■ 室蘭市消防団の分団再編で第2と第3を統合方針
【2018年3月14日(水)朝刊】


 室蘭市消防本部は、「消防団あり方検討会」の検討結果を、13日開催の市議会民生常任委員会(小田中稔委員長、7人)に示した。条例定数を376人から292人に縮小し、規模が小さい第2分団(海岸町)と第3分団(山手町)を統合する方針。団員が自宅に近い分団への移籍を可能にする制度も検討する。

 検討会は、行政改革プラン2016(17年3月策定)で「消防団の再編による地域における防災力の強化」が盛り込まれたことから、団長、副団長、各分団の正副分団長ら29人で構成。同年4月に発足した。条例定数や活動負担の平準化、居住地と所属分団詰め所の整合性などをテーマに8回の会合を持った。

 市消防団の団員数は279人(昨年12月1日現在)で、実員数は280人程度で推移している。条例定数は00年が最後の改正。この間、人口は約1万8千人減ったが、分団の小型動力ポンプ付き積載車は4台から9台に増加。「機動力の向上」(市消防本部)などを踏まえ、条例定数を84人減らす。早ければ今年6月の第2回定例会に関連議案を提出する。

 組織体制では、第2分団と第3分団の統合を検討する。第2分団は所管面積と団員数が市内最少で、第3分団の詰め所は築45年で最も古い。両分団の詰め所の中間点に新たな統合詰め所を設ける方向で調整する。第5分団(御前水町)と第6分団(みゆき町)は所管人口が各分団平均(7800人)の半分以下のため、在り方を引き続き検討する。

 本人同意を前提にした所属分団の変更制度も設ける。市消防本部によると、団員は職場でのつながりをきっかけに入団し、先輩が所属する分団に配属される場合がある。約3割が詰め所から遠い場所で活動しており、「団員確保のためにはやむを得ない側面があるが、初動体制を考慮すると好ましいとはいえない」(同)。入団時に自宅近くの分団に配属できることを説明したり、入団後に年齢や階級が同等の団員がいる場合、本人が同意した上で、自宅近くの分団に移籍できるようにする。

 市消防本部は「さらに検討が必要な課題もある。4月以降も検討会を継続していく」と話している。
(有田太一郎)




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