■ 胆振に強風吹き荒れる、室蘭では看板倒壊や倒木被害も
【2019年10月10日(木)朝刊】

強風で倒され、ロープで固定された看板=室蘭市東町
 胆振地方を8日夜から9日午前にかけて襲った強風は、各地に爪痕を残した。登別では、最大瞬間風速22・2メートル(9日午前9時8分)を観測。10月の観測史上最高を記録した。室蘭署と室蘭・登別の両消防本部には、9日午前を中心に強風被害による通報が55件相次ぎ、署員や職員らが対応に追われた。

 室蘭地方気象台によると、9日の各地の最大瞬間風速は、室蘭29・7メートル、伊達20・6メートル、白老18・7メートル、苫小牧18・5メートルなど。室蘭では10月の観測史上6位を記録した。

 強風の影響で、室蘭市東町の旧イタンキ浜海水浴場近くでは、全国的に貴重な鳴り砂を後世に残す大切さを訴える看板が倒され、市が折れた柱と看板をロープで固定する応急処置を施した。同市中央町の室蘭プリンスホテル駐車場では、斜面に生えたナナカマドの木が根元から倒れ、駐車中の軽自動車を傷つけた。当時、車内に人はおらず、けが人はいない。

強風で根元から倒されたナナカマドの木=室蘭市中央町 国道37号白鳥大橋の通行止めは、9日午後2時半に解除された。同じく通行止めだった道道倶多楽湖公園線は、路上に倒木があり、解除のめどは立っていない。

 きょう10日の胆振地方の天気は終日晴れ。室蘭の日中の予想最高気温は22度となる見通し。

   

 大型で猛烈な台風19号は9日、小笠原諸島近海で北上を続けている。13日午後3時には、日本の北東に抜ける見込み。室蘭地方気象台は強風や高波に注意を呼び掛けている。
(西川悠也)

【写真=強風で倒され、ロープで固定された看板=室蘭市東町(上)、強風で根元から倒されたナナカマドの木=室蘭市中央町(下)】




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