■ センター試験初日終了、JR事故で室工大 3人別室受験
【2018年1月14日(日)朝刊】

1日目の試験を終えほっとした表情で試験場を後にする受験生=13日午後6時25分、室蘭工業大学
 2018年度(平成30年度)大学入試センター試験は13日午後、1日目の日程を終了した。同日午前に白老町で発生したJR室蘭線の事故の影響で、受験生4人が警察車両で室蘭工業大学試験場に入り、うち3人が別室で試験を受けた。同日午後の試験は通常通り行われ大きな混乱はなかった。

 独立行政法人大学入試センターによると、受験生を警察車両で会場まで運んだケースは一般試験では初めてという。別室で試験を受けた3人は、4分遅れで午前中の地理歴史・公民の試験に臨んだ。午後の国語と外国語は通常通り受験し、ほかにトラブルはなかった。

 同大試験場の志願者は467人。科目別の受験者と受験率は地理歴史・公民が受験者358人、受験率76・6%。国語が427人、91・4%、外国語425人、91・0%、英語リスニング418人、89・5%だった。

 初日を終えた受験生は午後6時20分ごろ、次々と試験場から出てきた。友達同士で感想を語り合ったり、足早に家路に向かう姿も見られた。札幌の予備校に通う室蘭出身の浪人生(19)は「昨年は難しい科目と易しい科目がありましたが、今年は平均的な印象。手応えはあります」と笑顔。登別明日中等教育学校の女子生徒(17)は「朝、先生が試験場の門にいてくれて励みになり泣きそうでした。友達と直前に話していた問題が出てうれしかった。英語のリスニングが難しかった」と話していた。

 きょう14日は午前9時半の「理科(1)」からスタート。「数学(1)」「数学(2)」「理科(2)」が順次行われ、午後5時40分に全日程が終了する。室蘭地方気象台によると、14日の道内は高気圧に覆われ、室蘭の天気は晴れ。最高気温0度、最低気温は氷点下4度を見込んでいる。
(粟島暁浩)


◆―― パトカーで会場に送る、室蘭署「間に合って良かった」

 白老町竹浦のJR室蘭線で13日朝に発生した踏切事故で、室蘭署は登別駅で普通列車を待っていた大学入試センター試験を受験する男性1人をパトカーで試験会場の室蘭工業大学まで送った。苫小牧署も萩野駅で足止めされた男女3人をパトカーで同大へ送り届けた。

 室蘭署によると、送り届けたのは同署登別東交番の警察官。通報を受け事故直後から署員3、4人が登別駅構内で「受験生はいませんか」と呼び掛け、男性を午前9時15分までに会場へ送った。同署は「受験生が試験に間に合って良かった」とコメントしている。

 また、事故処理で後続の普通列車が萩野駅で停車したため、苫小牧署員が同駅で受験生を探し、男女3人をパトカーで同大に送り届けた。既に説明が始まっていたため、別室で試験を受けた。同署は「列車運休などの事案に対応することを事前に想定していた。毎日勉強してきた生徒さんの助けになれば」と話している。

 道警は、センター試験で不測の事態が発生した際に十分対応するよう各署に事前通知していた。
(西川悠也、佐藤重伸)

【写真=1日目の試験を終えほっとした表情で試験場を後にする受験生=13日午後6時25分、室蘭工業大学】




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