
洞爺湖温泉の開湯100年感謝祭の最終日は24日、節目を記念して制作したモニュメントの除幕式を、温泉街の遊覧船乗り場に近い、湖畔沿い広場で開いた。
モニュメントは高さ約3メートル、横4・2メートルのステンレス製で、消印を押した切手をイメージした。洞爺湖と中島、羊蹄山をフレームに収めた記念写真を撮影できる。温泉街に整備された無料公衆無線LAN「Wi―Fi」を利用して、国内外に気軽に発信してもらうことを狙った。さっそく親子連れらが、フレームに入り写真に納まっていた。
除幕式に先立つ式典では、真屋敏春洞爺湖町長が、火山と共生した100年を振り返り、「未来に向かって観光振興を推し進める」とあいさつ。来賓の姉妹都市・神奈川県箱根町の山口昇士町長は昨年、箱根山などの火山活動が活発化した際の洞爺湖町の支援に感謝し、「日本を代表する温泉観光地としてともに発展していきたい」、高橋はるみ道知事は「150年、200年と歴史を重ね発展を遂げてほしい」と祝辞を述べた。
祭り会場では夏空の下、マイムマイムなど多彩なプログラムが繰り広げられ、終日にぎわった。ロングラン花火大会終了後には大玉水中花火の5連発で、2日間の祭典を締めくくった。
(野村英史)
【写真=切手を模したフレームに入り記念写真に納まる関係者】
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