■ 登別市内も中国人客で大にぎわい、「春節」連休始まる
【2019年2月5日(火)朝刊】

春節に伴う大型連休が始まり、多くの訪日客が市内観光を楽しんでいる=登別マリンパークニクス
 中華圏の旧正月・春節に伴う大型連休が4日から始まった。登別市内でも訪日客が大きなキャリーケースを手に続々と到着した。年明けからテーマパークや宿泊施設などはにぎわいを見せており、この日の湯まつり最終日も大勢が訪れた。年間入り込み400万人達成に期待が高まっている。

 大型連休に合わせて、ペンギンパレードやイルカショー、イワシのパフォーマンスタイムの回数を増やした登別マリンパークニクス(登別東町)。初日となったこの日も、多くの訪日客が詰め掛け、海獣などのかわいらしい姿に歓声を上げていた。営業課の山本智さんは「1月に入ってから、中国からの来館者が増えてきていますね。一日で複数の団体が訪れることも多くなっていますよ」と話す。

 カルルス温泉サンライバスキー場(カルルス町)でも訪日客の利用が多い。例年道内外の高校のスキー授業で活用されているが、宿泊施設が満室で予約が取れず、春節時期をずらして実施した学校もあったという。佐藤義雄支配人は「1月の1カ月間で、中国からの観光客がスキーやスノーボードの用具を500セットレンタルしました。香港も169セットで、順調に利用してもらっています」と語る。

特急を待つ訪日客で埋まったJR登別駅 訪日客の利用増に合わせて、JR北海道は2月から特急の臨時便を運行。登別観光の玄関口・JR登別駅では多くの訪日客が大きな荷物を手に行き交う。バスで温泉街や観光地へと向かい、北国の冬を満喫している。ホテルゆもと登別(登別温泉町)の沼澤弘之支配人は「1月に入ってから、中国からの宿泊客が多くなっていますね」と話す。

 同日は第48回登別温泉湯まつりの最終日。泉源公園(同町)で源泉湯かけ合戦などが行われ、多くの観光客が湯処(どころ)ならではの行事に拍手を送り、歓声を上げていた。

 同駅では市と登別国際観光コンベンション協会(唐神昌子会長)が、観光客の手荷物を運搬するポーターサービスを行っている。市観光振興グループによると、1月21日〜2月3日の期間、約3千個の荷物を運搬した。1日平均おおむね200個以上運んでおり、これまでの最多は1月28日の293個。同グループの徳野隼也さんは「これまで200個に達しなかったのは2日間のみ。昨年よりも運搬ペースが早くなっているのでは」と推察する。

 胆振東部地震の発生により、2018年度(平成30年度)上期の市内観光入り込みは、4年ぶりに200万人を割り込んだ。下期は春節があることから上期を上回る傾向にある。今年はさっぽろ雪まつりが大型連休と重なったことで、「訪日客が札幌圏に向かう傾向が強くなるのでは」(関係者)との見方もある。北海道ふっこう割の対象期間が3月末まで延長され、観光しやすい環境は整っている。地震になじみのない国からの来登が伸びていないとの指摘もあり、今後の動向が注目される。
(石川昌希)

【写真=春節に伴う大型連休が始まり、多くの訪日客が市内観光を楽しんでいる=登別マリンパークニクス(上)、特急を待つ訪日客で埋まったJR登別駅(下)





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