■ 室蘭出身「流し」のさとうもときさんが11日にライブ
【2017年6月1日(木)朝刊】

ギターを手に酒場を巡り、客のリクエストに応えて歌うさとうさん(写真は本人提供)
 室蘭市出身のシンガーソングライター、さとうもときさん(49)=本名・佐藤元規、都内在住=は、ギターを手に酒場を歌い巡る新世代の「流し」として注目されている。室蘭栄高校を卒業後に上京し、今年で30年。節目を記念したワンマンライブを11日午後7時半から、室蘭市中央町のロック居酒屋ええねんで開く。「故郷の風景や友、思いを歌に込めて届けます」と多くの来場を呼び掛けている。

 昭和初期に最盛期だった「流し」は、カラオケの普及など時代の流れとともに減少。今は都内で数人しか見られなくなった。さとうさんは高校卒業後、大学進学で上京したが「本心は音楽をやるためだった」という。

 シンガーソングライターとして地道にライブやCDリリースをし、テレビ番組のテーマ曲に採用されるなど少しずつ活動が定着。その一方、30〜38歳までタクシー乗務員として働いた。

 2009年(平成21年)41歳のとき、知人に流しの歌手を紹介され「やってみないか」と誘われた。初めは断ったが「一度やってみると思いのほか楽しく、そして稼げた。自分が培ったもので人が楽んでくれるならと思い、本格的に始めました」と振り返る。

 週5日を基本に「有楽町産直飲食街」という横丁を中心に活動している。1曲500円で懐かしい歌謡曲から最近のポップスまで客のリクエストに応える。「お酒の席なので、ときにはみんなで大合唱したり、踊りだす人や思い出の歌に涙を流す人がいる」という。

 歌を通じて、隣り合わせたテーブルの見ず知らずの客同士が仲良くなり、結婚したカップルもいた。「長いこと培ってきたギターと歌で、目の前の人たちが喜んでくれることにやりがいと喜びを感じます」と笑顔。

 さとうさんが室蘭で歌うのは12年以来。「今年は母校の100周年でもある。故郷を離れて30年たった今、もう一度室蘭で歌いたい、故郷のみんなに今の自分の歌を聴いてもらいたいと思った」と語る。

 ライブチケットは2500円(ワンドリンク付き)。
(成田真梨子)

【写真=ギターを手に酒場を巡り、客のリクエストに応えて歌うさとうさん(写真は本人提供)】




◇ 主な地域のニュース

☆ 西胆振の3選手が空手大会で大活躍―斉藤V、久保3位
☆ 宮蘭航路の第1船は宮古発18年6月下旬で調整
☆ 室蘭で楽しくランニング教室、徒競走のコツ学ぶ
☆ 登別・富岸町の石神さん宅に初夏飾るシャクナゲ見ごろ
☆ 資源豊かなジオパークを洞爺湖町が修学旅行誘致に力
☆ 壮瞥の果物狩りや温泉などの日帰りプラン受け付け開始
☆ 白老町の高齢者生活実態調査で週1回以下の外出が2割
☆ 本室蘭小5年生が泥んこまみれで田植えに夢中