■ 登別出身の教育家・菊池さんが有櫛道場に著書贈る
【2017年7月5日(水)朝刊】

著書を寄贈した菊池さん(右)と有櫛館長
 登別市出身で「こころの教育家」として中央で活躍している菊池教泰さん(37)=株式会社デクブリール代表取締役=がこのほど帰郷、小学校から中学校まで柔道を学んだ登別・誠有館有櫛道場を16年ぶりに訪れ、著書「超一流アスリートのマインドを身につけて あなたのゴールを達成する!」を寄贈した。

 菊池さんは若草小、鷲別中出身。柔道で北海高、中央大へ進学。中央大では大学日本一(団体戦)の原動力となったほか、デンマーク国際柔道大会100キロ超級でも優勝。さらに、多くの五輪選手を輩出している柔道の名門・日本中央競馬会(JRA)入りするなど、トップアスリートとして頭角を現した。

 しかし、JRAでは心身ともにスランプに陥り、一時うつ病も発症。戦績も思うような結果が出ず、3年8カ月で現役を退いた。「JRA入りで満足してしまった。五輪を目指すなどゴール設定ができなかった」(菊池さん)。

 ここが第2の人生の分岐点になった。中央大柔道部コーチやサラリーマンを経て、2009年(平成21年)に人材育成をビジネスに。現在はプロスポーツ選手を対象にしたパーソナルコーチング事業や講演、研修、セミナー事業を展開しながら国内を飛び回っており、企業や学校教育分野でも活動している。

 このほど発刊した著書「超一流アスリートのマインドを身につけて あなたのゴールを達成する!」では、柔道家として無名だった小中学校の自己体験にスポットを当てながら斬新なコーチング論を展開。「今の自分とはかけ離れたはるかなゴール設定を」「ゴールを設定することで情報の認識が変化する」などと解説している。

 自らもトップアスリートとしてメンタルで苦しんだ菊池さんは「現状の自分をベースに夢の大きさを決めないでほしい。ゴール設定をして、大きな夢を持ってほしい」と誠有館や故郷の子どもたちにメッセージ。本を受け取った有櫛勲館長も「現在もスポーツに関わる仕事をしていることがうれしいですね。今後は東京五輪もあるし、子どもたちや人材育成のために頑張ってほしい」と話していた。
(高橋昭博)

【写真=著書を寄贈した菊池さん(右)と有櫛館長




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