■ 伊達信金のATM振込限度額を「0円」設定導入へ
【2017年8月24日(木)朝刊】

来月の振り込み制限導入を周知した啓発活動=23日
 胆振西部1市3町での特殊詐欺の被害額は2016年(平成28年)、約960万円に上った。被害を防ぐため、伊達信用金庫(伊達市梅本町、舘崎雄二理事長)は、キャッシュカードによる現金自動預払機(ATM)での振込限度額を「0円」に設定し、振り込みをできなくする取り組みを9月20日に始める。1年間にカードでの振り込みがない70歳以上の高齢者が対象。伊達署によると、西胆振の金融機関で初めて。

 口座の開設時に届け出た生年月日から70歳以上を特定し、1年間の振り込み実績と合わせて対象者を設定する。ATMでカードを使って振り込もうとすると案内メッセージが表示され、窓口へ行くよう促す。預け入れと引き出しは従来通り。

 同署によると、昨一年間に同署管内(1市3町)であった振り込め詐欺など特殊詐欺の認知件数は、前年と同数の4件、被害額は前年比約240万円減の956万9205円と横ばい傾向にある。このうち保険料を還付するなどと偽ってATMに誘導する還付金詐欺は2件、約150万円だった。

 23日午前には、梅本町の伊達信金本店ATMコーナーで、同信金職員と同署の江口和男署長らが来店客に、振込限度額を「0円」にする取り組みの周知と、詐欺被害に注意を促した。

 今回の取り組みは、愛知県の岡崎信金が昨年11月に始め一定の効果を出していることから、全国に広がっている。道内では、苫小牧信金を皮切りに、日高(浦河町)など6信金が導入済み。

 伊達信金は過去に、職員が「オレオレ詐欺」と気が付き被害を防いだケースもあった。岩倉照夫常務理事本店長は「ATMは職員の声掛けも行き届かずに被害対策は万全ではなかった。地域住民の財産を守るのが使命。対策を強化したい」と話していた。
(野村英史)

【写真=来月の振り込み制限導入を周知した啓発活動=23日】




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