■ 首都圏の学生7人が西胆振に1ヵ月滞在し就業体験
【2019年8月8日(木)朝刊】

西胆振でのインターンシップ事業に参加する首都圏の学生たち
 首都圏の大学生が室蘭など西胆振の企業や団体で働きながら、地域の魅力発信に取り組む「サマーインターンシップモデル事業」が7日から始まった。学生らは約1カ月間、インターン先で就業しつつ、与えられた集客力強化や商品開発などのミッションにチャレンジする。

 東京都内の大学や専門学校に通う7人が参加。初日は登別市鉱山町のふぉれすと鉱山で自己紹介や事業の目的、滞在期間中に取り組む課題についてグループワークを行った。

 同事業は、北洋銀行と室蘭、登別、伊達、白老、豊浦、洞爺湖、壮瞥の7市町が連携した取り組み。首都圏の大学や専門学校に通う学生を、インターンシップとして各自治体の企業や団体に招き、9月初旬まで1カ月間、地域の企業や団体で就労しながら滞在してもらう。学生には社員寮など、宿泊場所を提供し賃金も支払われる。

 学生には二つの「課題」を用意。一つは就労先から与えられる売り上げ向上や情報発信、新商品開発などのミッション。実践的な就業体験を通じ、学生や若者らしい発想で企業が抱える課題に挑む。

 就業体験の一方、学生たちはグループワークで、白老も含めた西胆振の観光や文化、産業を分析し、学生視点で新たな魅力の掘り起こしを目指す。写真や動画などの素材を集め、最終的にまとめた内容をプレゼンテーションする。

 夏休みを利用し、インターンを計画していたという嘉悦大学(東京都小平市)の佐藤裕希さん(18)=東京都出身=は「行ったことのない土地で経験したことのないことをしてみよう」と参加。白老町のホテルで就労しながら、集客力を高める施策や企画立案に取り組む。「正直、国立博物館だけでは集客は難しい。地元の人にも利用してもらえる仕掛けを考えたい」と意気込んだ。

 事業をコーディネートする北洋銀行の山岡修司公務金融部管理役は「学生目線で思い切ったアイデアや提案に期待している。ノウハウを蓄積し、将来的には西胆振の各自治体の取り組みに移行できれば」と話している。
(菅原啓)

【写真=西胆振でのインターンシップ事業に参加する首都圏の学生たち




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