■ 伊達市達南中卒業生が閉校前に講演、ピアノ演奏も
【2016年11月23日(水)朝刊】

後輩を前にピアノ演奏する太田亜紀子さん
 来年3月限りで閉校する伊達市達南中学校(坂本博校長)は22日、同校の卒業生で、作曲家、ピアニストとして幅広く活躍する太田亜紀子さん(36)を招いた講演会を開いた。太田さんは、中学時代の思い出や音楽との出会いに触れながら「人との縁や出会いを大切にしてほしい」と後輩たちに繰り返した。

 閉校を前に、社会の第一線で活躍する卒業生の生きざまを知ることで、自らの生き方について考える機会にしてもらおうと父母や地域住民にも開放。全校生徒と住民ら約50人が参加した。

 太田さんは、中学時代を振り返り「自分の頭で考え、意見を人に伝える大切さに気付いたことで私は一歩進むことができた」と語った。作曲活動では北海道の豊かな自然や大切な人の思いを音に紡いでいる。「出会う人々の思いや命に触れる中で、自分の内面から湧き出てくることを曲にしている」と語り「3歳で始めたピアノは自分を強くしてくれる存在」と表現した。

 室蘭市内に今春開校した蘭北小の校歌を作曲することになった経緯を「地元にある大きなサクラの木の下で続けているライブを見てくれている人がいたから」と語り、親友との突然の別れにも触れ「いろいろな縁や出会いをどうか大切にしてほしい」と力を込めた。

 講演の合間には、太田さんが作曲した楽曲が演奏され、トランペット奏者の佐藤靖樹教頭と共演する一幕も。豊かな時間はあっという間に過ぎた。1年の菅原知春さん(13)は「納得できる話ばかり。自分の意見や友達を大切に夢をかなえたい」と感激していた。

 同校は来年2月11日、同校で閉校記念式典を開く。卒業生4千余人に出席を呼び掛けている。申し込み、問い合わせは同校、電話0142・24局1153番。
(野村英史)

【写真=後輩を前にピアノ演奏する太田亜紀子さん




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