■ SLが“終着”旧室蘭駅舎に、移設作業が無事終了
【2019年8月24日(土)夕刊】

「炭鉄港」のプレートが光る。クレーンでつり上げられるSL「D51560号」=午前9時ごろ
 室蘭市青少年科学館(本町)から旧室蘭駅舎(海岸町)横に移設された、蒸気機関車(SL)「D51560号」の設置作業が24日午前、完了した。作業員約30人が巨大クレーン2基を使い、約2時間で敷地内の線路上に設置した。今後、9月下旬までに上屋を建設する見込み。 

 午前8時、作業員らは機関車と炭水車の両端をクレーンにつながる頑丈なロープで固定。機関車、炭水車の順で地上約2メートルの高さまで持ち上げ、線路上へ静かに降ろした。

 工事の現場責任者を務めた、田渕建設(高砂町)の阿部秀哉建設部長は「経験者がいない中、SLを安全に運ぶ方法を考えるのが大変だった。作業自体は予定通りほぼスムーズに行えたと思う」と、達成感をにじませていた。

SLが移設された旧室蘭駅舎周辺は、大勢のファンらでにぎわった=午前9時半ごろ 工事現場周囲には大勢の鉄道ファンが詰め掛け、カメラで黒光りする車体の勇姿を収めていた。札幌市白石区の会社員、川合宏幸さん(57)は「SLファンで、きのうの移設作業も見た。作業がすべて完了したら、また見に来ます」と笑顔で話していた。
(西川悠也)

【写真=「炭鉄港」のプレートが光る。クレーンでつり上げられるSL「D51560号」=午前9時ごろ(上)、SLが移設された旧室蘭駅舎周辺は、大勢のファンらでにぎわった=午前9時半ごろ(下)】




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