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【2019年11月9日(土)朝刊】より



   ■ 室蘭・旧絵鞆小で光る絵本展開催、市民有志がCF実施

 お笑いコンビ「キングコング」の一人で、絵本作家としても知られる西野亮廣さんの作品を集めた「光る絵本展」が30日から2日間、室蘭市の旧絵鞆小学校円形校舎で開かれる見通しとなった。市民有志が「歴史的建造物活用のヒントになれば」と実行委員会を立ち上げ、近くクラウドファンディング(CF)で支援を募る。最新絵本「チックタック」のパネル41点を展示、幻想的な世界を届ける。

 光る絵本展は、道内各地や海外でも開催されており「世界的にも評価されている」(実行委)イベント。原画をフィルムにプリントしLEDで光らせるパネルが特徴で暗闇の中で光る絵本が独特の空間を演出する。

 ウェブ上の会員制コミュニティー「西野亮廣エンタメ研究所」オンラインサロンメンバーの橋本詩穂さん(38)=登別市在住=が、円形校舎の一つの体育館棟の解体方針や団体の存続運動を知り企画。「見せ方によってはすてきな活用ができるという提案をしたい」との思いを実行した。

 10月から仲間の輪を広げて実行委を組織した。過去に札幌で開催した実績がある団体やパネルの所有者、西野さん側との調整に奔走。市教委に趣旨を繰り返し伝えた。関係者の厚意で、急きょ開催できることになった。 当日は絵本と室蘭夜景のコラボレーションを意識した展示手法で、来場者を楽しませる。会場は校舎棟3階のガラス張りの一角を利用。パネルを窓に向けて設置し、絵本とガラスに映る絵本、屋外の白鳥大橋や工場夜景が「光の共演」を繰り広げる。

 入場券は前売りのみで、高校生以上500円、中学生以下無料に設定する。現在は販売手法などの詳細を詰めている。開催経費はCFで調達する考えで、目標額を80万円に設定、近く開始する。リターンは入場券や運営スタッフとしての参加権などを用意した。

 橋本さんは「ぜひ2棟があるうちに実現したかった。地域住民や子どもたちに素晴らしい作品を見てもらいたい」と話している。
(鞠子理人)





   ■ 喜びの70周年、室蘭地区保護司会が祝賀会で継続誓う

 室蘭地区保護司会(大泉寛会長)の創立70周年記念祝賀会が8日夜、室蘭市宮の森町の蓬らい殿で開かれ、出席者が節目を祝うとともに「過ちに陥った人たちの更生に尽くします」などとした「保護司信条」に沿った活動の継続も誓った。

 会員や来賓ら約70人が出席。大泉会長は70年の歩みを振り返った上で「過ちを犯した人が保護観察や刑の執行猶予を受けて、社会に戻る人も多い」と指摘。「保護司も再犯防止や社会に再復帰させる仕事が多くなっている。今後も、皆さまのご支援を」と呼び掛けた。

 来賓の熊谷次人札幌保護観察所長(代読)も「犯罪や非行のない明るい室蘭の実現を」とあいさつ。会員らの表彰伝達式も開かれ、受賞者代表の沼田貞子さん(法務大臣表彰)が「青少年や高齢者の再犯など問題が複雑化しているが、一層精進したい」と謝辞。出席者も改めて支援活動に全力を注ぐことを誓った。

 同会は1950年(昭和25年)6月に創立。現在は室蘭市内8分区で計55人の保護司が犯罪や非行に陥った人の更生に携わっているほか、「社会を明るくする運動」(法務省主唱)を通じて犯罪防止、犯罪者矯正、更生保護に理解を深めてもらう活動に取り組んでいる。
(松岡秀宜)





   ■ 室蘭市消防署1〜10月の緊急出動3577件、適正利用訴え

 きょう11月9日は「119番の日」。室蘭市消防署によると今年1〜10月の救急出動件数は3577件(前年同期3637件)、救急搬送者3232人(同3323人)と昨年に比べやや減少傾向にある。このうち約半数が入院せずに帰宅、過去にはタクシー代わりに救急車を呼ぶようなケースもあり、担当者は救急車の適正利用を呼び掛けている。

 ●きょう119番の日

 「入院するので病院まで連れて行ってほしい」「指先をけがした」。どちらも過去、同署にあった救急出動要請の事例だ。

 同署では、予備の1台を含む4台の救急車で救急事案に対応している。予備車が出動したケースは、今年1〜10月で29件となり、既に昨年1年間の15件を大きく上回っている。予備車は原則、普段供用されている3台が遠方の病院に患者を搬送する場合や大規模災害発生などに備えて配備。救命活動ができる職員も限られている。どのような事例でも搬送するのが前提だが、現場に到着した救急隊が傷病者を「軽傷」と判断した場合は、医師や本人に相談して搬送しない場合がある。

 上原達也救急係長は「救急車の台数は限られている。適正利用を心掛けていただけるとありがたい。ただ、一見軽く見える症状が命に関わる場合もある。迷ったら積極的に119番通報し、落ち着いて職員の問い掛けに答えてほしい」と話していた。

 同署ではきょう、市消防総合庁舎(東町)で心筋梗塞や脳卒中の初期症状、人形を使った心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使い方などを教える救命講習会を実施する。
(西川悠也)





   ■ 心にともす看護の思い…市立室蘭専門学院で「誓う式」

 市立室蘭看護専門学院(金戸宏行学院長)の2019年度看護のこころを誓う式が8日、室蘭市高砂町の同校で開かれ、看護師を目指す学生計45人(男子7人、女子38人)が、キャンドルサービスや「ナイチンゲール誓詞」の読み上げを通じて、看護師を目指す気持ちを高めながら、医療現場の第一線に向かう決意を新たにした。

 本年度入学の学生が病院実習(基礎看護実習T)に入る前に行う節目の式。職業意識を高め、「看護従事者としての自覚と、責任の重さを再認識してもらう」意味もあるという。

 「誓いのことば」では、代表の小蔵菜都美さん(26)が、「同じ看護の道を歩む仲間と助け合い、全力で取り組み、日々努力したい」と力強く宣誓。学生たちは、来賓や保護者、在校生などが見守る中、キャンドルに火をともしながら、ナイチンゲール誓詞を唱えた。

 また、金戸学院長は「病院では、現場ならではの経験がある。人と接する難しさや、医療現場の厳しさも感じてほしい」と激励。学生たちも、しっかりと前を見据えていた。
(松岡秀宜)





   ■ 登別・わかさいも本舗の松澤さんが洋菓子コンで銅賞

 わかさいも本舗登別工場(登別市若山町)のパティシエ・松澤真希さん(33)が、日本最大の洋菓子コンテスト・2019ジャパン・ケーキショー東京(10月15〜17日)で、プティ・ガトー部門の銅賞に輝いた。

 コンテストは日本洋菓子協会連合会などが主催。国内外から約1900の作品が展示された。各部門で審査が行われ、松澤さんが出品したプティ・ガトー部門は、焼き菓子を加えた4種の小型ケーキを仕上げる内容だ。

 松澤さんの焼き菓子は、濃厚な味わいに加えてラム酒との相性が良かったことから、和栗ではなくイタリア産のマロンを使用した。風味と食感が際立つ力作だ。キャラメルとチョコレート、バナナを合わせたケーキは、飾り付けも秀逸。厚さ1ミリにも満たない薄いチョコレートを添えており、繊細な技術が光る。

 カラフルな黄色のケーキは南国をイメージした作り。パッションとオレンジ、マンゴー、ココナッツ、アプリコットでさわやかさを演出。上に載せた生クリームにはライムの皮をすりおろして風味を付けた。酸っぱいイメージのあるフランボワーズのケーキは、ピスタチオを合わせることで食べやすい仕上がりにした。

 過去にも同コンテストで上位に輝いた経験がある松澤さん。「上位作品は食べることができず見るだけでしたが、チョコレートの飾り付けなどパーツの作り方などが勉強になりましたね」と話した。

 今回、松澤さんが出展したケーキは4種セットのほか単品で、年末年始に販売される予定。
(石川昌希)





   ■ 行政に依存せず努力―伊達商工会議所・菅新会頭に聞く

 伊達商工会議所の新会頭に就任した菅俊治氏=菅設計企画代表取締役。地域経済発展、まちづくりへ走り出した。新会頭に今後の抱負などを聞いた。
(奥村憲史)

 ―会頭に就任した心境、抱負は。

 「4期12年間務めた寿浅(弘幸)前会頭の後は非常に大変だが、自分なりの形で精いっぱいやるだけ。われわれ民間も努力が必要で、行政への依存系ではいけない。各委員会などと話し合い、創造、発想し勉強し合い、まちの行く末を考えていきたい。そして若く有能な若い世代にどうスムーズにバトンを渡していくか。今は掛け渡しの時と考えている」

 ―各業界では人手不足などが叫ばれている。

 「人手不足、少子高齢化は伊達に限ったことではない。その中で、商工会議所が『伊達で働きたい』『伊達に住みたい』という人たちの窓口となり、会員とを結び付ける仲人、ドッキングする役目になるようにしたい。また、いわゆる引きこもりの人たちをどう引き出すか、も重要。伊達市独自の働き方改革も再考したい」

 ―ほかに課題は。

 「廃業などによる会員の減少も課題。より親身になって相談に乗ることが少しでも会員減少の歯止めにつながると思う。基本に戻りたい。また(空きビル状態の)伊達経済センター(網代町)は方向性を示して、市と協調性を持って進めていきたい」

 ―来年、白老町にアイヌ文化復興・創造の拠点「民族共生象徴空間」(ウポポイ)が開館する。札幌では東京五輪のマラソンが開催される。

 「室蘭、登別などの商工会議所と連携していくことが大切と思う。トータルの観光ルートをエージェントなどへ働き掛け、提案することが大切。しかし、ただ待っているだけではいけない。地元の飲食店などもハイクオリティー、ハイセンスに努めなければならないだろう」

   

 すが・しゅんじ サハリン生まれ。高校までをオホーツク管内斜里町で過ごす。中央工学校建築科卒。1978年(昭和53年)に菅設計企画設立。88年に法人化を図り、代表取締役に就任し現在に至る。72歳。





   ■ シャボン玉作りなど、道てん菜協会が伊達小で勉強会

 一般社団法人北海道てん菜協会(小野寺俊幸会長)は6、7の両日、伊達市伊達小学校(登坂恭之校長、541人)で、てん菜・てん菜糖を学ぶ勉強会を開いた。3年生91人が割れにくいシャボン玉作りや結晶の観察などを通して砂糖に理解を深めた。

 てん菜と砂糖をより身近に感じてもらう目的で小学校のリクエストを受けて実施している。講師は同協会や農畜産業振興機構の職員6人が務めた。

 初日に受講したのは1組の31人。授業では日本で初めて伊達市にてん菜糖工場が造られたなどの歴史をはじめ、砂糖の種類、てん菜糖の製造工程などの講話があった。その後、3グループに分かれ、シャボン玉作り、グラニュー糖と上白糖の結晶の観察、綿あめ作り、クイズを行った。

 シャボン玉作りでは、ぬるま湯に砂糖と洗剤を入れてかき混ぜ、膨らませると、通常よりも割れにくいシャボン玉が完成。子どもたちは軍手をした手に載せて遊び、砂糖が水を蒸発しにくくさせ、シャボン玉が壊れにくいことを学んだ。

 熊原椿乃さんは「砂糖はすごいと思った。シャボン玉は割れにくかった。グラニュー糖の結晶はいろんな形があって、上白糖は宝石みたいに整っていた」と感激していた。
(池田勇人)





   ■ 東京五輪、パラ関連スポフェスで白老・萩野小が優秀賞

 白老・萩野小(手塚敏校長、140人)は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会実施の「東京2020みんなのスポーツフェスティバル」で優秀賞を受賞した。同賞は国内の小中学校10校、道内は同小のみ。

 同組織委員会は今年5月7日〜7月末日に実施した運動会や体育祭などにおけるオリンピック、パラリンピックに関連した取り組みを募集、80校から125件の応募があった。

 同小は東京オリンピック・パラリンピック教育実施校「よういドン!スクール」の認証を受け、今年6月の運動会プログラムを構成。東京オリンピック・パラリンピックをイメージした聖火リレー、五輪マークを記した旗の応援、団体競技「ムシリンピック」などを実施した。コンセプトは「すべての人が自己ベストを目指し、一人ひとりが互いを認め合い、そして未来へつなげよう」だった。

 9日には萩野公民館で開かれる萩野北吉原地区文化祭に全校児童が出演、運動会で表現した東京五輪音頭2020などを披露する。
(富士雄志)






【2019年11月9日(土)夕刊】より


   ■ 来春統合の水元、高砂小児童が室蘭・天神小を見学

 来年4月に新設の天神小学校(室蘭市水元町)として統合する水元、高砂両小2年生の統合学習が7日、水元小で行われ、児童が同小グラウンド跡地に建設中の天神小の外観を見学し、新しい学校生活のイメージを膨らませた。

 両校の統合学習は、同じ学校で学ぶことになる児童が交流する場として学年別で行われている。今回は水元小36人、高砂小40人の計76人が出席した。

 児童たちは、教員から天神小新築工事の様子について説明を受け、くい打ち工事では鉄筋コンクリートのくい86本が使われたこと、体育館の屋根は工場で製作した鉄骨を地上で組み立て、クレーンで設置したことなどを学んだ。

 続いて、3階にある音楽室の窓から天神小の外観を見学。児童たちは歓声を上げながら天色を基調とした校舎を興味深く見つめていた。この後、一緒に踊ったり、じゃんけんゲームをしたりと交流を深め、友達づくりのきっかけにしていた。

 高砂小の山澤茉由さんは「(天神小は)大きくて、白と青が印象的。みんなと仲良くできるので楽しいです」。じゃんけんゲームで優勝した水元小の金沢俊宇君は「チャンピオンになれてすごくうれしい。高砂小のみんなとも楽しく遊べました」と、それぞれ感想を話していた。
(奥野浩章)



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