■ 地域と共に10周年、登別のゆめみ〜るできょう食事会
【2018年7月21日(土)朝刊】

10周年を迎える「ゆめみ〜る」。食堂とサロンで居場所を提供している
 登別のNPO法人ゆめみ〜る(對馬敬子理事長)が今年、創立10周年を迎えた。登別市幌別町に地域食堂ゆめみ〜るを開設しているほか、弁当の配食を通じて高齢者の見守り支援を行うなど、地域福祉の充実を図っている。

 地域住民が気軽に集える居場所づくりを目指し、2008年(平成20年)に鉄南地区の町内会有志などと連携、同法人を立ち上げて地域食堂を開設した。

 コンビニエンスストアの入っていた建物を活用。1階は食堂、2階は子育て世代や高齢者が気軽に集まれるサロンを設けた。食堂は定食とそばの販売がメイン。そば打ち経験者が麺を打つほか、米や野菜、魚などの食材はさまざまな支援者から提供を受けている。

 翌09年からは、高齢者と障がいのある人を対象に、配食サービスを開始した。1カ月に約50件配達しており、利用者本人のほか福祉施設を通じて申し込みがある。魚を刻んだり、ご飯をおかゆに変更するなど、食べやすい工夫も凝らす。弁当をテーブルまで運んだり、みそ汁のふたを開けたりと、細かなニーズにも対応する。

 配食のもう一つの側面が、見守り機能だ。配達先の住人に変わりがないか、必ず声掛けをするほか、状況を記す日誌も欠かせない。家族の連絡先も把握して、緊急時に対応できるよう連絡態勢を整えている。

 「一年ももたないよ」。開設当初、そう言われることもあったが、ボランティアスタッフの協力と多方面からの支援で節目を迎えた。立ち上げから携わっている同法人の山田正幸副理事長は「ボランティアスタッフも含めて、趣旨に賛同してくれるたくさんの人たちに支えられて、運営することができている」と感謝する。

 記念行事を複数企画する。第1弾が6月の朝市で実施した特売。第2弾はきょう21日に開く配食利用者を食堂に招待した食事会。8月以降もさまざまな企画を計画している。今後はサロン活動の一層の充実を目指す。日曜日の定休日を利用して、食堂をサロン活動の場所として開放する計画だ。

 「サロンは2階を利用しているので、階段を上るのが大変な人もいる。1階を利用できれば気兼ねなく来ることができる」と立ち上げの趣旨として掲げた高齢者の居場所づくりを強化させる考えだ。
(石川昌希)

【写真=10周年を迎える「ゆめみ〜る」。食堂とサロンで居場所を提供している




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