■ むかわ竜が結んだ絆、胆振東部地震復興へ連携誓う
【2018年9月28日(金)朝刊】

ガッチリと握手を交わして復興を誓う(右から)竹中町長、小林准教授、藤木町長
 「むかわ竜」を復興のシンボルにしていこう―。むかわ町穂別地区で発見された「むかわ竜」が縁で、昨年から交流を始めた同町の竹中喜之町長と熊本県御船町の藤木正幸町長、恐竜研究を行っている北大総合博物館・小林快次准教授が27日、むかわ町役場で顔をそろえ、復興を誓った。“恐竜つながり”で災害協定を結んだ各市町からの震災支援などを受け、竹中町長は「『むかわ竜』が助けてくれました」と3人でガッチリ握手を交わし「前を向いていきたい」と力強く語った。

 むかわ町と御船町は兵庫県の丹波市と篠山市を加えた4市町で昨年11月、恐竜化石を生かしたまちづくりを進める「にっぽん恐竜協議会」を立ち上げ災害協定も結んだ。今回は各市町からの職員がむかわ町で震災支援を続けている。

 藤木町長は26日夜、新千歳空港からレンタカーでむかわ町に入り、支援活動を続けている職員を激励。この後、同町役場に戻り、小林准教授とともに竹中町長と懇談した。

 藤木町長は「震災が発生したことは受け止めなければならない。熊本地震で1400人が仮設住宅で暮らしているが、今はむかわが大変なことから職員を派遣した」と話すと、竹中町長は、被災地でありながら人的貢献を続けている藤木町長に感謝を述べた。
「むかわ竜」の化石を調べる小林准教授
 小林准教授は「すぐに駆け付けたかったがモンゴルで研究が入っていた」と26日に帰国後、むかわ町入り。すぐに穂別博物館を訪れ、研究が大詰めを迎えている「むかわ竜」の化石が無事であることを確認し「ほっとしている。博物館のスタッフに感謝しています」と語った。
(佐藤重伸)

【写真=(上から順に)ガッチリと握手を交わして復興を誓う(右から)竹中町長、小林准教授、藤木町長、「むかわ竜」の化石を調べる小林准教授




◇ 主な地域のニュース

☆ 室工大と道内企業チームが消石灰の大規模実証へ
☆ 航空機産業参入狙え、室蘭で道内企業が初の勉強会
☆ 雇用維持に安堵、日鋼室蘭「分社化検討」に理解も
☆ 未明の警報は避難困難、突発的大雨で3市対応に苦慮
☆ 登別・宇都宮さんが難関の簿記検定1級に独学で合格
☆ 伊達・大滝中生が赤ちゃんに触れ命の重さ実感
☆ 白老のマイクロライト選手権で安全正確なフライト競う
☆ 宮蘭フェリー八戸も寄港、10月6日から南下便のみ