■ 登別市郷土資料館に展示のトドマツ、文化財指定を答申
【2017年1月12日(木)朝刊】

市指定文化財の候補になっている登別化石林の炭化木=市郷土資料館
 登別市文化財審議会(街道重昭委員長)は、市郷土資料館に展示されている「登別化石林の炭化木(トドマツ)」の市指定文化財への指定について、「審議の結果、異議がなかった」と市教育委員会の武田博教育長に答申した。

 登別化石林の炭化木は、1984年(昭和59年)に北海道縦貫自動車道工事の際、札幌と室蘭の学校教諭と北海道教育大学札幌校の春日井昭研究室の学生が中心になって結成した「胆振団体研究会」が発見した。炭化木は直立したまま堆積された57本を確認。約4万3千年前の倶多楽火山の噴火堆積物によって形成されたもの。

 確認された炭化木のうち2本は北海道博物館(当時の北海道開拓記念館)で保存処理が施され、1本が1989年(平成元年)から市郷土資料館で保管・展示されている。

 市教委によると、これまで指定文化財は、美術工芸や民俗文化を中心に指定されており、化石の指定は今回が初めて。「ここまで古く、直立したままのものが発見されるのは全国的に珍しい」(市教委)ということが改めて評価された。

 同会の街道委員長が市教委を訪れ、「市の歴史を表した史料。地学的に有意義なもので、教育的な役割も果たすことができる市の財産」と答申書を手渡した。

 武田教育長は「歴史的に非常に貴重なものであると認識している。劣化させないよう対応していきたい」と話した。
(高橋紀孝)

【写真=市指定文化財の候補になっている登別化石林の炭化木=市郷土資料館】




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