■ 自分らしい最期を…室蘭でフォーラム、実例挙げ紹介
【2019年9月8日(日)朝刊】

参加者が「自分らしい最期」や「どこで最期を迎えたいのか」などを考えたフォーラム
 住民フォーラム「自分らしい最期を迎えるために〜あなたはどこで最期を迎えたいですか?」(道看護協会室蘭支部、室蘭保健所共催)が7日、室蘭市知利別町の製鉄記念室蘭病院がん診療センターで開かれた。市民ら約100人が、在宅医療や在宅看(み)取り、グループホームでの看取りの現状などを踏まえ、「自分自身や家族の最期の迎え方」などについて考えた。

 同支部の「高齢者および認知症支援のための看護職連携等推進事業」として開催。西胆振管内の医師、訪問看護師、グループホーム管理者がそれぞれの立場で解説した。

 ひじり在宅クリニック(洞爺湖町)の岡本拓也院長は「終末期の過剰な医療は穏やかな最期を妨げる場合もある」「住み慣れた環境は生きる力と安心感を与える」と実例を交えながら紹介。「在宅医療は外来医療、入院医療のほか、選択肢が一つ増えたということ」とし、「上手に制度を利用し、上手に依存することで自立にもつながる」と話した。

 登別訪問看護ステーションの南のぞみさんは、訪問看護師の立場で在宅看取りの現状を解説。「残された時間をどのように過ごしたいのか。本人の考えと家族がどうしたいのか。この二つが大切」とし、「西胆振地域は(関係する多職種の関係者が多くいるため)自宅で、最期を過ごすことも選べる地域」とも付け加えた。

 これまで、13人の看取りに関わったグループホームアウル登別館の宮崎杉子管理者は「自分はどんな最期を迎えたいのか。大切な人にどのような最期を送ってほしいのか…などを考えていただければ」と話した。

 参加者には終末期医療や葬儀の希望などを記す「終活ノート」が配布され、具体的な書き方などについて情報交換。フリートークもあり、参加者も人生の最期を「どう迎えたいか、どう送りたいか」について改めて考えていた。
(松岡秀宜)

【写真=参加者が「自分らしい最期」や「どこで最期を迎えたいのか」などを考えたフォーラム




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