■ 北海道の将来に貢献、室工大が長期研究ビジョンを発表
【2019年6月13日(木)朝刊】

北海道MONOづくりビジョン2060を説明する(左から)空閑学長、丹保議長、松田副学長
 室蘭工業大学(空閑良壽(くが・よしかず)学長)は12日、研究の長期ビジョン「北海道MONOづくりビジョン2060―『ものづくり』から『価値づくり』へ―」を発表した。北海道の将来に直接貢献する五つの研究項目と世界に先駆けて創生する学術基盤の2項目を掲げている。

 ビジョンは、国や道が定める計画・戦略の目標実現に向けて同大が貢献していく役割を示したもの。本年度から工学部を理工学部に改組したのを契機に、有識者で構成する賢人会議(議長・丹保憲仁元北大総長)を設置し、3回にわたり検討を重ねた。

 道の将来に貢献する五つの研究項目は「自立分散型地域構造構築」「付加価値の高い素材の供給基地形成」「高品質・高機能食素材の世界への供給基地形成」「物質とエネルギー自立化とID化」「宇宙への基地」。情報・エネルギー・物質のすべてに精通した高度な人材の育成、農業・食品分野に特化した革新的センシング技術の開発などを盛り込んでおり「道の資源・資産の本質を解明し、その本質を体系づけて活用するもの」(同大)としている。

 札幌市内で行われた発表記者会見には空閑学長、松田瑞史理事副学長、丹保議長が出席。松田副学長は「室工大がどのように貢献していくかの指針」、空閑学長は「地域にある大学として存在価値を示していかないと室工大の明日はない。研究を活性化させ、北海道での存在価値をアピールしていきたい」と語った。

 丹保議長は「室工大は道内最古の工業系大学。大きな意味でのチャレンジであり期待している。50年先に何が起きるか考えてもらいたい」と述べた。

 ビジョンはきょう13日に道庁に報告するほか、ホームページなどで公開する予定。
(有田太一郎)

【写真=北海道MONOづくりビジョン2060を説明する(左から)空閑学長、丹保議長、松田副学長




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