■ 旧エスカル室蘭を野口観光が11月1日に営業開始
【2017年10月5日(木)朝刊】

旧エスカル室蘭の活用策について説明する野口社長
 野口観光(登別市、野口秀夫社長)は4日、旧エスカル室蘭(室蘭市海岸町)を一部リニューアルし、「第二プリンスホテル室蘭ビュー」として11月1日に営業開始する、と発表した。食事提供を朝食のみに絞ったグループ初の宿泊特化型で、夕食は室蘭中央飲食店組合の活用を推進し、地域振興に寄与する。

 また、耐震問題が課題となっている室蘭プリンスホテル(中央町)については、耐震化の必要がない面積への減築を検討しており、第二と連動させた経営を展開していく考え。野口社長が明らかにした。

 日本船員厚生協会(横浜市)との売買契約は9月26日に締結した。10月中旬の引き渡し後、小規模な改修を経て営業する。看板やロビー周りの手直しを計画。大浴場の曇りガラスの透明化で室蘭港が見えるようにする。ホテル名は屋上から周囲の景観が一望できることから付けた。

 宿泊特化型の第二を「グループの試金石」とし、朝食に力を入れる。室蘭らしい食材提供を目指し、室蘭やきとりカレーなども検討する。朝食はある程度のセットがあり、ほかはバイキングとなるハーフバイキング方式で、室蘭プリンスで調理後、第二に運ぶ。

 需要の一つと捉えるスポーツ合宿時に限り、5日前までの事前予約を条件に夕食も提供する。これ以外の夕食については、地域飲食店の利用を推進。室蘭中央飲食店組合と提携し、宿泊客の利用時、各種サービスが受けられる仕組みも模索している。

 宿泊料金は1泊6千円程度で、旧エスカルより安く、室蘭プリンスと同程度に設定する。ただ、宴会場などを持つ室蘭プリンスは価格を据え置いた上で、アメニティーグッズのグレードを向上するなどして都市型ホテルと位置付け、第二との差別化を図る。

 旧エスカルが持っていた船員の福利厚生機能は維持する。野口社長は「取得は蘭西ホテルゾーンの灯を消したくなかった意味が大きい。宿泊特化で稼働率は7割以上ほしいが、まずは5割を目指す。フェリーなどを絡め、新たな魅力をつくり出せば、需要は喚起できる」と話している。
(鞠子理人)

【写真=旧エスカル室蘭の活用策について説明する野口社長




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