■ 新火葬場、水族館の室蘭市指定管理期間を10年に設定
【2019年6月13日(木)朝刊】

指定管理期間10年が適用されることになった新しい神代火葬場
 室蘭市は12日までに、建設中の神代火葬場と市立室蘭水族館の指定管理期間を10年に設定することを決めた。指定管理期間は従来、原則5年として運用されてきた。PFI方式で建設・運営している施設を除き、市が10年を適用するのは初めて。施設の特殊性と人材育成期間を加味し、判断した。

 市は昨年、事業者要望や議会論議を経て、指定管理者制度について定める要綱を一部見直し、期間延長できるよう整理した。施設特性により特殊技術が必要で、人材育成に時間を要する施設は、弾力的に期間設定できるよう変更した。今回が初の適用となる。

 市が指定管理者制度を導入している施設は39カ所あるが、PFI方式により建設・運営し、運営期間自体が事業スキームになっている市営住宅共同浴場、市生涯学習センターきらんを除き、すべて指定期間を5年に設定していた。

 指定期間が10年を超える事例は、全国的にもまだ少数という。総務省が2018年(平成30年)4月に行った全国調査では、指定期間を5年としている自治体が71・5%で最多、3年が15・0%、10年以上については5・4%にとどまっている。

 その理由は指定期間が長期となった場合、利点と同時に課題が想定されるからだ。10年に延長した場合の利点としては、指定管理者となる事業者側の安定運営や、これに伴う人材確保面での優位性、専門人材の育成が期待される。 

 一方、課題となるのが事業評価とモニタリングだ。そもそも指定管理者制度は民活による行政サービス向上と運営コスト削減が狙い。指定期間延長となれば、行政の目が届きにくくなり、チェック機能がより重要になってくる。

 火葬場、水族館ともに7月公募となる見通しだが、総務部では「全国的にも指定期間は延長の流れにあり、今後も対象となる施設を見定めていきたい。同時に新たなチェック機能の導入についても検討していく」と話している。
(鞠子理人)

【写真=指定管理期間10年が適用されることになった新しい神代火葬場




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