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【2019年3月1日(金)朝刊】より



   ■ JXTG室蘭の製造停止まで1カ月、備蓄拠点に転換へ

 石油元売り大手JXTGエネルギー室蘭製造所(室蘭市陣屋町)の事業所化まで残り1カ月。3月末までに製造設備を全て停止し、石油製品の出荷基地、備蓄拠点に役割を転換する。

 同製造所では、2月28日までに輸入ナフサなどの原料受け入れがほぼ終わり、3月中旬以降、製造工程の上流から徐々に停止。月末までに製造設備を全て停止する計画で「事前の工程に沿って順調に進んでいる」(同製造所)という。

 4月以降は装置の油を抜いて洗浄する作業が本格化し、7月末には自家発電設備を停止し、主要装置の保安灯約5千個も消灯する予定だ。「室蘭事業所」として、灯油は製品と備蓄を含め現状の3倍強となる30万キロリットルに増量、製品は国内他製油所などから内航船で入荷し、出荷は従来通り継続する。

 一方、室蘭市や胆振総合振興局、室蘭商工会議所が一昨年に行った調査では、同製造所との取引事業所は、回答があった約1200社(回答率約55%)のうち183社、年間取引額は55億円に上った。

 市や同振興局、商議所など関係機関で構成する同製造所事業再編に関する連携会議は、製造停止に伴う協力会社など地域経済への影響について「現時点で相談などは寄せられていないが、製造停止後の不安など、直接訪問による聞き取りが必要」としてヒアリング調査を決めた。調査を通じて今後の対応策を検討する考えだ。
(菅原啓)





   ■ 室蘭市「差押財産公売会」で過去最多の109点売却

 室蘭市は2月28日、市税の滞納などで差し押さえた物品をオークション形式で売却する「差押財産公売会」が終了し、過去最多となる109点が売却されたと発表した。金額は64万8808円。市の見積額の約3倍だった。市は今後も公売会を継続する方針。

 公売会は今回で3回目。入札は2月12〜22日の期間実施。同月25日に売却決定し、同月27日までに全ての差し押さえ財産の受け渡しを終えた。

 市によると、入札数は1199件に上り、2回目(642件)の1・9倍となった。落札者が支払ったお金は滞納者の未納分の穴埋めに充てられる。

 今回初めて自動車が公売にかけられ最低入札価格の2・5倍となる25万円で落札された。液晶テレビなどの電化製品が人気を集めたほか、眼鏡の上から掛けられる拡大鏡なども関心が高かった。

 反響や問い合わせが多かった点を踏まえ、市債権管理課の柴田卓主査は「会場で公売物件を直接見て入札金額を決められる点が好評だった。今後もさまざまな機会を通じ納税の重要性を伝えていきたい」と話した。
(粟田純樹)





   ■ 室工大と中国・河南理工大が国際学術交流30年

 室蘭工業大学(空閑良壽(くがよしかず)学長)と中国・河南理工大学との国際学術交流協定締結30周年記念式典が2月28日、室工大内で開かれ、これまで築いてきた友好関係を祝福した。

 室工大は河南理工大学と、海外大学としては2番目、中国の大学としては初めて国際学術交流協定を締結した研究教育機関。

 空閑学長は「30年間でこれまで56人の留学生が学び、47人の教員が教鞭(きょうべん)を執った。現在も博士3人、修士2人、交換留学生1人が室工大で学んでいる。今後も河南の優秀な学生に本校で学んでもらいたい」とあいさつ。河南理工大学の安士偉(アンシウェイ)副学長は通訳を交え「この場を借りて、30年間友好交流を継続できたことに感謝する」と述べた。

 中国駐札幌総領事館の孔多孜(コンドウズ)副領事と佐藤一彦室工大前学長が来賓あいさつした後、記念品を交換。河南工大側は麦の穂を用いた民芸品を、室工大側は輪島塗の写真立てをそれぞれ贈った。
(北川誠)





   ■ 町会加入働き掛けを、室蘭市町連が宅建協会に協力依頼

 室蘭市町内会連合会(沼田俊治会長、118町内会・自治会)は2月28日、公益社団法人北海道宅地建物取引業協会室蘭支部(片岡雄也支部長)を訪れ、町内会の加入促進に向けた協力を依頼した。同支部からは、アパートやマンションの家賃とともに、町内会費を徴収する仕組みづくりを進める考えが示された。

 市町連は、3月を町内会の加入促進強調月間と定めている。新聞やラジオ、関係団体の広報紙を活用した広報をはじめ、関係団体への協力要請などに取り組む。また、登別室蘭青年会議所と防災を中心とした町内会活動への連携を進める。月間期間中、道南バスが室蘭市内で運行してるバスに、加入促進のポスターを新たに掲示する。

 28日は、沼田会長ら3人が同支部を訪れ、片岡支部長らに協力を要請した。

 沼田会長は「町内会の加入率は、毎年1%低下している。地域の若い人たちの力を借りなければ、地域の安心や安全は守れなくなる状況が顕著になる」と危機感を示した。

 片岡支部長は、札幌市で自治会(町内会)費を家賃とともに徴収している事例を挙げ「自治会(町内会)費を契約書に盛り込む方向で(市町連や市の)3者と連携して検討を進めたい」と述べた。「2年後の実施を目指し、2019年度の早い時期に懇談会を開き、しかるべき姿の諮問委員会発足を市に要望したい」と今後の方向性を示した。
(池田勇人)





   ■ のぼりべつクマ牧場に新たな命、6頭が誕生

 のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)で飼育しているエゾヒグマ3頭が、双子の子グマ1組ずつ計6頭を出産した。順調に成長を続けており、あす2日から産室内の様子を、同牧場で動画で公開する。

 子グマを産んだのはマリンとツムギ、シズク(いずれも6歳)。マリンはショースケ、ツムギはツララ、シズクはメルルとそれぞれカップリング。昨年12月23日に産室に入った。普段立ち入らない場所のため、3頭は警戒してなかなか入らなかったが、好物のサケやリンゴで誘導した。

 野生のエゾヒグマは冬ごもりに向けて、秋から食欲が増す。同牧場では一昨年まで、秋ごろに餌を多く与えていたが、冬までに十分な栄養を蓄えられていない場合があることが判明した。そのため昨年7月ごろから、妊娠の可能性のあるヒグマの餌の量を、他のヒグマと区別して管理した。量を多く与えることで、今まで以上に栄養状態が改善した。床に敷いたわらの上で寝たことで、野生の冬ごもりに近い状態になったという。

 かいあって、年明けの1月16日にマリンとツムギが、続いて同18日にシズクがそれぞれ2頭ずつ出産した。産まれた子グマは元気な姿を見せており、鳴き声やよちよちと動き回る姿のほか、親グマが子グマを抱いている様子なども確認できたという。

 あす2日から、シズクの産室に設置した観察カメラで捉えた映像を、山頂クマ山にある博物館で公開する。同牧場飼育課の坂元秀行さんは「初産で心配もありましたが、親グマがしっかり面倒を見ているので、子グマは元気に育っています。順調に成長すれば、ゴールデンウイークに合わせて一般公開できるでしょう」と話している。

 問い合わせは同牧場、電話0143・84局2225番へ。
(石川昌希)





   ■ 災害時「望楼」避難所に、登別市と野口観光が協定締結

 登別市は2月28日、野口観光(本社登別市、野口秀夫代表取締役社長)と災害発生時に同社が運営する宿泊施設「望楼NOGUCHI登別」(登別温泉町)を市民らの避難所として活用する協定を締結した。市と宿泊施設運営業者との同様の協定締結は今回が4件目。

 同施設は鉄骨・鉄筋コンクリート造り、地上10階地下1階。宿泊客用の部屋は40室で、今年10月から耐震工事を行う予定。市からの協定締結の申し出を同社が快諾した。万一の場合、食事の提供も可能な範囲で行っていく考え。

 協定締結式には野口社長と大澤弘行施設担当マネージャーが出席。小笠原春一登別市長が「協定締結をきっかけに安全な観光地を目指してまい進していきたい」と感謝の言葉を述べた。野口社長は「利用者の命を守るのが第一と日ごろから社員に訓示している。災害発生時、利用者に安心して施設で過ごしていただけるよう一層尽力していく」と協定書に署名した。
(西川悠也)





   ■ 身近な自然風景楽しんで、伊達の正岡さんが水彩画展

 伊達市北稀府町の正岡博さん(65)の水彩画展が9日まで、市内大町の大町ギャラリーで開かれている。これまで描いた地元の自然を収めた大作11点を並べている。

 正岡さんは伊達美術協会会員。看板店を経営する。展示しているのは室蘭や伊達市内の自然がメイン。90センチ×1・8メートルの特大100号は4作品。大滝のプチナイアガラの滝や室蘭の白鳥台北公園の池などを描いている。

 このほか伊達市舟岡町や室蘭市港北町の坂道をキャンバスに表現した。正岡さんは「身近な風景を楽しんでもらえればうれしい」と来場を呼び掛けている。

 展示は午前9時〜午後5時(最終日は同4時まで)。日曜は定休。
(奥村憲史)





   ■ 白老町内小中学校の子どもら出演、3日にコンサート

 白老小児童や白老・白翔中生徒らが出演するコンサート「歌う!星の子どもたち」(歌う!星の子どもたちサポーターズ主催)が、3日午後1時から白老町本町のしらおい創造空間・蔵で開かれる。無料。

 昨年9月の飛生芸術祭で披露する予定だったが、胆振東部地震の影響で中止になった。竹浦小児童4人ほか白翔中吹奏楽部、吉井さつきさん(ギター、ボーカル)、工藤宏剛さん(サックス)、大江隼人さん(ボーカル)、能登大輝さん(ボーカル)らが出演する。

 演奏曲目は「メロディー」「ステキな楽器」「君の笑顔」など。同コンサートの企画、制作、舞台監督などを務める富士翔太朗さんは「子どもたちが夢を持って強く生きてほしいという思いを込めました。映画化しようと思っています」と話している。
(富士雄志)






【2019年3月1日(金)夕刊】より


   ■ 巡る思い出…春の別れ、室蘭市内4公立高で卒業式

 室蘭市内の4公立高校で1日午前、2018年度(平成30年度)卒業証書授与式が実施された。卒業生は思い出がたくさん詰まった学び舎に別れを告げ、それぞれの道へ新たな一歩を踏み出した。

 高砂町の室蘭東翔高校(土屋守穂校長)では、午前10時から式を開始。保護者や在校生に見守られながら、卒業生196人が入場。担任教諭が1人ずつ名前を呼び、土屋校長がクラス代表に卒業証書を手渡した。

 土屋校長は「卒業生が立派に成長した姿を見て、誇りに思います。これからは主体的に考え、信念を持って積極的に行動する人になってください」と励ました。

 来賓あいさつや在校生代表の送辞に続き、卒業生代表の高橋彩さんが答辞として「一緒に学んだ仲間との別れは辛いが、私たちは出会いと別れを繰り返す。東翔高校で学んだことを生かし、一歩一歩確実に歩んでいきます」と力強く誓った。卒業生は大きな拍手に包まれながら、会場を後にした。

 市内の2私立高校の卒業式はあす2日に行われる。
(坂本綾子)



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