■ 受験生に春を、室蘭と登別で「合格祈願」グッズ続々
【2017年1月12日(木)朝刊】

JR室蘭駅と幌別駅で配布している合格祈願のお守り「すべらない砂」(左)、梅の花をあしらった絵馬を並べる巫女(みこ)=室蘭・中嶋神社
 大学入試センター試験(14、15日)を皮切りに、本格的な受験シーズンが始まる。室蘭市内では縁起を担ぐ「合格祈願」グッズが登場している。「すべらない砂」や梅の花をあしらった絵馬など趣向を凝らしたものが多く、受験生のラストスパートを後押ししている。


◆―― JR・すべらない砂

 JR室蘭駅と幌別駅は、列車の車輪空転防止用の砂を袋詰めした合格祈願のお守り「すべらない砂」を今年も用意した。両駅に配布コーナーを設け受験生にプレゼントしている。

 お守りの中身は、道内のロール線で列車が走行する際、急勾配ポイントで車輪が空転しないように線路にまく砂を入れた。安全業務の合言葉「雷が落ちない」「車輪が滑らない」を「試験に落ちない、すべらない」に掛けている。

 両駅は5年前から配布を始めた。今シーズンは室蘭駅と幌別駅各500袋を用意。1袋5グラムの砂のほか、サクラが舞う鳥居の下を在来線車両が通過する絵に、「がんばれ受験生」の文字が入った紙が入っている。

 室蘭駅の渡部将典副駅長(31)は「問い合わせの電話が入るなど反響があります。お守りとして持ってもらえれば」と話した。


◆―― 中嶋神社・絵馬

 室蘭市内の神社では、中学・高校生らの「合格」への思いをつづった縁起物の絵馬が奉納されている。

 室蘭・中嶋神社(宮の森町、森田邦義宮司)では、今年の干支(えと)の酉(とり)が描かれた「縁結び」「大願成就」など独自の5種類の絵馬(500〜800円)が関心を集める。

 このうち、「合格」にちなんだ絵馬は6年前から取り扱いを始めた。今年は学問の神として知られる太宰府天満宮(福岡県太宰府市)に咲くピンク色の梅の花のイラストを採用。受験生が待ちわびる「春到来」を願っている。

 例年、市内のほか登別などから家族や受験生が奉納に訪れるといい、今年も同神社境内には「国家資格を取る」「国立大学に受かる」などと書かれた絵馬がずらりと並んでいる。
(粟田純樹)

【写真=JR室蘭駅と幌別駅で配布している合格祈願のお守り「すべらない砂」(左)、梅の花をあしらった絵馬を並べる巫女(みこ)=室蘭・中嶋神社】




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