■ 室蘭港を水素ビジネスの国際ハブ港化する戦略打ち出す
【2019年12月13日(金)朝刊】


 室蘭市は12日、本年度策定する市成長産業振興ビジョンの水素エネルギー産業の推進について、市議会経済建設常任委員会に具体的な方向性を示した。地場企業による水素の産業利用の増大を見据え、室蘭港の水素ビジネスの国際ハブ港化を目指す戦略を打ち出した。

 同ビジョンは、成長が期待される産業の中長期(10〜30年後)の市の施策指針。

 うち水素産業について市は、産業や技術が集積する強みを重視。製造業、発電などで、燃やしても二酸化炭素(CO2)が出ない再生可能エネルギー由来の水素の利用増に着目。大量消費によるニーズ増大を前提に、室蘭港を活用し海外から水素を運ぶ。地域利用や技術開発にもつなげる。

 懸案のJXTG室蘭の後継事業実現へ、既存施設を利用し水素貯蔵の拠点化を描く。ビジョン達成へ水素ロードマップも策定する。

 ビジョン全体は(1)環境エネルギー産業の推進(2)成長産業の創出(3)室蘭市の働き方の方向性−の3本柱。各事業に国際目標のSDGs(持続可能な開発目標)の項目を結び付ける。

 水素事業では10月に青山剛市長が英国スコットランドのアバディーン市など先進地を視察。同市は関連事業のハブ的役割を担っており、国内外の自治体と連携し水素の輸入を目指す。同委員会で佐々木殉一産業振興課長補佐は「地場企業に水素需要があることが前提。輸入実現には海外企業、自治体との連携が必要」と意義を強調した。
(粟島暁浩)




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