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【2018年3月19日(月)朝刊】より



   ■ 寒暖差で室蘭地方の道路が凸凹、苦情や補修要請相次ぐ

 雪解けが進み、室蘭地方の道路は傷みが目立ち始めている。今冬の厳しい冷え込みと気温の寒暖差でアスファルトに穴が開き、国道、道道、市道の道路管理者へのパンク被害の苦情や補修要請が例年より増えている。補修が追い付かない状況で、運転に注意を呼び掛けている。

 冬季はアスファルト内部に雪解け水などが入り、気温低下による凍結で膨張、ひびなどを広げ、車両の重みや通過の振動で路面の剥離が進み穴が開くという。

 室蘭市土木課によると、3月1〜14日に寄せられた市内の市道の穴によるパンクやホイールの損傷などの苦情は6件。補修の要請は既に14件で昨年3月は月トータルで18件だったことから「昨年実績を上回る可能性が高く、体感的にも例年より多い」としている。

 道道を管轄する胆振総合振興局室蘭建設管理部によると、登別出張所(室蘭市、登別市)には3月1〜14日に苦情5件、補修要請は1件の合わせて6件の連絡があった。国道を管轄する室蘭開発建設部によると室蘭道路事務所には3月1〜15日に9件の苦情と補修要請があった。「室蘭、登別、白老を結ぶ国道36号は交通量が多く随時補修している」という。胆振全体では約40件に上っている。

 いずれの道路管理者も「今冬の寒暖差が大きかった」ことが要因とみており、道路パトロールで巡回し、穴があれば応急措置でアスファルトの常温合剤を埋めるなどしているが作業は追い付いていないという。室蘭建設管理部は「道路に穴が開くと、縁に角ができてタイヤが当たるとパンクしてしまうことがある。夜間や、水たまりになって穴が見えないケースもあり、随時補修はしているがスピードダウンをお願いしたい」と訴えている。
(粟島暁浩)





   ■ 室蘭ウィンドソサイエティが迫力サウンドで聴衆魅了

 室蘭ウィンドソサイエティ(亀山敏生団長)の第28回定期演奏会が18日、室蘭市幸町の市文化センターで開かれ、ステージに立った43人が息の合った力強い演奏を聴衆に届けた。

 コンサート第1部はクラシック。マーチ「春風の通り道」で幕開け。続く曲では広大なアフリカの風景を打楽器と管楽器の激しい音色で熱演した。「カルメン」組曲や「セルゲイ・モンタージュ」などを披露した。

 第2部はNHKの連続テレビドラマの主題歌メドレーや「デイドリーム・ビリーバー」といったなじみの楽曲で聴衆を楽しませていた。
(池田勇人)





   ■ 価値ある室蘭の貝塚、続縄文文化提唱の地に理解深める

 室蘭縄文文化研究会主催の縄文学習会が18日、室蘭市東町の中小企業センターで開かれた。室蘭市教育委員会の松田宏介学芸員が、「北海道の歩みと続縄文」と題し講話。参加者は室蘭には道内屈指の貝塚があり、続縄文文化提唱の地であることに理解を深めた。

 会員ら十数人が参加。松田学芸員は室蘭市内で行われてきた発掘調査で、縄文時代から活動が確認された遺跡として本輪西貝塚、絵鞆貝塚などを挙げ、土偶など有数な資料が出土していると述べた。縄文時代の終わりの時期は「2500年前と考えられ、稲作文化の普及などで生活や祭祀(さいし)などが急速に変化していったと考えられる。土偶の違いを見ても分かる」と指摘した。

 かつて東北地方は鎌倉時代まで縄文土器が使われていたと考えられていたというが、昭和初期に交わされた学者の喜田貞吉と、続縄文を提唱した若手研究者の山内清男による「ミネルバ論争」を挙げ、「昭和に入り全国的に縄文の終わりに差がないという見解が普及した」と説明した。

 会場からは随時質問が挙がり、和やかな雰囲気の中で講話は行われた。松田学芸員は、絵鞆2貝塚から出土した続縄文の土器について「これほど良い状態は初めての経験で、まだまだ地域に遺跡は残っていると思い直した」とその価値を語った。
(粟島暁浩)





   ■ 澄んだハーモニー響く、室蘭栄高合唱部が定演

 室蘭栄高校合唱部(川ア彩子部長、14人)の第6回定期演奏会が18日、室蘭市輪西町の市民会館で開かれ、部員たちが心一つに澄んだハーモニーを響かせた。

 テーマは「音語(おとがたり)―歌声で描く童話集」。歌あり、劇あり、踊りありのステージで幅広く楽しんでもらえる内容を目指し準備を進めてきた。

 4部構成で行われ、1部は現役部員14人による「いのちの名前」が高らかに響き渡った。今月1日に卒業したばかりの3年生を交えた2部は、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲「君が君に歌う歌」を披露。踊りを交えたドレミの歌では会場から手拍子も。

 3部は、「金の斧(おの)と銀の斧」など童話のストーリーに合わせて歌とコントを繰り広げ、会場を沸かせた。締めの4部は合唱部のOB、OGとの合同ステージを展開。詰め掛けた観衆から大きな拍手が湧いていた。
(粟島暁浩)





   ■ 登別・アーニスで中高生がダンスや演奏の成果披露

 協同組合登別中央ショッピングセンター・アーニス主催の「スプリングフェスティバル」が18日、登別市中央町の同施設内で始まり、買い物客らが吹奏楽やマンドリン演奏などを楽しんだ。

 近隣の中学生や高校生が部活動の成果を披露する場を提供し、買い物客や来場者に楽しんでもらおう―と毎年実施している。今年は登別、鷲別、幌別、緑陽の4中学校と登別青嶺高、大谷室蘭高に加え、橋本流みゆき太鼓が特別出演した。

 この日は午後1時開演。登別青嶺高校ダンス愛好会によるヒップホップのダンスパフォーマンスで幕開け。ハイテンポなリズムに合わせ軽快なダンスを披露した。その後、鷲別中のマンドリン演奏や橋本流みゆき太鼓の熱演に多くの聴衆が拍手を送った。

 21日は午後1時から大谷室蘭高、登別青嶺高、幌別中、登別中、緑陽中の吹奏楽コンサートに続いて、同3時40分からの合同演奏で終了する。
(五十嵐一男)





   ■ 伊達小・松岡君が全日本学生児童発明くふう展で最高賞

 2017年度(平成29年度)の第76回全日本学生児童発明くふう展(公益社団法人発明協会主催)で、松岡陽君=伊達市伊達小学校6年=が最高賞の恩賜記念賞を受賞した。車輪の形を変え、段差や階段を乗り越えやすくする構造の前輪駆動の走行ロボット「車輪形状変形システム」を開発し、評価された。

 松岡君は小学4年生から室蘭市青少年科学館(小川征一館長)のロボットサッカークラブに所属し、同展に挑戦してきた。

 16年度は同展の発明協会会長賞を受賞している。同館にとって最高賞受賞は、14年度の黒澤龍之介さん=当時伊達市伊達中学校2年=以来の快挙だ。

 17年度の同展は全国各地で開かれた発明くふう展で推薦を受けた769点の応募があった。松岡君の「車輪形状変形システム」は、第41回青少年科学技術振興作品展胆振地方展の胆振総合振興局長賞と、17年度北海道青少年科学技術振興作品展の北海道知事賞をそれぞれ受賞している。

 同システムは、縦50センチ、横30センチ、高さ20センチ、重さ3キロ。本体はアルミニウム製で、部品は手作りした。回転の力を直線の動きに変える直線歯車(ラック)を前輪のハブに取り付け、円形から星形へ変形する構造にした。段差や階段では星形に変形させることで、地面との接地面が増えてスムーズに通過できる。

 また、通常は変形駆動用のギアモーターは車輪とともに回転可能な部分に付ける必要がある。しかし、スペースが確保できず、モーターを車体上部に取り付けて、回転力を車輪に伝達させるように工夫した。

 小学校の総合的な学習の時間の福祉体験で、車いすで生活する人の様子を学んだ。その中で、車いすは階段に設置したスロープを通過しにくいことを知った。「直接階段を乗り降りできる車いすを作りたいと思った」と作品製作のきっかけを話す。「将来は人間の生活に役に立つ道具や機械を作りたい」と目を輝かす。

 「黒澤さんに憧れ、最高賞を取るのが夢だった。言葉にならないぐらいうれしい」と喜びをかみしめる。

 小川館長は「最高賞を取る子どもの指導は、一生で1回あれば良い方だと思う。2回も頂けて本当に驚いた」と述べ、今後の活躍に期待していた。

 全日本学生児童発明くふう展の受賞全155点は、28〜31日に科学技術館(東京)で展示される。表彰式は28日に行われる。
(池田勇人)





   ■ 伊達のフロアカーリング大会で24チームが交流

 伊達フロアカーリング協会(佐藤英輔会長)の第7回会長杯争奪親睦大会が18日、伊達市松ヶ枝町の市総合体育館で行われ、ダブルス戦に挑んだ選手たちは一投ごとに変化する戦況を分析し、力と心を合わせて勝利を目指した。

 フロアカーリングの普及を図るとともに、楽しさを体感しながら健康づくりの推進と親交を深めることを目的に開催。今回は24チーム50人が出場し、抽選で6ブロックに分けられた予選リーグの後、それぞれの上位2チームが決勝トーナメントで優勝を争った。

 選手たちは底面にキャスターが付いたフロッカーを巧みに操り、左右にカーブを描く独特な動きに一喜一憂。ターゲットに精神を集中しながら、鮮やかなショットを繰り出していた。
(山本浩)

 結果は次の通り。(敬称略)

 (1)北藤孝通・荒木康子(2)二階堂成男・高橋悦子(3)馬場賢一郎・岩崎喜美子(4)岩崎勝利・清水玲子





   ■ 地域連携の地産地消に理解、苫小牧で消費生活講演会

 苫小牧市と苫小牧消費者協会共催の平成29年度消費生活講演会が17日、市内若草町の市民活動センターで開かれ、参加した市民ら40人は大学の学食イベントを通じた地産地消の実践や地域連携の考察に関する実例発表、経産牛の試食会などを通して地域の取り組みに理解を深めた。

 同講演会は、食の安全や健康など市民生活に密着した情報を広く発信しよう―と1991年度(平成3年度)から毎年開催している。

 今回は苫小牧駒澤大学国際文化学部キャリア創造学科の田崎悦子准教授が「『地産地消の学食イベント』の実践から地域連携を考える」を演題に講演した。この中で、昨年実施した地産地消のクリスマス学食イベントを取り上げ、地元食材に対する理解や協力企業との連携を深めた経緯などを説明した。イベントに参加した同学科1年の高松芽依さんは「企画・運営業務には『積極性』『準備』『チームワーク』が特に重要と感じた」と振り返った。

 講演後は、市の健康支援課による食育推進計画の説明や農業推進課による経産牛試食会があり、参加者は地元食材の活用や地域連携の重要性などに理解を深めていた。
(伊藤洋志)






【2018年3月19日(月)夕刊】より


   ■ 改憲の問題点探る、室蘭地域ネットが講演会

 憲法を守る室蘭地域ネット(増岡敏三代表)主催の講演会が18日、室蘭市東町の中小企業センターで開かれた。憲法学などが専門の石川裕一郎聖学院大学教授を講師に招き、安倍政権が進める改憲の問題点について学んだ。

 講演会は憲法第9条への自衛隊明記と、緊急事態条項の導入問題に焦点を当てた内容。市民約30人が聞き入った。

 石川教授は憲法改正の手続きなどを説明後、「国防軍を保持する」などと記載した2012年(平成24年)4月の自民党改憲草案を示し、問題点を指摘した。

 第9条については「2項に『戦力不保持』を残したまま、3項に自衛隊の存在を明記したところで、現在の自衛隊への違憲の疑いは消えない」「今の憲法に自衛隊を記載するのは、安全保障関連法に賛成することになる」などと持論を展開した。
(池田勇人)



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