■ 室蘭で「たたら」実演会、子どもたちがヒ出しに歓声
【2019年8月8日(木)夕刊】

砂鉄と貝殻をブレンドした原料を炉に入れる子ども
 室蘭・八丁平サロン明朗(上野正春代表)は4、5の両日、日本古来の製鉄法「たたら」の実演会を八丁平中央町会館で開き、参加者約50人が鉄ができる過程を体感した。

 同サロンは、地域の高齢者や住民が気軽に集まる地域サロンの一つで、室蘭市社会福祉協議会が普及推進している。日本製鉄OBの上野代表が八丁平周辺の子どもたちに「室蘭と鉄の文化の関わりを学んでもらいたい」と、同OBの石崎勝男さんが代表を務める室蘭・登別たたらの会に協力を依頼した。

 同会のメンバーが4日、レンガを使用して築炉。5日は午前8時から白老産木炭約40キロとイタンキ浜と虎杖浜の砂鉄、室蘭産ホタテの貝殻をブレンドした約17キロの原料を26回に分けて10分ずつ炉に投入。午後2時半には純度の高い鉄・ヒ(けら)が5キロ完成し、子どもたちから歓声が上がった。

 原料を炉に入れる作業を体験し、鉄をテーマに夏休みの自由研究をしている木村天一君(八丁平小5年)は「思ったよりも熱かったけど、鉄ができていくのが分かって楽しかったです」と充実した表情を見せた。完成したヒは、秋に同会館で開かれる文化展で住民に披露する。
(奥野浩章)

【写真=砂鉄と貝殻をブレンドした原料を炉に入れる子ども




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