■ 旧輪西村に入植し室蘭開拓の祖・添田龍吉の足跡学ぶ
【2017年12月25日(月)朝刊】

座談会で添田龍吉の功績を語り合う子孫たち
 むろらん100年建造物保存活用会(村田正望代表理事)主催の講演会「室蘭にかつてあった、もう一つのまち―旧輪西村開拓秘話―」が24日、室蘭市港北町の本輪西会館で開かれた。座談会などを通して室蘭・本輪西地区(旧輪西村)開拓の祖である添田龍吉の足跡を振り返り、当時の労苦に思いをはせた。

 市民ら約70人が参加。龍吉は明治維新当時の仙台藩角田伊達家の当主、石川邦光の重臣。戊辰戦争で敗戦後、ほかの家臣らとともに1870年(明治3年)、旧輪西村に入植した。本輪西地区開拓に力を注ぎ、室蘭の礎をつくり上げた一人である。

 最初に同会の山田正樹副代表理事が講演。龍吉らの入植の過程や、輪西村、室蘭町(当時)などの町村が合併し、やがて現在の室蘭になるまでの歴史を概説した。

 続いて龍吉の子孫による座談会を実施。添田家に嫁いだ添田幸子さん、添田和歌子さん、ひ孫に当たる滝口信喜道議とその娘の紘子さん、本輪西八幡神社の中島千秋宮司らが登壇した。

 当時の資料に、木がうっそうと生い茂る原野を仲間たちと開墾する姿が記されていることから「道具が少ない中で樹木を伐採するなど大変な苦労をされたようです」(幸子さん)、「志が高く製氷、製塩、製鉄などさまざまな産業にチャレンジした人だった」(滝口道議)と功績をたたえた。

 この後は市民俗資料館での見学会が行われ、参加者らは龍吉関係の資料の説明を聞き、知識を一層深めていた。
(西川悠也)

【写真=座談会で添田龍吉の功績を語り合う子孫たち




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