■ 菊谷伊達市長が6選出馬表明、産業振興を政策の柱に
【2018年12月7日(金)朝刊】

会見で「『補助』から『投資』へ発想を転換し産業を根付かせる」と意欲を見せる菊谷秀吉市長
 菊谷秀吉伊達市長(68)は6日夜、鹿島町の市民活動センターで開いた後援会の本部役員会で、任期満了に伴う来年4月の市長選に6期目を目指して立候補する、と正式に表明した。菊谷氏は役員会後に開いた会見で、人口減少社会に立ち向かうため、産業振興を次期市政の柱とする考えを明らかにした。

 「正直長すぎるとは感じているが、決心をした。すっきりとした気持ちで6期目を目指したい」。会見の冒頭、菊谷氏はこう心境を吐露した。6期目の挑戦には大きな迷いがあったという。期数の若いころとは違う、失敗は許されないという思い。経済界から出馬要請を受けてからの1カ月間、鬱々(うつうつ)とした気持ちが続いたが、周囲の評価や、独裁と多選は意味合いが違うという助言に考えを新たにした。

 菊谷氏は現在5期目で市長として石狩市の田岡克介市長と並び道内最長。常に多選を意識してきた。「批判は謙虚に受け止めるが群れず、えこひいきをせずにやってきた。常に公平であり続ける」と述べた。伊達市長選はこれまで他に立候補の動きはない。2期目から連続5回目の無投票も見込まれている。

 産業振興を次期市政の戦略の柱に位置付けた。中でも農業。農業者の税収が直近5カ年の対比で2千万円以上増えるなど成長が見込める分野と踏む。長和・関内地区で検討が進む国営緊急農地再編事業は、当初見込みを超える事業化ができる見通しで、実現に意欲を見せる。企業誘致は発芽野菜最大手・村上農園(広島)の進出が決まり「ほかに進出話が数件ある」と説明。「補助」から「投資」へ発想を転換し、価値あるものに投資を集中させることで「若い人を呼び込み産業を根付かせる」と述べ、市民意見を反映させた第7次市総合計画を土台に「スタートダッシュする」と述べた。具体の政策は今後、公約集にまとめる。
(野村英史)

【写真=会見で「『補助』から『投資』へ発想を転換し産業を根付かせる」と意欲を見せる菊谷秀吉市長




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