■ 快晴の中、室蘭・港まつりの多彩な催しを市民ら楽しむ
【2019年7月29日(月)朝刊】

室蘭港を鮮やかに照らす大輪の花。左の白鳥大橋奥に見えるのは今月末で見納めのJXTGエネルギーの工場夜景=28日午後8時17分、山手町(菅原啓撮影)
 むろらん港まつり最終日の28日は快晴となり、最高気温は平年より6度以上高い今季最高の28.8度と2日連続の夏日となった。メイン会場の入江町の港ふれあい広場ではこの暑さの中、フラダンスやヒップホップダンス、和太鼓や合唱、よさこいソーラン大群舞と各ステージもヒートアップ。市内ではなかじま天国まつりや茶会などが行われ、夜は彩り鮮やかな花火で観客を魅了した。


◆―― 天国まつりもにぎわう・中島

なかじま天国まつりでかき氷を食べる子どもたち=28日午後0時15分、中島町 むろらん港まつり協賛の「なかじま天国まつり」(同実行委員会主催)は最終日のこの日、中島町の特設会場では、夏の暑さとともにビールやかき氷を楽しむ市民でにぎわった。

 初日の27日に引き続き、焼き鳥や焼きそば、ビールなどを販売。訪れた市民は、テントの中で暑さをしのぎながら食事を楽しんでいた。

 祖母と会場に足を運んだ知利別町の中学生、山田深結さん(12)は「きょうは本当に暑いですね。ブルーハワイ味のかき氷は、冷たくておいしいです」と爽やかな笑みを浮かべた。
(林帆南)


◆―― よさこい乱舞、見物客魅了

躍動感あふれる演舞を見せる踊り手たち=28日午後2時20分、ホテルサンルート室蘭前 よさこいソーランinむろらん&胆振・千歳支部大会は、市内中島町と港ふれあい広場で繰り広げられた。真夏の暑さの中、室蘭や伊達、札幌などの14チームが迫力のある演舞を披露し、見物客を魅了した。

 中島町ではホテルサンルート室蘭、ヤマダ電機テックランド室蘭店、なかじま天国まつり特設会場前の3カ所で行われた。「室蘭ルネッサンス」の躍動感あふれる踊りでスタート。「AJG KIDS」は、少年・少女が衣装の早着替えやバック転などエネルギッシュなパフォーマンスで、観客を楽しませた。

 ラストを飾ったのは、6月のYOSAKOIソーラン祭りで準大賞に輝いた「室蘭百花繚蘭」。息の合った踊りに拍手が送られた。

 中島町の後、入江町の港ふれあい広場に移動し、再び大勢のまつり客を引き付けていた。
(西川悠也)


◆―― 涼やか茶会「和」を堪能

茶道裏千家淡交会室蘭支部の港まつり協賛茶会=28日午前11時、市民会館 茶道裏千家淡交会室蘭支部(飯尾哲也支部長)のむろらん港まつり協賛茶会が、輪西町の市民会館であり、多くの来場者が日本の伝統文化を心ゆくまで堪能していた。

 毎年港まつりに合わせて行い、今年は室内に赤い野点傘やナツツバキなどを飾り、夏の涼をイメージした茶席を用意。和服姿などの市民ら約130人が来場した。

 来場者は砂糖菓子などを口にし、続けて運ばれてきた抹茶を味わった。母親と訪れた登別市若草町の相馬愛美さん(25)は「夏の着物を着ていたこともあり、涼しくお茶を楽しむことができました」と笑顔で話す。

 同支部幹事長の鎌田宗律さんは「皆さんにおいしいと喜んでいただき良かったです」と話した。
(林帆南)


◆―― 元気な歌声、会場に響く

手話を交え歌う室蘭マリン少年少女合唱団=28日午前11時57分、港ふれあい広場 室蘭マリン少年少女合唱団(四方明子代表指揮)が28日、2年ぶりにむろらん港まつりに登場。3歳から中学生までの男女22人が、童謡やアニメ映画の主題歌などを元気に歌い上げた。

 白いセーラー服に青いハーフパンツと青いネクタイに身を包んだメンバーは、「かもめの水兵さん」「われは海の子」といった海にちなんだ曲を次々と合唱。ディズニー映画「リトルマーメイド」の主題歌「アンダー・ザ・シー」では、途中で英語詞を流ちょうに歌い上げ会場から大きな拍手を受けていた。

 最後はアニメ映画「魔女の宅急便」に使われた荒井由実(松任谷由実)の「やさしさに包まれたなら」を手話を交えながら歌い、大いに盛り上がっていた。
(北川誠)


◆―― 気分は常夏、優雅な踊り

舞台上で爽やかな笑顔を見せる田上フラダンス教室のメンバー=28日午前11時27分、港ふれあい広場 最終日のステージでトップを飾った田上フラダンス教室(田上和子代表)は今回で12回目の参加。この日は小学生から主婦までの18人が舞台に立ち、スローテンポの「レイハリア」やムーディーな「カレフアウラ」などに合わせ優雅な踊りを披露した。

 衣装も緑やブルー、オレンジと、曲に合わせて次々に早変わり。マラカスに似た伝統楽器ウリウリを手に踊るなどフラダンスの魅力をアピールした。

 田上代表は「きょうの舞台はハワイよりも暑いかもしれません」と笑顔。最後には白い衣装と緑色のレイを身にまとい、北海道命名150年を記念した曲「私たちの道」に合わせた踊りを披露。ステージを華やかに飾った。
(北川誠)

【写真=(上から順に)室蘭港を鮮やかに照らす大輪の花。左の白鳥大橋奥に見えるのは今月末で見納めのJXTGエネルギーの工場夜景=28日午後8時17分、山手町(菅原啓撮影)、なかじま天国まつりでかき氷を食べる子どもたち=28日午後0時15分、中島町、躍動感あふれる演舞を見せる踊り手たち=28日午後2時20分、ホテルサンルート室蘭前、茶道裏千家淡交会室蘭支部の港まつり協賛茶会=28日午前11時、市民会館、手話を交え歌う室蘭マリン少年少女合唱団=28日午前11時57分、港ふれあい広場、舞台上で爽やかな笑顔を見せる田上フラダンス教室のメンバー=28日午前11時27分、港ふれあい広場】




◇ 主な地域のニュース

☆ むろらん港まつり最終章―夜空焦がす光の大輪2200発
☆ 昨春に再始動した室蘭北武館の少年剣道が全国大会へ
☆ 登別市内の小・中学生、スマホ所持率が大幅増加
☆ 登別でポスターなど配布し飲酒運転根絶を呼び掛け
☆ 魅力ある図書館に―伊達でニーズ把握へ初の検討会
☆ 夏まつりで「ちょうさ」などが練り歩き、洞爺に活気
☆ 苫小牧アートフェス、似顔絵デッサンなどでにぎわう
☆ 室蘭・輪西ものづくり工房始まる…多彩なメニュー用意