■ 室蘭市医師会などの救急の日講演会で医師が症状を解説
【2019年9月9日(月)夕刊】

市民らが「突然、発症する消化器疾患」の対応などについて学んだ「『救急の日』講演会」
 室蘭市医師会(野尻秀一会長)など主催の「『救急の日』講演会」が6日夜、室蘭市東町の室蘭・登別保健センターで開かれた。市民らは、医師の解説を通じて「突然、発症する消化器疾患」への対応や、適切な救急車の利用などについて学んでいた。

 市立室蘭総合病院消化器内科の清水晴夫部長は、「内科救急のお話〜消化器疾患を中心に」をテーマに解説。腹痛を訴える患者のうち、胃潰瘍や虫垂炎などによる消化管裂孔は「緊急手術を要する」、胆石による閉塞(へいそく)性黄疸(おうだん)や急性膵炎(すいえん)は「内視鏡治療を要する」と、迅速な対応が必要となる症例などを説明した。

 その上で、「突然の激しい腹痛に、吐血・下血は迷わずに救急車を呼んで」と強調。ただし、突然の腹痛は何らかの病気が悪化したケースも多いため、「検診や人間ドックを積極的に受けることで、事前に病気を発見することも大切」と付け加えた。

 日鋼記念病院初期臨床研修医の坂本侑子医師は、外科の立場で救急に関する消化器疾患を説明。急性腹痛で緊急手術となるのは、「血管破裂、腹腔(ふくくう)内出血、腸管虚血、汎発性腹膜炎などがある時」とし、「これまでにない強さ、どんどん強くなってくる、これまでにない種類、体のこわさも伴う…などがある『腹痛』は、受診を迷わないで」と訴えた。

 「救急の日」講演会は、同医師会のほか、室蘭保健所、室蘭、登別両市の主催。9日の「救急の日」と「救急医療週間」(8〜15日)に合わせた市民啓発事業の一環。市民ら約50人が耳を傾けた。
(松岡秀宜)

【写真=市民らが「突然、発症する消化器疾患」の対応などについて学んだ「『救急の日』講演会」




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