■ 日本製紙が室蘭港崎守ふ頭のチップヤードを廃止へ
【2019年2月5日(火)朝刊】

日本製紙が撤退を決めた室蘭港崎守ふ頭のチップヤード
 日本製紙(本社・東京)が室蘭市崎守町のチップヤードを廃止することが、4日までに分かった。荷役設備やフェンスなどの老朽化に加え、北海道工場勇払事業所(苫小牧市)の洋紙生産停止に伴うストックヤードの集約化により、崎守からの撤退を決めた。

 室蘭港崎守ふ頭のチップヤードは1975年(昭和50年)から供用を開始。約5万平方メートルの敷地に、製紙原料のパルプ製造用にチリやブラジルなどから船で輸入したチップを、コンベヤーを備えた荷役機械「スタッカー」2台でヤードに積み上げ、白老工場にトラックで運ぶ。2017年度(平成29年度)の取扱量は、自然乾燥(風乾)の状態で約74万トン。

 同社によると、供用開始当時から使用している荷役機械や、高さ約15メートルの飛散防止用フェンスが老朽化し、設備更新が喫緊の課題だった。勇払事業所は紙需要の減退で20年1月に洋紙製造を停止するが、新規に木質チップを原料とするバイオマス発電の事業化を検討している。崎守でのチップの荷役輸送を勇払に集約することで、原料輸送の効率化を図る考えだ。

 崎守では今年12月末までチップを受け入れ、20年1月以降は輸入を停止し、荷役設備などを解体撤去する。跡地は更地にするが、撤退後の跡地活用は決まっていないという。

 崎守ふ頭のチップは、室蘭市がまとめた室蘭港の17年(1〜12月)港湾統計で、崎守ふ頭の取扱貨物量の6割強、公共ふ頭全体でも約5割を占める。荷役や運搬業務を担う地元企業にも影響しそうだ。
(菅原啓)

【写真=日本製紙が撤退を決めた室蘭港崎守ふ頭のチップヤード




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