■ 室蘭市の手話電話サービス、19年度も試行継続へ
【2019年5月23日(木)朝刊】

タブレットに映る利用者と手話で会話しながら、一般電話につないだインカムで電話を代行する手話通訳者
 室蘭市は2018年(平成30年)3月から開始した「むろらん手話電話サービスモデル事業」を、19年度も継続している。聴覚障害者などが無料通話アプリLINEのビデオ通話機能を使い、通訳者と手話で会話。通訳者が必要な相手方への電話を代行する仕組み。市は利用実態の分析を進め、課題解消も目指していく。

 「室蘭市みんなの心をつなぐ手話言語条例」に基づく事業。聴覚などに障害がある人も電話を使える環境を目指している。市障害福祉課に勤務する手話通訳者1人が、平日の午前9時半から午後4時に対応している。 

 登録制でLINEを使える環境が必要。登録後、同課から専用タブレットのLINEのIDまたはQRコードが通知される。これを受け、自身の端末に友だち追加するとよい。

 手話通訳者が1人で対応しているため、利用は予約制を取り入れた。事前にLINEで名前、利用日時、相手先、相手先電話番号を送信し予約。確認予約日時にビデオ通話するとよい。

 同課によると、実質的に試行初年度となった18年度は、6人が延べ17回利用した。最も多い人は7回の利用だった。病院の予約などで使うケースがあった。

 追跡調査では「出先での書類手続き時に活用、スムーズだった」「自宅の修繕を行う時、業者とのやりとりに役立った」との声があった。一方「事前予約制のため、いざ必要な時に活用できない」という声も目立った。

 同課の佐藤裕介主査は「実績評価はこれからになりますが、ぎりぎりの態勢で取り組んでいます。受け付けの弾力性など課題はありますが、すぐに対応することは難しい。どの程度できるか見定めていきたい」と話している。

 問い合わせは同課、電話0143・25局1155番へ。
(鞠子理人)

【写真=タブレットに映る利用者と手話で会話しながら、一般電話につないだインカムで電話を代行する手話通訳者




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