■ 地震被害で開催ピンチもあつま田舎まつり支援呼び掛け
【2019年6月13日(木)朝刊】

あつま田舎まつりへの支援を呼び掛けるポスター
 胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町で、秋の豊作を祈願する「第47回あつま田舎まつり」(同まつり運営実行委員会主催)が15、16の両日、町内本郷のかしわ公園野球場で開かれる。昨年までの表町公園には仮設住宅が建ち並び、当初はまつり開催が危ぶまれたが、会場のめどが立ち、必要な経費をクラウドファンディングで調達して開催することを決定した。まつり最終日まで多くの支援を呼び掛けている。

 まつりは1973年(昭和48年)から続く町民の手づくりイベント。昨年は人口の約5倍に当たる2万4千人が詰め掛け、名物の草原焼き(ジンギスカン)に舌鼓を打ち、田舎まつり音頭パレードや花火大会、歌謡ショーなどを楽しんだ。

 今年は昨年9月の震災を受け、会場探しが難航したが同野球場に決定。それでも、ステージの設営や町内中心部から約1キロ離れた会場へのアクセスなど課題も浮上。さらに復旧・復興途上にあることから予算の確保が難しく「今年の開催自体が危ぶまれた」(実行委)。

 このため、インターネットを通して支援を呼び掛けるクラウドファンディングを活用し、中心部のまちなか交流館「しゃべーる」から会場までの無料シャトルバスの運行費用などを捻出することにした。目標額は120万円で、12日午前8時現在、67万円、78人が支援を寄せている。支援者には町内産ハスカップゼリーやジンギスカン、米、まつり参加セットなどをプレゼントしている。

 今年のまつりは15日午後1時半から同野球場特設ステージで開会式を行い、町内中心部を小中学生、各企業、自衛隊員ら約千人が吹奏楽パレードと田舎まつり音頭を披露。同7時25分からは、厚真町出身の歌手・小寺聖夏さんのライブ、同8時からは花火大会が初日のまつりに花を添える。

 16日は午前9時の豊穣(ほうじょう)祈願でスタート。太鼓演奏や吹奏楽演奏、午後1時35分からの歌謡ショーでは松村和子さん、三原綱木さんらのコンサート。このほか、キャラクターショーなども行われる。

 草原焼きは初日が午後1時から、2日目は午前9時から楽しめる。

 実行委では「厚真が元気になるためには、まつりを続けることが大事。厚真町とつながりたいと思っている皆さんの力を貸してください」と支援を呼び掛けている。詳細は実行委事務局、電話0145・27局2486番へ。
(佐藤重伸)

【写真=あつま田舎まつりへの支援を呼び掛けるポスター




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