■ 室蘭の優位性アピール…市長が欧州の先進地域を訪問
【2019年10月10日(木)朝刊】

スコットランド・アバディーン市のクロケット市長(右)を訪問した青山市長(室蘭市提供)
 室蘭市での国際的な水素集積地化の可能性を探るため、欧州の先進地域を訪問中の青山剛室蘭市長は8日、最初の訪問地、英国スコットランドのアバディーン市のバーニー・クロケット市長と意見交換した。水素社会の実現に向けて連携する覚書締結を目指し、実務者同士で協議を進める方針だ。

 同市は、海洋産業で発展し、水素をはじめ再生可能エネルギーの活用などの取り組みが進み、日本企業も多く進出している。クロケット市長は、室蘭市に対し、欧州の都市を中心に構成する、水素関連団体へアジア地域として初の参加を提案。脱炭素や水素社会の実現に向け、前向きな議論を交わした。

 その後も同市の幹部、水素や産業担当者、現地の大学関係者も交え、世界規模で進む脱炭素への対応と水素活用社会の可能性、双方の産業発展に向けた連携や、具体的な取り組みなどについて意見を交わした。

 室蘭市は、陣屋町のJXTGエネルギー製造部室蘭事業所の製造機能停止後の後継事業として、海外から再生可能エネルギー由来の水素を輸入し、エネルギーとして活用するサプライチェーン構築の可能性を模索している。

 再エネ事業などで取り組みが進む欧州地域を訪問し、室蘭港や後背地の活用など、水素ビジネスの優位性をアピールし、将来的な連携も視野に関係構築を図る狙い。青山市長は16日まで、デンマークなどを訪問する予定。
(菅原啓)

【写真=スコットランド・アバディーン市のクロケット市長(右)を訪問した青山市長(室蘭市提供)】




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