■ 室蘭で艦砲射撃慰霊祭、冥福祈り 恒久平和願う
【2018年7月16日(月)朝刊】


 太平洋戦争末期に室蘭を襲った米軍による艦砲射撃から15日で73年を迎えた。市内では、今年も町内会や自治会が慰霊祭を行った。参列者が亡くなった400人以上の冥福を祈るとともに、恒久平和を願った。

慰霊碑の前で手を合わせる参列者=中島本町公園
◆── 中島民和会

 中島民和会(大場博海会長、480世帯)では、中島本町の中島本町公園で70回目となる戦没者慰霊祭を行った。地域住民約40人が参列し、読経の中、慰霊碑の前で手を合わせていた。

 渡邊信治副会長は「艦砲射撃と(前日の)空襲で尊い命が絶たれた犠牲者やその家族の無念を思い起こし、戦没者の慰霊と平和なまちづくり、中島民和会の強い絆の継続を願う」とした大場会長の慰霊の言葉を代読。その後、慰霊碑の老朽化などの課題を挙げ、「次の世代に少しでも長く、伝承することが私たちの使命と感じている」と、今後の在り方を見直しながら慰霊祭を継続していく考えを示した。
 

犠牲者の冥福を祈る御崎町会などの役員ら=御崎神社
◆── 御崎町会

 御崎町会(今泉勁介会長、280世帯)は御崎神社祭典(14、15の両日)に合わせて慰霊を行った。艦砲射撃があった日が、当時の祭典の開催日だったことから、毎年同時に実施している。

 本祭の15日は同神社境内で神事があった後、町内会役員らが本殿横の慰霊碑前に集まり、手を合わせた。今泉会長は「町会役員を中心に慰霊碑を守ってきている。艦砲射撃では、御崎町で65人、市内でも多くの人が亡くなったことを忘れず、このような惨劇が二度と起きない平和な社会になってほしい」と願っていた。
(池田勇人)

【写真=慰霊碑の前で手を合わせる参列者=中島本町公園(上)、犠牲者の冥福を祈る御崎町会などの役員ら=御崎神社(下)




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