■ むろらん港まつり29日開幕、花火大会は28日最終決定
【2016年7月28日(木)朝刊】

港都室蘭を彩る花火大会は延期される公算が大きい=昨年の花火大会
 第70回むろらん港まつり(同実行委主催)があす29日から3日間の日程で行われる。協賛イベントである室蘭民報社納涼花火大会(室蘭民報社、同実行委共催)は初日に行われる予定だが、雨の予報のため31日に延期となる公算が大きく、きょう28日に関係機関と協議して最終決定する。

 同まつりのオープニングを告げる花火大会は室蘭港中央埠(ふ)頭沖合で実施。今年もスターマインや早打ちなど趣向を凝らした2200発が打ち上げられ、真夏の室蘭を華麗に染め上げる。

 午後7時55分の5段雷を打ち上げ、同8時からスタート。同8時半終了予定。道南煙火(本社室蘭市幸町、東雲司社長)が打ち上げを担当する。

 3部構成。第1部は「祝い」。オープニングスターマインに続いて、早打ち、色とりどりの花畑をイメージしたスターマインの連続打ちなどが繰り広げられる。第2部は「彩り」。リングをイメージしたスターマインをはじめ、全国芸術玉品評会の花火などを次々と打ち上げる。第3部の「未来」は、和火や錦冠菊の連発などを用意。グランドフィナーレではスペシャルスターマインも登場する。水上花火も披露する。

 観覧場所はフェリーターミナル周辺と入江臨海公園、フェリー第1バース駐車場。

 当日は事故防止と混雑緩和のため、午前9時半から、西3号埠頭の花火積み込み場所周辺が立ち入り禁止となる。午後4時からは中央埠頭進入道路など、同6時からは西3号埠頭岸壁へ向かう道路も立ち入り禁止。いずれも打ち上げ終了まで。会場周辺などに案内の立て看板を立てるほか、室蘭署や主催者側の警備員らが車両や観客を誘導する。

 港ふれあい広場の会場となる耐震岸壁には柵がなく、海中転落の危険があるためバリケードを設置。警備員を重点的に配置する。その他観覧場所にも警備員を配置して、海中転落防止に万全を期す。

 室蘭海上保安部は航泊禁止区域を設定。海上に灯浮標識を設置して、打ち上げ点付近の航行を規制。巡視艇での警戒を行う。室蘭市消防本部は火災予防と危険防止のため巡回。消防車、救急車も待機する。

 当日は駐車スペースが限られているため、主催者側は花火観覧の際は、マイカーの使用自粛と公共交通機関の利用を呼び掛けている。


◆―― 低気圧どっかり

 あす29日に第70回むろらん港まつり(同実行委員会主催)が開幕するが、気圧の谷が停滞する影響で、期間中はぐずついた天気が続きそう。協賛イベントである室蘭民報社納涼花火大会も31日に延期する公算が大きい。雨で道路や歩道がぬれることから、観覧や通行の際には細心の注意が必要だ。

 室蘭地方気象台によると、朝鮮半島から低気圧の前線が進み、28日にかけて北海道に近づくという。オホーツク海にある強い高気圧が壁でふさぐような形となり、気圧の谷が停滞して、まつり期間中は雨が続くという。まつり最終日の31日は雨雲が室蘭上空から抜ける見通し。

 室蘭民報社は天候と観客の安全を最優先に考え、天気の回復が見込めない場合は、納涼花火大会を31日に延期する。きょう28日に室蘭観光協会など関係機関と協議して実施の可否を最終決定する。

 雨が降ると体感温度も下がるため、防寒具の着用なども必要。道路や歩道も滑りやすくなるため、通行の際には十分な注意も求められる。まつり期間中は、強風や雨で延期になるイベントも一部であり、実行委はツイッターや公式ホームページなどを通じて情報発信する方針だ。
(石川昌希)


◆―― 胆振に大雨警報

 室蘭地方は27日未明から断続的に強い雨が降っている。室蘭地方気象台によると、登別とカルルスで午後5時までの1時間に25・5ミリの激しい雨を観測。同気象台では28日午前を中心に激しい雨を予想しており、低い土地の浸水、土砂災害に警戒を呼び掛けている。

 27日午前2時の降り始めからの雨量は同日午後5時現在、登別カルルスが174・5ミリ、白老森野が151ミリ、登別134ミリなど。室蘭では同日午後3時までの1時間に11・5ミリの強い雨を記録した。

 同気象台は同4時すぎ、胆振中部と西部に大雨警報(土砂災害)を発表。28日午後6時までの24時間に多いところで250ミリ、1時間に最大40ミリの雨を予想している。

 胆振地方では国道や道道の一部で落石などが確認され通行止めとなっている。国道453号では壮瞥町蟠渓付近で落石(55センチ×42センチ)が発生し、上久保内までの2・5キロ区間を同日正午すぎから通行止めにしたほか、登別港線など道道の2路線3区間で越波や落石のため通行止めとなっている。

 JR北海道は、28日の始発から午前9時ごろまでの室蘭線の長万部―苫小牧間と、東室蘭―室蘭間の特急や普通列車36本の運転を見合わせた。

 特急は札幌―函館間の特急スーパー北斗・北斗の1〜4号、札幌―東室蘭間の特急すずらん1〜4号の8本が全区間運休。普通列車は午前5時27分室蘭発東室蘭行きなど、室蘭線の24本を全区間運休した。
(菅原啓)

【写真=港都室蘭を彩る花火大会は延期される公算が大きい=昨年の花火大会】




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