■ 白老ポロト湖畔の象徴空間隣接地に温泉宿泊施設を建設
【2017年7月8日(土)朝刊】

星野リゾートグループがポロト湖畔に建てる温泉宿泊施設の宿泊棟のイメージ図
 白老町は7日、公募していたポロト地区の温泉施設等整備事業者に総合リゾート運営会社でホテル・旅館を全国展開する星野リゾートグループ(星野佳路代表取締役社長)の八重山ホテルマネージメント(沖縄)に優先交渉権を決定したと発表した。同社が建設を計画する温泉宿泊施設は宿泊棟、レセプション棟、温泉棟の3棟からなり、象徴空間に隣接するポロト湖畔に建てられる宿泊棟は3階建て、客室は45室。同空間が開設される2020年4月の開業を予定している。

 町議会民族共生象徴空間整備促進・活性化に関する調査特別委員会で明らかにした。同社は今後社名を「白老ホテルマネジメント」に変更、所在地を白老町に移転する。

 6月28日に国の象徴空間関係者、建築士、公認会計士ら8人からなるプロポーザル選定委員会を開催、同社を含め3社からプレゼンテーションなどを受け、「提案事項に関する類似・同種の優れた事業実績がある」「ポロト湖などの自然環境に配慮した計画」など評価が高かったことから、優先交渉権者に選定された。同社は「白老町の広告塔として事業を展開したい」「決して有名な温泉地ではなくても魅力があるものがあれば必ず人は来る」などと主張したという。

 施設のコンセプトは「森の空気に包まれるポロト湖畔の温泉宿」。3施設の延べ床面積は5251平方メートル。2階建てのレセプション棟はフロント、ラウンジ、地元に関する書籍を置くトラベルライブラリーを配置。2階建ての温泉棟は1階が日帰りの入浴施設、2階が宿泊者の入浴施設。日帰り入浴施設の料金は観光客が千円程度、町民が400円程度を想定している。宿泊棟にはアイヌの伝統文化をほうふつとさせる「ご当地部屋」を用意する。従業員は60人弱。

 同社は今年12月ごろに白老町と事業協定を締結、来年6月ごろまでに実施設計を策定し、19年3月ごろに工事に着手、20年4月の開業を目指す。事業費、宿泊料金は示されていない。 

 温泉施設整備予定地は町有地。町は同社に町有地、温泉の権利を売却する。町は、象徴空間開設によって国内外からの来訪者の増加が見込まれ、その隣接地であるポロト地区での集客・回遊の相乗効果を高めて交流をより深めていくため、宿泊施設をはじめとする関連施設を誘致していた。
(富士雄志)

【写真=星野リゾートグループがポロト湖畔に建てる温泉宿泊施設の宿泊棟のイメージ図




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