■ 室蘭市が「米SAG賞」受賞、地理情報利用促進を評価
【2017年8月9日(水)朝刊】

受賞セレモニーで盾と賞状を手にESRI社関係者とSAG賞受賞を喜ぶ市ICT推進課の丸田課長(左から2人目)と川口さん(右端)=室蘭市提供
 室蘭市は、GIS(地理情報システム)ソフトウエア最大手の米国ESRI社から、日本国内の自治体で唯一「SAG賞」を受賞した。市町村のオープンデータの先駆けとなり、自治体所有のGISデータの利用促進に力を注いだことが高く評価された。

 7月10〜14日に米カリフォルニア州サンディエゴで開催の「2017年ESRIユーザー会」の席上、表彰された。

 「ESRIユーザー会」は、世界各国から約1万6千人が参加する世界最大規模のGISイベント。「SAG賞」は、同社が世界30万以上の企業や政府機関、自治体、教育・研究機関の中から、先駆的かつ革新的なGISの導入および、活用によってコミュニティーや社会変革に貢献したと認める団体を表彰している。

 表彰式には関係者約千人が見守る中、あいさつで同社のジャック・デンジャモンド社長は、室蘭市がオープンデータに先駆けて取り組んだことを評価した。

 この後、市ICT推進課の丸田之人課長と川口陽海さん、デンジャモンド社長、ESRIジャパン(本社東京)の正木千陽代表取締役社長が並び、盾と賞状を持ち記念撮影した。

 室蘭市は「情報の透明性を重視する」方針から、2013年(平成25年)に全庁型統合GISを稼働。14年には市民向けの地図サービス「室蘭オープンデータライブラリー」を開始した。

 今年2月時点で51のデータを公開し、オープンデータの利用をテーマとしてアイデアを競い合う催しを開くなど、GISデータの普及と利用促進に取り組んでいる。

 受賞に対して丸田課長は「オープンデータは積極的に公開するだけでなく、いかに使うかが大事。主催事業に参加いただいた市民、企業の皆さんの協力があって受賞できた。これからも積極的に取り組んでいきたい」と笑顔で話した。
(粟田純樹)

【写真=受賞セレモニーで盾と賞状を手にESRI社関係者とSAG賞受賞を喜ぶ市ICT推進課の丸田課長(左から2人目)と川口さん(右端)=室蘭市提供】




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