■ 苫小牧・灯油販売の給油所でガソリン混入を確認
【2018年5月16日(水)朝刊】


 北海道経済産業局と苫小牧市消防本部は15日、ガソリンが混じった恐れのある灯油を販売した苫小牧市旭町2、アサヒ興産「苫小牧給油所」で合同立ち入り調査を実施、ガソリンの混入を確認した。同本部の聞き取りに対して同社は「在庫量の異常は機器の異常と考え、営業を続けた」と話したという。同局などは詳しい原因を調べている。

 同局の調査によると、スタンドの地下には五つのタンクがあり、12日早朝に灯油が4300リットル残っていたタンク(1万リットル)に誤ってガソリン700リットルを補給したという。灯油とガソリンの混合油の引火点は18・5度で通常の灯油(40度)よりも21・5度も低いことが判明した。同局資源エネルギー環境部資源・燃料課の古御堂久揮発油販売業係長によると「通常よりも燃えやすくなっており、著しく危険な事案に当たる」という。

 立ち入り調査では灯油とガソリン、軽油など4油種を回収し、当日の日報や作業手順、施設などを確認した。本来は別々の鍵を取り付けることがマニュアル化されているはずの給油口の鍵が5個とも同一だったことも明らかになった。同局は、原因解明を進めるとともに、再発防止や管理体制の徹底を求める行政指導を行う方針。

 一方、苫小牧消防本部によると同社は12日終業時、灯油の在庫量が約800リットル多かったことに気付いたが「機器の異常と考えた」と確認せずに、14日午前まで営業を続けたという。これまでに灯油は42件、1380リットルを販売しているが、同社によると、36件の回収のめどが立ったという。15日午後5時現在で171件の問い合わせがあったという。同本部は登別、白老、胆振東部、千歳の各消防を通して住民に注意を呼び掛けている。

 ニュースを見てスタンドを訪れた、登別市内の男性は「人ごとだと思っていたが、2〜3日前にストック用として購入したので驚いた」とスタンドに18リットルのポリタンク1個を持ち込んで手続きをしていた。




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