■ 昨年の西胆振転出超過1126人、室蘭はワースト4位
【2018年2月14日(水)朝刊】

2017年の市町別転出超過数
 総務省が公表した2017年(平成29年)の人口移動報告によると、西胆振6市町で転出者が転入者を上回る「転出超過」が計1126人だったことが分かった。16年より転出超過数が206人縮小したものの、千人を超えたのは2年連続。全6市町で転出超過だった。自治体別では室蘭市が590人と全道35市の中で、ワースト4位と依然低位となり、人口流出に歯止めがかかっていない現状が浮き彫りとなった。


◆―― 若者世代顕著

 西胆振6市町の転出者数は16年と比べ、335人少ない7782人。転入者数は6656人で、16年より130人減った。転入・転出を差し引いた転出超過は前年より18・3%減少したが、過去5年間で3番目。

 市町別の転出超過数状況では、市では室蘭が釧路(1023人)、旭川(830人)、函館(801人)に次ぐ4番目に多かった。このほか、登別(258人)12位、伊達(106人)24位。町では、豊浦71人、洞爺湖66人、壮瞥35人だった。

 年齢階層別(5歳区分)の状況をみると、室蘭は室蘭工業大学への新入生の転入の影響で15〜19歳が110人転入超過となったが、そのほかの全年齢で転出超過だった。特に20〜24歳135人、25〜29人109人と16年同様、若い世代で顕著な傾向が見られた。

 転出超過は定年間際の50〜54歳48人、高齢者の70〜74歳25人、75〜79歳30人の各年齢層で道内35市で首位となった。70〜90代が道内の他の自治体よりも転出が加速している。

 このほか、登別が20〜24歳で182人と若年世代の転出超過が目立った。伊達は働き盛りの30〜34歳22人、定年退職する60〜64歳24人が転入超過となった。


◆―― 地域離れ進む

 胆振西部3町は高校卒業年齢(15〜19歳)洞爺湖16人、豊浦14人、壮瞥13人、就職する年代(20〜24歳)洞爺湖25人、豊浦18人、壮瞥10人の転出超過となり若者の地域離れが進んでいる。

 市町別転出者数は人口に比例して多い。市は室蘭が3651人(前年比120人減)でトップ。次いで登別2073人(同152人減)、伊達1271人(同73人減)。町は洞爺湖391人(同29人減)、豊浦254人(同15人増)、壮瞥142人(同24人増)の順となった。

 転入者数も同様に、市は3061人の室蘭が最多で、16年比62人増。登別1815人(同65人減)、伊達1165人(同31人減)。町は洞爺湖325人(同44人減)、豊浦183人(同40人減)、壮瞥107人(同12人減)だった。

 自治体関係者は「進学や就職を機に西胆振から札幌などの都市部へ流出している」と分析している。
(粟田純樹)

【表=2017年の市町別転出超過数




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