
洞爺湖温泉観光協会(大西英生会長)は、約5年ぶりにホームページ(HP)を全面リニューアルした。訪日客の増加を受け、外国人ユーザーを意識して写真や動画をふんだんに活用。日本語を含め5カ国語6言語に対応し、洞爺湖温泉の魅力を国内外に発信している。
全面リニューアルは2015年(平成27年)以来。同協会は17年度にHPのアクセス数や検索ワードなどの動向を調査。18年度にリニューアルに着手しながら、映像撮影などを進めた。今年3月に完成し既に公開している。
新HPは、旧HP同様に日本語のほか英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語、タイ語を採用。多様なデバイスでストレスなく閲覧ができる。
「四季の楽しみ方」では、ドローンなどの撮影技術を駆使。洞爺湖の美しさ、イベントなど春夏秋冬の様子をそれぞれ1分ほどにまとめた。
このほかにも基礎情報はもちろん、会員制交流サイト(SNS)と自動連携することで、タイムリーな話題の発信を可能にした。さらに人工知能(AI)ツールの採用など、今まで以上に使用しやすいサイトとして生まれ変わった。
昨年度の洞爺湖温泉の宿泊者数は72万2621人で2年連続70万人を突破。うち外国人宿泊者数は全体の45・5%を占める32万8829人。今後も東京五輪開催や民族共生象徴空間「ウポポイ」の開館などが控えており、国内外から注目を浴びる。
同協会の藤川清志事務局次長は「HPで洞爺湖の良さ、素晴らしさを世界に発信していきたい」と話している。
(奥村憲史)
【写真=全面リニューアルした洞爺湖温泉観光協会のHP】
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