■ 室蘭の販売店で停電でも利用可能なストーブ品薄
【2018年9月14日(金)朝刊】

暖房器具販売店やホームセンターでは停電でも使えるストーブが品薄となっている
 停電でも利用できる灯油やガスのポータブルストーブが、室蘭市内のホームセンターや販売店で極めて品薄になっている。電力不足による「計画停電を危惧する動き」が今週に入り広がり、急激に買い求める消費者が増えた。「札幌をはじめとした全道的な動き」で、再入荷の見通しは「分からない」という。

 各店によると、例年この時季に大きく動く商品ではなく、消費者の話からも、道内の電力不足や計画停電の危惧に加え、6年前の室蘭、登別で発生した大停電の教訓が重なった「備えの動き」という。

 暖房厨房器具などのオオヤ(中央町)では、今週に入り「毎日2、3台が売れており、在庫は十数台」の状況。地震前に80個あったポリタンクも、水のストック需要にストーブ需要が重なり、残り1個となった。

 ストーブは手ごろ価格の商品から売れている。ハンドルを回して自家発電し、電池がなくても点火できる人気商品など一部が欠品。明るく照明代わりにもなるおしゃれな対流式を選択する人もいる。谷原道雄社長は「大停電までの勢いはまだないが、急に動きが速くなった。問屋にも商品が無い状態で、再入荷はタイミング次第と思うが、現状では分からない」と話した。

 DCMホーマック本社によると、札幌を含め全道的に品不足の状況。同中島店でも9日ごろから、買い求める動きが広がり、品薄状態が続いている。13日も店頭で、残り少ない商品を品定めする市民の姿が複数あった。

 高齢者や小さな子どものいる家庭には、火が出ないカセットガスを熱源にしたファンヒータータイプも人気という。同中島店の大藤倫史副店長は「一家に1台は電源を使わない暖房器具を用意しようという人が確実に増えている」と話した。
(鞠子理人)

【写真=暖房器具販売店やホームセンターでは停電でも使えるストーブが品薄となっている




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