■ 笑顔「大盛り」…室蘭市内で子ども食堂広がる
【2017年12月7日(木)朝刊】

今年4月に行われた「なかよし食堂」の様子
 室蘭市内で、子どもたちに食事を提供する子ども食堂が広がっている。今年4月に東町のハートセンタービルで東地区の子どもたちを対象とした「なかよし食堂」(NPO法人室蘭母子福祉会主催)がスタート。白鳥台では、福祉施設で取り組みが行われた。子どもの食育対策と地域コミュニティー形成の場として徐々に成果が出ている。


◆―― 2週間に1回

 「なかよし食堂」は4月8日に初回を開催し、11月25日現在で延べ478人が訪れた。2週間に1回のペースで実施。東町、寿町、日の出町、同法人で4グループをつくり、持ち回りで運営を担当している。

 始めたころは大人が多かったが、食堂のことが徐々に浸透し訪れる子どもが増えているという。呼び掛け人の黒光ひささんは「開催が土曜日とあって、祖父母の家やスクール児童館に行く子どもが多かったが、なかよし食堂のことも理解されてきました」と話す。


◆―― 高齢者と交流

 交流の場の創出といった意味では成果が大きい。「東地区には中島地区のように町内で集まる場所がなかった。道からも視察に来てくれた」と注目度の高さを示す。食費無料の対象は高校生までだったが、大学生まで拡大。学習支援や障害者施設の利用者も訪れ、食事しながら親交を深めている。

 認知症カフェなどを運営する白鳥台のおたがいサロンでは、9月に子ども食堂を開催。子ども8人が集まり、施設の利用者らと交流した。細川正人施設長は「8人集まったことが成果」と強調。「子どもたちは核家族化で祖父母世代と触れ合う機会が少ない。コミュニティーを形成していく手段として活用できればと思う」と力を込める。


◆―― 期待を寄せる

 冬休み期間中の今月25〜29日、1月4〜15日は毎日開催。高校生以下は無料にする。「子どもたちの状況を見るには、定期的に開催しなければいけない」と細川さんは継続実施する意義を語る。

 白鳥台では、来年4月の白蘭小の開校に合わせ、地域住民らが夏休み期間中に子ども食堂を実施する計画も進められているという。

 室蘭市社会福祉協議会は「子どもの食育や生活困窮の解決に向け、室蘭社協の事業と連動させることも含めて支援していきたい」と期待を寄せている。
(池田勇人)

【写真=今年4月に行われた「なかよし食堂」の様子




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