■ 孔子の子孫で登別市職員・孔さんが論語の普及に力
【2018年4月4日(水)朝刊】

孔子の子孫として論語の普及に力を入れる孔さん
 登別市は、市民と「協働」によるまちづくりを積極的に推進しているが、「まちづくりの基本は思いやりの精神」と、徳育・道徳教育推進の一環として普及に取り組む「論語」。そこで抜てきされたのが市企画調整グループに勤務する孔子の第76代子孫、孔佩群(はいぐん)さん(40)。「先達の教えを学ぶことで自分自身の生活を見つめ直すことができる」(孔さん)と、市民に論語の啓発を進めている。

 孔さんは中国で生まれ、現地で小学校・専門学校の教諭を務めていたが、2001年(平成13年)に来日。栃木県足利市に10年以上住み、「史跡足利学校」で広報・施設案内などのほか「論語活動」を推進。16年4月から登別市役所で勤務し徳育推進、国際理解、観光振興などに従事している。

 活動は主に市民向けの講座で論語の基礎について講話しているほか、近年急増する訪日客への対応として、市役所職員や消防職員らに対して中国の文化などを教えている。登別に移住して2年。「(登別市民は)助け合いや人への思いやりの気持ちが強く大好きです」と印象を話す。

 また、論語を楽しく学び社会教育の推進に寄与する目的で設立された民間団体「北海道論語会」でも講師を務め、先月18日には登別在住の中国人や両親が日本、中国人の子どもたちを対象とした講座を開催。「登別在住の中国人の中には中国語が話せない子どもが多い」ことから、日常的な中国語の発音と論語の原文を解説した。

 孔さんは、市役所職員として、孔子の子孫としての責務があるとして、「登別に論語を広げ、市民の皆さんが心豊かな生活を送ってくれたら」と今後も論語の普及に力を入れる。
(高橋紀孝)

【写真=孔子の子孫として論語の普及に力を入れる孔さん




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