■ 室蘭・五嶋金属にPCB処理容器の専用加工ロール導入
【2019年1月16日(水)朝刊】

イタンキの第2工場に導入したベンディングロール
 金属プラント加工などの五嶋金属工業(室蘭市東町、五島了代表取締役)は、イタンキにある第2工場の生産体制を強化した。PCB処理スラグ受け容器の組み立てを行っていたが、専用のベンディングロール(BR、鉄板を円筒状に曲げ加工する工作機械)を導入し、素材から一貫製造できる仕組みを整えた。

 第2工場への設備投資は、2016年(平成28年)の溶接ロボットを組み込んだ溶接システムに続く第2弾で、一層の効率化を狙った。

 PCB廃棄物をプラズマ溶融分解炉で処理する際に出るスラグを入れる容器(厚さ9ミリ、直径90センチ、高さ90センチ)を製造しているが、従来は2キロ以上離れた本社工場にあるBRで半製品にした後、第2工場に移送、組み立てを行っていた。

 本社工場の作業スペースを狭くしていたほか、移送の手間があった。移送効率を上げるため、出荷予定がなくても一定数の半製品を製造する必要があり、在庫管理も課題だった。

 今回導入したBRは本社工場よりも小型で、鉄板の厚さ12ミリ、幅1・6メートルまでの加工に対応できる。導入経費は約1800万円で、国のものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金を活用した。

 スラグ受け容器自体の受注も堅調で、初年度となった15年度は千個、16年度は1100個を製造。17年度は1500個に伸び、18年度も同数の出荷を計画している。

 五島社長は「設備投資は人手不足対策の意味もある。容器自体は付加価値の低い製品でもあり、今回の取り組みが利益にもつながっていけば」と話している。
(鞠子理人)

【写真=イタンキの第2工場に導入したベンディングロール




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