■ むかわ町が来年度に発掘など体験する化石クラブを設立
【2017年11月11日(土)朝刊】

本年度も行われた現場での発掘体験だが、来年度からは手付かずの現場で体験できる
 恐竜化石「むかわ竜」などをまちづくりの柱に掲げるむかわ町は、来年度に子どもたちが化石発掘やクリーニングを体験する「化石クラブ」(仮称)を設立する。併せて、ハドロサウルス科恐竜の化石を発掘した現場周辺に新たな発掘体験場所を設ける計画も進めている。同町では「期待に応えられる化石のまちづくりを目指していく」と話している。

 町が進める「恐竜ワールド構想推進計画」の基本理念は(1)化石に触れ合い、化石に学ぶ(2)化石を生かし、化石と生きる―。方向性としては(1)核となる地域資源の魅力向上(2)核となる資源を生かした付加価値の向上(3)町の地域資源を活用したステージ全体の魅力向上―の3項目を掲げており、2020年までの計画だ。

 「化石クラブ」は推進計画に盛り込まれており、「化石を楽しみながら科学して、将来の古生物学者を育てていきたい」(同町)との思いから取り組む。メニューは化石発掘のほか、は虫類化石などを科学的に学んだり、北大総合博物館の小林快次准教授や大学院生などを講師に講義を行もので、年間6回程度の予定。対象は小学3〜6年生で定員は25人。町内の児童を優先させるが、定員に達しない場合は道内からの参加も受け付ける。

 メインとなるフィールドは発掘現場の山側を新たに掘り進み「ハドロサウルス科恐竜の地層」(仮称)を整備する計画だ。これまでも現場の公開と発掘体験を行ってきたが、全く手付かずの地層で発掘体験ができるのが大きな魅力だ。子どもたちの発掘体験に加えて、研究者にも開放して新たな化石発掘にもつなげるとしている。来年度からの作業を想定しており、関係機関との協議を進めているという。

 町では、町教委と民間組織「むかわ町恐竜ワールドセンター」の協力で運営するとしている。また、小学生の活動状況を見ながら、中学生・高校生や一般を対象にしたクラブの設置も視野に検討を進めている。
(佐藤重伸)

【写真=本年度も行われた現場での発掘体験だが、来年度からは手付かずの現場で体験できる




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