した。
(富士雄志)






【2019年11月16日(土)夕刊】より


   ■ ハーバリウム「いい出来ね」、室蘭消費者協会が講座

 室蘭消費者協会(山本孝子会長)のハーバリウム講座が14日、室蘭市幸町の室ガス文化センターで開かれた。フラワーセラピストの山本会長が講師を務め、約20人の会員たちが自分だけのハーバリウム作りを楽しんでいた。

 理事会終了後に理事研修として開催。ライスフラワーやシャワーグラスなどのプリザーブドフラワー、ワイルドフラワー、ドライフラワーなど好きな花材を花瓶に入れオイルに浸して完成。山本会長は「花をたくさん入れたいところですが、控えめに入れるといいです」とアドバイスしていた。

 宝金美恵子さん(72)=幌萌町=は「イメージ通りに花を入れることができなくて難しかったけれど、自分好みの物が完成しました。居間に飾ります」と笑顔を見せていた。
(坂本綾子)



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